提供:CIO
CIO様のご厚意で、同社から2020年11月末に発売された「
」をレビューさせていただけることとなりました。「2Way」と名前がついているとおり、本マグウォーマーは2通りの使い方ができます。
- 専用マグカップで飲み物を保温
- マグカップ未使用時はワイヤレス充電器として使える
2Wayだと嬉しい理由は、デスクのスペースは限られているからです。
保温用パッドやワイヤレス充電器は、結構スペースを取ります。そのため、飲み物を保温していないとき「このパッド邪魔だな」と思うものでしょう。
この問題に対し、たとえば
- 飲み物を飲んでいるときは、保温器として
- 飲んでいないときは、ワイヤレス充電器として
と使い分けることで、デスクスペースを有効活用できる、というわけです。
定価は約4,000円ですが、
であることから、買うときに判断すべきポイントは、「デスクスペースの有効活用に1,000円出せるか」です。
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CIO 2Wayマグウォーマーの導入理由
そもそもCIO 2Wayマグウォーマーのレビュー依頼を受けた理由ですが、3つあります。
- 仕事部が用デスクが北向きで寒い
- 真空断熱タンブラーに限界を感じた
- 「温め続ける」に興味が湧いた
ぼくは毎朝、仕事前にコーヒーを淹れてデスクに持っていっています。
真空断熱タンブラーを使っていても、1時間もせず冷えてしまうんです。
理由は、デスクが北向きで壁や窓から冷気が入ってくるから。換気口も近いので結構冷えるんです……。
そのため、真空断熱タンブラーのように「冷えるのを防ぐ」ではなく、「温め続ける」のが必須かなと考え、導入に至りました。
CIO 2Wayマグウォーマーの概要
注目ポイント
- 飲み物の保温にもワイヤレス充電にも使える
- 保温用パッドが熱くならない安全設計
仕様・スペック
共通
- 型番:CIO-MGW-QI10W
- 付属品:セラミックマグ、マグカバー、チャージャーパッド、充電アダプタ、USB-Cケーブル、取扱説明書
- カラーバリエーション:ホワイト、ブラック
マグウォーマー機能
- 過熱出力:最大18W
- カップ容量:約350ml
- 保温:約40~55℃
- 保温時間:8時間
- 素材:強化セラミック
- 加熱方式:無線誘導加熱
- サイズ:約87 x 94 x 120(マグカップ本体)/ 約110 x 116 x 8.5mm(チャージャーパッド)
- 重量:約354g(マグ)/ 約77g(マグカバー)
ワイヤレス充電器機能
- 入力:12V / 1.5A
- ワイヤレス出力:最大10W
- 伝送距離:6mm未満 充電効率:約80%
- サイズ:110 x 117 x 9mm(チャージャーパッド)
- 重量:約90g
CIO 2Wayマグウォーマー レビュー
それでは実機をレビューしていきます。
外観・デザイン:無駄なし
今回は黒をチョイス。
無地一色のため、場所を選ばず馴染みます。
付属のカバーはマグ上部にフィット。
お皿の形をしているので、ちょっとしたスナックを置いたりもできます。
底面もふつうのマグカップ……に見えますが、実はこのなかに発熱用のコイルが埋め込まれています。
付属のパッドから無線で電力を送ることでコイルが加熱され、中の飲み物が温まる、というしくみ。
パッドそのものが加熱されるわけではない、という点が、ほかのアイテムと違うところです。
その加熱用パッドがこちら。プラスチック樹脂でできており、これ自体は発熱しません。
溝にあわせてマグを置けば保温ができる仕組みになっています。
溝のなかに滑り止めがあるのが地味に嬉しいポイントです。
滑り止めは裏側にもついています。
ちなみに、USB-C給電です。
ただし付属の給電ケーブルはUSB-C〜USB-A。
チャージャーパッドへの給電は、付属のACアダプタで行います。
こちらQC 3.0対応の18W出力と、かなりの高出力なのですが、その理由は「加熱に結構電気を使うから」だそう。(メーカー担当者談)
重さ・大きさ:普通のマグと変わらず
ふつうの350mlマグカップです。
特に変わったところはありません。
発熱用のコイルが埋め込まれているので、少し一般的なマグカップより重いのかな?と思いましたが、持った感じ差は感じませんでした。
チャージャーパッドは、手持ちのワイヤレス充電器「CHOETECH T51-S」と比べると少し大きめ。
マグカップを乗せるために必要な面積なので、特に気にしなくても良いと思います。
発熱:パッドが熱くならない
- チャージャーパッド:熱くならない
- マグの底面:熱くなる
発熱部分はマグ内部のコイルアンテナのみ。
パッド側も発熱してしまうヒーター式と違い、やけどの心配がないのは良いポイントです。
ただそのかわり、他のマグカップが使えない点は覚えておいたほうがいいかもしれません。
保温力:続く
チャージャーパッドの上にマグを置くと保温開始。
青いLEDがふわふわ点滅するのが、保温が効いてるサインです。
実際、3時間ほどたっても温かいままでした。(仕様上は8時間まで保温可能)
厳密にいうと、アツアツではないものの、飲んでも身体が冷えない程度の熱さです。
ちなみに、なにもない場所だと10分でヒヤッヒヤに冷めていました……
これ飲んだらめちゃくちゃ身体が冷えてしまうんだろうなーと。
保温の有無でこんなに違うんですね
ワイヤレス充電:10W相当
Qi対応のiPhone 8が問題なく充電されました。充電スピードは10W出力相応なので、早くはないですが、十分です。
ただし、スマホが滑りやすい点は要注意。上部にスマホ用の滑り止めがついていないためです。
「置いた瞬間、滑り落ちる」とはならないですが、気になる人はいるかもしれません。
覚えておきたい注意点4つ
良い点ばかりだけでなく、制約ももちろあります。
特に注意したいのは「食洗機NG」です。マグに電気が流れるもの(発熱コイル)が埋め込まれているため、仮に食洗機の中で他の食器にぶつかってヒビが入り、水が染込んだ状態で電気が流れると……と思うと、怖いですから。
ただ普段食洗機を使っている人からすると、かなり気になる制約ではあるので、買う前に留意しておきましょう。
ステンレスの弁当箱など、ほかの食洗機NGな食器を普段手洗いしている人なら問題ないかもしれません
実際に使ってみた感想
3日ほど、テレワークのお供に使ってみました。
場所は北向きの部屋。デスクは窓まで50cm程度の距離。窓は断熱窓ではありますが、モコモコのそこそこ寒いです。
アツアツにはならない(してはいけない)
CIOマグウォーマーでできるのは、あくまで保温。加熱はしないので、アツアツにはなりません。
「フーフーしながら飲む」とか「アツアツで飲むと身体が温まる」を期待するなら、素直にレンチンするなりお湯を沸かすほうが良いです。
というより、デスクの上で熱湯レベルまで加熱できるとしたら、めちゃくちゃ危険ですよね。
あくまでデスクですから、保温するくらいがちょうどいい。
むしろ、身体が冷えないように温度をキープするためのもの、と捉えたほうがいい。
フタをしめたほうがいいかも
北向きの窓際席という少し寒めの場所に置いているせいか、加熱量より放熱量のほうが大きいかな?という印象です。
真空断熱タンブラーと比べると、結構スピーディーに冷めていっているように感じます。
飲まないときは、熱が逃げないように付属のフタで口を閉じておくほうが良さそうです。
真空断熱タンブラーにフタをする方法も試しましたが、CIO 2Wayマグウォーマーのほうが温かさが長持ちしました
ワイヤレス充電もできるのは便利
ワイヤレス充電ができるので、
- 仕事中 → マグウォーマーとして、飲み物の保温に
- 仕事後 → 会社スマホ(iPhone 8)のワイヤレス充電に
と使い分けができています。
これまでワイヤレス充電にはdeckHackを使っていましたが、CIO 2Wayマグウォーマーでカバーできるなら乗り換えてもいいかもな、と思います。
CIO 2Wayマグウォーマーはこんな人におすすめ
まとめ:制約が多いがメリットが勝つ
総合評価:
便利だが制約が多い。ただしメリットが勝っている。と感じました。制約面を考慮して★-1。
ワイヤレス充電器を使っている人は購入を検討してもいいですし、特に、夏に常温の飲み物を買うことが多い人にとっては、「身体の冷えを防ぐ」という点から冬だけでなく夏にも使えるので、良い買い物になりやすいと思います。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
以上「CIO 2Wayマグウォーマーレビュー | デスクのスペースを有効活用。ワイヤレス充電器にもなるマグカップ型保温器」でした。