モバイルバッテリー・充電器

Lilnob Shareレビュー | 圧倒的に小型軽量の65W出力3C1A充電器。多機能ミニマルにこだわるなら一見の価値あり

4.0
CIO Lilnob Share レビュー

提供:CIO

CIO社のご厚意で、2021年1月発売の3C1A構成のチャージャー「Lilnob Share」をレビューさせていただけることとなりました。

Lilnob Shareはクラウドファンディング発のプロダクト。65W出力3C1A構成の世界最小・最軽量を目指して開発されました。

実際に使ってみると、びっくりするほど小さいです。給電能力もしっかりしており、熱もありません。これならLilnob Shareだけ持ち歩けばいいんじゃないの?と思えてくるほど。

とはいえ気になるのは値段。約6,000円です。65Wの2〜3ポートなら3,000〜4,500円程度、65Wで3C1Aなら実売価格3,500円のものも存在するなか、6,000円という値段はどうしても高く見えます。

が、USB-Cポートが3ポートある点、そして圧倒的に小型・軽量である点は、Lilnob Shareならでは。このオンリーワンの特性に2〜3,000円出せるか?が判断ポイントになってきます。

たとえば、

  • 手元のデバイスやケーブルがほぼUSB-Cに染められている
  • とはいえ残存するUSB-Aもケアしておきたい
  • それでいて、充電器は小型・軽量でなければならない

というこだわり派の方なら、Lilnob Shareはフィットするでしょう。

CIO
¥6,480 (2024/04/15 15:19時点 | Amazon調べ)
スポンサーリンク

本記事は商品提供を受けて作成しています

Lilnob Shareの概要

注目ポイント

  • とにかく小さく、とにかく軽い
  • USB-Cが3つ、USB-Aが1つの多ポート構成

仕様・スペック

  • 出力(Type-C):PDO 5V-3A 9V-3A 12V-3A 15V-3A 20V-3.25A(65W Max)、PPS 3.3-11V 5A
  • 出力(USB-A)※QC3.0:4.5V-5A 5V-4.5A 9V-3A 12V-2.5A 20V-1.5A(30W Max)
  • 製品サイズ:約50mm×51mm×30mm
  • 重量:約112g
  • 保護機能:短絡防止・過充電保護・過放電保護・加熱保護・過電流保護・過電圧保護

Lilnob Shareレビュー

では実機を見ていきましょう

外観・デザイン:シンプルで良い

CIO Lilnob Share 本体 斜めから見た全体像 USBポート側
CIO Lilnob Share 本体 斜めから見た全体像 コンセント側
CIO Lilnob Share 本体 側面 CIOロゴ
CIO Lilnob Share 本体 側面
CIO Lilnob Share 本体 正面 3C1A構成のUSBポート
CIO Lilnob Share 本体 コンセント 折りたたみ可能
CIO Lilnob Share 本体 底面 各種仕様や認証の印字
  • USBポートの記名
  • 底面の仕様・認証一覧

以外は全く印字がなく、表面のザラつき加工も落ち着いている、良いデザインだと思います。

重さ・大きさ:めちゃくちゃ小さい

CIO Lilnob Share 本体 大きさ 手に持った感じ

実際に持ってみて「うわ小さい」と感じました。

指先で扱えるほどの大きさです。

CIO Lilnob Share 本体 大きさ コンセントに挿した様子

隣のコンセントの邪魔をしません。

CIO Lilnob Share 本体 大きさ 電源タップに挿した様子

混雑しがちな電源タップでも、スッと間に入っていきます。

CIO Lilnob Share 重さ 実測

重さは実測112g。卵2個分。

そっとカバンに放り込んでも気づかれないくらいの軽さです。

充電性能:十分

CIO Lilnob Share 充電能力 スマホの急速充電表示

手元の機器で充電速度を検証しました。

以下のパターンでは仕様通り給電されていることが確認できました。

  • 45〜65W給電のノートPC→65W給電されている
  • 18W給電のスマホ→「急速充電」表示されている

手元の機器に限界がある関係で、Lilnob Shareの出力パターンすべてを網羅的に検証できてはいませんが、少なくとも試した範囲では問題ありませんでした。

音・発熱:なし

1週間ほど仕事用PCの給電に使ってみたのですが、コイル鳴きなどの音はなく、また目立った発熱も見られませんでした。

通常、充電器は小さく・軽くするほど発熱しやすくなるもの。きっと設計の工夫で熱をのがしているのでしょう。

NAE
NAE

小型・軽量な充電器を多く手がけているCIOならではです

耐久性:未検証

本記事の初出時点(2021年2月12日)で、利用期間が1週間のため、長期的な耐久性は検証できていません。

少なくとも1週間は問題なく動き続けました、というのが、現時点でお伝えできることです。

保証:180日

CIO社の製品には180日の保証がつきます。

充電器は長く使うものなので、半年間の保証は助かります。

CIO
¥6,480 (2024/04/15 15:19時点 | Amazon調べ)

他の65W充電器との大きさ比較

Lilnob Shareの一番の特長は、小型軽量であること。

そこで、手持ちの65W充電器

  • Lilnob 65W(65W 2C1A)
  • RAVPower RP-PC133(65W 1C1A)

と、大きさを比較してみました。

Lilnob 65Wとの比較

そもそもフォルムが違うので、絶対的な大小比較はできません。

重視するシチュエーションで優劣が分かれそうです。

たとえば、

  • デスク下の電源タップなど、出っ張りが気になる場所で使うならLilnob Shareが優勢
  • 持ち歩きを有線するなら、カバンの内ポケットに入れやすい細長フォルムのLilnob 65Wが優勢

など。

Lilnob 65Wも良い充電器ですし、Amazon評価もすこぶる高いので、これあhこれでおすすめ品だったりします。

Lilnob 65Wレビュー | GaN界の有望ダークホース。2C1A構成で最軽量の急速充電器
Lilnob 65Wをレビュー。2C1Aの3ポート構成で世界最小水準。65Wの充電器を比較すると必ず決勝戦まで残る一品。

RAVPower RP-PC133との比較

大きさ的にはLilnob Shareの完全勝利です。

ポート構成も考えると、Lilnob ShareはRAVPower RP-PC133の上位互換といえます。

もちろん、こちらはこちらで良い充電器です。が、本記事初出時点(2021年2月13日)で発売から10ヶ月。そろそろ「枯れた」部類に入ってきている感はありますね。

RAVPower RP-PC133 レビュー | 理想形の進化形。2ポート65W小型軽量急速充電器
とにかく小さい、とにかく軽い。なのに65Wの高出力。USB-C PDとUSB-Aの2口。ガジェットへの給電力と持ち歩きやすさを兼ね備えた逸品。

Lilnob Shareはこんな人におすすめ

  • 手元のデバイスやケーブルがほぼUSB-Cに染められている
  • とはいえ残存するUSB-Aもケアしておきたい
  • それでいて、充電器は小型・軽量でなければならない

まとめ:刺さる人には刺さる

総合評価:

6,000円という値段を「USB-C3ポートかつ小型・軽量」に注げるか、が評価の分かれ目です。

正直、刺さる人には刺さるタイプのアイテムです。万人向けではありません。人によって評価は真っ二つに割れるでしょう。

なので管理人の主観と偏見で評価すると、★4です。

ミニマル志向な管理人にとって「小型軽量」は超重要事項なのでベースは★5。-★1した理由は値段です。個人的に充電器に6,000円はハードルが高く感じました。

とはいえ、なににどこまでお金を出すかは個人の価値観次第。この記事にたどり着き、ここまで読んでいただいているあなたにはきっと、Lilnob Shareは刺さります。

ぜひ一度、商品ページ等をチェックしてみてはいかがでしょうか。

以上「Lilnob Shareレビュー | 圧倒的に小型軽量の65W出力3C1A充電器。多機能ミニマルにこだわるなら一見の価値あり」でした。

CIO
¥6,480 (2024/04/15 15:19時点 | Amazon調べ)

ちなみに、USB-Aポートが多いほうが助かるという人には、1C3A構成の充電器「CIO KJ-PD3」がおすすめです。

CIO KJ-PD3レビュー | USB-Aポート不足を解消しつつPD充電もこなせる、42W出力の1C3Aチャージャー
CIO KJ-PD3 1C3A 42Wチャージャーは、不足しがちなUSB-Aポートをコンセント1つで供給してくれます。また30WのPD充電も可能なので、スマホ+複数のガジェット類の充電はこれ1台でOKです。

タイトルとURLをコピーしました