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EarFun Airレビュー | 5,000円台と思えない。基礎力と完成度の高い、受賞歴も納得の完全ワイヤレスイヤホン

EarFun AIr

提供:EarFun

EarFun様のご厚意で、2020年7月発売の「EarFun Airをレビューさせていただけることとなりました。

EarFun Airは、イヤホンの基礎をなす「スピーカー音質、装着感、バッテリー」にリソースを集中させた、王道型の完全ワイヤレスイヤホンです。

外耳取り込みやノイキャンなど「枯れていない」機能は無視。本筋から外れるマイク音質は劣後。このようなメリハリにより、本当に5,000円台なのか?と思わせる完成度の高さを実現しています。

実際に使ってみると、CESイノベーション・アワードiFデザインアワード2020を受賞しているのも納得のできばえ。(各賞のページには書いていませんが、本当に注目すべきはスピーカー音質です)

これまでいろいろな完全ワイヤレスイヤホンを使ってきた管理人(参考)ですが、主役の座をEarFun Airに譲ってもいいかも、と思っています。

NAE
NAE

小手先機能に惑わされず、基礎力で真っ向勝負を挑むスタンスも気に入りました

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EarFun Airの概要

【2020 iFデザイン & CES受賞】 EarFun Air Bluetooth 5.0 ワイヤレスイヤホン タッチ式 自動装着検出 最新のTWS技術 デュアルマイク 35時間再生 USB-C充電 ワイヤレス充電 16段階音量調節 IPX7防水 自動ペアリング 【6mm高感度複合ドライバー / AAC対応/技適&PSE認証済み】 ハンズフリー通話 音声アシスト機能 (ブラック)

注目ポイント

  • 6mm PEEK+PUの高感度DDによる、丁寧で締まりの良い音
  • 「ただ耳に触れるだけ」の軽い装着感
  • 7.5時間/35時間再生、急速充電・ワイヤレス充電対応

仕様・スペック

  • ドライバーユニット : 直径 6mm複合ダイナミックドライバー
  • Bluetooth規格:5.0
  • Bluetooth動作範囲:15m
  • Bluetoothプロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
  • 対応コーデック:AAC、SBC
  • 電池持続時間:約7時間(イヤホン)、約35時間(ケース充電込み)
  • 充電時間:約 1.5時間(イヤホン)、約2時間(充電ケース)
  • 急速充電:対応
  • イヤホン重量 : 約 5.3g/一個
  • 防水規格:IPX7
  • 周波数特性 : 20Hz~20kHz

EarFun Airレビュー

それでは実機レビューです。

外観・デザイン:標準的

EarFun AIr ケース 正面

サラっと加工の表面。

フタにEarFunのロゴがあしらわれ、前面に充電時に光るLEDライトがあります。

EarFun AIr ケース 背面

背面には、なにもありません。

EarFun AIr ケース 底面 USB-C充電口 技適あり

底面にはUSB-Cの充電口と、各種認証の印字があります。

なお底面内部に無線充電モジュールが仕込まれているので、ワイヤレス充電の際はこの面を下にします。

EarFun AIr ケース 蓋を開けた様子

フタを開けると本体がお目見え。

磁石でくっつく機構がありながら、指やツメをひっかける部分がないので、取り出すときは逆さまにしてヨッと振ることになります。

EarFun AIr 外観 イヤホン外側

本体はいわゆる「うどん」タイプ。

うどん部分は短めである一方、スピーカー部分が耳に密着するように大ぶりに作られています。

EarFunのロゴ印字は、控えめではあるものの、人によっては気になるかもしれません。

EarFun AIr 外観 イヤホン内側

別角度から見ると、スピーカー部分が「ぷりっ」としているのがよくわかります。

なお外側てっぺんと「うどん」の先端に仕込まれたマイクで、マイクのノイズキャンセリング処理を行っているそう。

デザイン面では、これといって特徴的な部分はありません。

重さ・大きさ:標準的

EarFun AIr ケース サイズ感

手に持った感じは、重くも軽くもなく、標準的な完全ワイヤレスイヤホンという感じ。

重さ実測は、本体で6g程度、全体で55gでした。

ちなみにスペック表記では全体で60g。-5gと細かい差ですが、軽いに越したことはありません。

装着感:計算されつくされた軽さ

EarFun Air付属のイヤーピース4サイズ
イヤホン本体+イヤーピースで、ちょうどいい距離感になるよう設計されている

カナル型にもかかわらず、圧迫感が異様に軽いです。「耳に押し込まれている」「耳に乗せている」というより「耳の内側の皮膚にイヤホンが触れている」という感触です。

その理由は、イヤーピース部分の耳穴へのせり出し具合が絶妙である点にあります。

そもそも「うどん」タイプのカナル型イヤホンは、イヤホンを耳に固定するためイヤーピースを耳に押し込む必要がありません。「うどん」部分が固定具の役目を果たすからです。これにより、イヤーピース起因の圧迫感を軽減できます。

しかしこの特性は諸刃の剣で、イヤホンと耳穴の距離感を間違うと「スカスカ」「首を振ると落ちる」という、使う気がなくなる系の装着感に陥ってしまいます。(実は以前レビューしたPINOは、ここの設計の甘さが理由で装着感が激悪でした……)

EarFun Airはこの特性を深く理解したうえで、イヤホン本体とイヤーピースのラインナップが設計されている。だからこその装着感の軽さなのだと感じました。

接続:ストレスなし

初回ペアリング、接続の安定性、ペアリング先の切替など、Bluetoot接続に関するあらゆる操作をテストしましたが、ストレスに感じる部分はありませんでした。

なおコーデックはSBCとAACに対応。aptX未対応である点を気にする人もいるかもしれませんが、そもそもコーデックによる音質影響は全体の1割程度(個人的所感)。AACが使えれば問題ないでしょう。

操作性:なぜかできないことがある

タッチ操作+自動装着検出機能により、操作性はとてもシームレスです。

しかし「曲戻し」機能がなぜか省かれているのは気になる点。人によっては不便に感じるかと思います。

操作方法

タップで操作します。ざっくりした操作方法は以下のとおりで、タッチ感度は良好、複数回タップのときは少しゆっくり「トントン」とすれば意図通りに動きます。

  • タップ後長押し:音量操作
  • 2回タップ:再生/一時停止
  • 3回タップ(右):曲送り
  • 3回タップ(左):音声アシスタント呼び出し

個人的には、「3回タップ(左)」に曲戻しを割り当ててほしかったところです。

NAE
NAE

ぼくはイヤホン経由では音声アシスタント使わないんですよね……

自動装着検出

右耳側を外すと音楽が自動停止し、ふたたび装着すると自動で再開します。

たとえばコンビニのレジで会計するとき、イヤホンのタッチ操作もスマホ側の操作もせずイヤホンを外すだけで音楽が止まってくれて便利です。

スピーカー音質:お値段以上

一言でいうと、聴いていたくなる音質です。

音量バランスは、低音=高音>低音。ドンシャリ系です。

しかし、ただのドンシャリではありません。

まず高音と低音の作りが丁寧です。強調すべき音を1つ1つ手作業で仕分けているかのような、心地よいメリハリがあります。つきなみに言うなら「低音は適度に弾み、高音は適度にきらめく」でしょうか。

次に、中音域を一切サボっていません。音量が小さいだけで表現力はしっかり確保されています。さすがに全音域で厚みのある曲だと埋もれますが、ピアノジャズやボーカル主体など、中音域メインの曲はしっかりとしっとりと歌い上げてくれます。

最後に、音の響かせかたがとても上手です。音響に関する音源の意図を尊重しつつ、響かせるべき音を強調しすぎない程度に目立たせています。結果として、音全体の締まりが良くなっています。

もちろん、苦手な部分もあります。臨場感・立体感が今ひとつなのです。具体的には、音のほとんどが頭の中央で発生して遠くに消えてゆく形であるがゆえ、「音色の発生位置を立体的に捉える」や「音に囲まれる没入感」などの感覚は得にくくなっています。

とはいえ「アンビソニックス的な360度のサラウンドを求めない」と割り切れば、スピーカー音質は優秀そのもの。5,000円台とは思えない高音質と評価して差し支えないでしょう。

NAE
NAE

いろいろと賞を獲っているのも納得です

マイク音質:期待してはいけない

マイク音質は「一応マイクはあるけどね」くらいだと思ったほうが良いです。

まず、マイクの基礎的な集音能力に難があります。かなり声を張って喋っても、自分の声が遠くとおくに聞こえます。

それがゆえ、4つのマイクによるノイズキャンセリング処理を通してでも、自分の声が相手に聞こえづらくなってしまっているのです。

プライベートでの通話ならまだしも、テレワークのWeb会議などのビジネスシーンでは使わないほうが良さそうです。

バッテリー:満点

EarFun AIr ケースの無線充電 ワイヤレス充電 LEDが赤くなる
Qi対応のdeskHackで充電中。発熱はほぼゼロ

電池の持ちだけでなく、充電方法のバリエーションや消費電力節約の点でも優れており、隙がありません。

電池の持ち

本体のみで7.5時間、ケースを含めると合計35時間の連続再生が可能。

これだけ電池が持つなら、そうそう電池切れに遭遇することはないと思います。

充電方法・速度

ワイヤレス充電と有線での急速充電の両方に対応しています。

急速充電は、10分間の充電で120分間の再生が可能。

急いで充電したいときは有線で、それ以外のときはワイヤレス充電で、と使い分けができます。

なおワイヤレス充電は、Qi規格とは明記されていませんが、Qi充電器で充電できました。ワイヤレス充電中の発熱は、ほぼありません。

自動電源オフ機能

10分間なにも操作されないと、電力消費をおさえるモードに自動移行します。

具体的には、以下のとおり。

  • Bluettooth未接続で10分無操作→イヤホン本体の電源オフ
  • Bluetooth接続中で10分無操作→低電力モードに移行(再生再開でウェイクアップ)

「耳から外してポケットに入れておく」的な使い方でも電池を無駄になりません。

防水防塵:十分

EarFun Airの防水性能テスト。水をかけるくらいなら問題なし
水をかけるくらいなら全く問題なし

IPX7の防水性能を備えています。

いわば「かなり強い防滴」で、雨やシャワー程度ならへっちゃらだけど水没はNG、というくらい。

ちなみに、IPX7より防水の弱いIP56等級のJabra Elite Active 65tは、ドラム式洗濯乾燥機に入れて回しても問題なく動きました。

なのでEarFun Airも、ポケットに入れたまま洗濯機乾燥機で洗われるくらいなら生き残ると思います。

NAE
NAE

バッテリーの持ちが良い完全イヤホン、ポケットに入れっぱで洗濯しちゃいがちなんですが、IPX7なら安心です

保証:安心の18ヶ月保証

EarFun Airは、18ヶ月の長期保証がつきます。

初期不良の際はサポートへ連絡すれば対応してもらえます。

高くないアイテムですが、サポートがしっかりしているのは安心できますね。

EarFun Airはこんな人におすすめ

  • イヤホンといえば、音楽再生である
  • 流行りの機能より、基礎力の高さが重要だ
  • これら前提で、コストパフォーマンスの良いものを探している

まとめ:5,000円とは思えない基礎力と完成度

総合評価:

5,000円台ながら、十分に主役を張れる完全ワイヤレスイヤホンです。

タッチ操作に曲戻りがない点を考慮して★-0.5しましたが、音楽操作をスマホやスマートウォッチでやる人なら、★5でいいと思います。

基礎能力が強く完成度が高いので、幅広い人におすすめできる一品。

5,000円前後で次の完全ワイヤレスイヤホンを探している人は、ぜひ候補に入れてみてください。きっと後悔しないと思います。

以上「EarFun Airレビュー | 5,000円台と思えない。基礎力と完成度の高い、受賞歴も納得の完全ワイヤレスイヤホン」でした。

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