イヤホン・ヘッドホン

ワンーキョー(VANKYO) C750レビュー | 低価格で多機能なANC搭載ワイヤレスヘッドホン。有線接続やマルチポイントにも対応

5.0
VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン レビュー

提供:VanTop Japan

VanTop Japan様のご厚意で、同社のANC対応ワイヤレスヘッドホン、ワンーキョー(VANKYO) C750をレビューさせていただけることとなりました。

単にANCを搭載しているだけでなく

  • マルチポイントペアリング(デバイス2台と同時接続)可能
  • 有線接続にも対応

など、使い勝手にも配慮されており、手軽・便利にANCを楽しめます。

肝心の音質は、低〜中音の表現力が豊か。高音域や特定音の処理は荒削りではあるものの、実売5,000円前後にしては善戦しています。

予算優先でANC対応ワイヤレスヘッドホンを選ぶなら、選択肢に入れておきたい一品だと思います。

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本記事は商品提供を受けて作成しています

ワンーキョー(VANKYO) C750の概要

注目ポイント

  • ANCノイズキャンセル
  • 2台デバイスと同時に接続可能
  • Hi-Fi高音質
  • 最大30時間連続使用可能
  • Bluetooth 5.0&安定した接続&有線接続可能

仕様・スペック

  • コネクタタイプ:3.5mm
  • ヘッドホンジャック:3.5mm
  • 付属有線ケーブル長:約140cm
  • 重量:228g
  • Bluetooth:5.0
  • 有効接続距離:10m
  • 周波数特性:20Hz-20kHz
  • 周波数範囲:2.400-2.480GHz
  • 構成プロトコル:HFPV1.8 / HSPV1.2 / A2DPV1.2 / AVRCPV1.0 / DIV1.3
  • 充電電圧:5V DC
  • 充電電流:180mA
  • 充電時間:3時間
  • 連続再生時間:
    • ワイヤレス接続のみ利用:30時間
    • ノイズキャンセリング機能のみ利用:30時間
    • ノイズキャンセリング機能とワイヤレス接続を両方利用:15時間

ワンーキョー(VANKYO) C750レビュー

それでは実機を見ていきましょう。

外観・デザイン:きれい

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン 外側 デザイン 全体像

全体的に黒。表面はマット仕上げ。アーム部分はクッションあり。

ヘッドホンの王道デザインです。

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン 外側 デザイン

ハウジング外側には、同心円状の溝により放射線状に光る仕掛けが。

VANKYOのロゴは好みが分かれるかもしれません。

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン 内側 デザイン 全体像

イヤーパッドの内側は大きくL/Rが。

印字が小さいタイプより、こっちのほうが見やすいので、個人的には好きです。

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン イヤーパッド

イヤーパッドは柔らかく、表面素材は少し薄め。

後ほど触れますが、耐久性が少し心配です。

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン ハウジング ANC切り替えスイッチ 充電用Micro USBジャック

操作系統は右側にまとまっています。

前側にはANCのオンオフスイッチや充電用のMicro USBジャックがあり……

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン ハウジング 電源 音量アップ 音量ダウン イヤホンジャック差込口

後ろ側には、3.5mmイヤホンジャック、電源オンオフ、音量アップ・ダウンボタンが配置されています。

全体的にシュッとまとまっており、個人的には好みなデザインです。

重さ・大きさ:標準的

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン 重さ実測

実測で228g。

持ってもつけても、あまり重くないな、と感じます。

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン イヤーパッド ハウジング 大きさ
手:172cmの男性

イヤーパッドの大きさは、耳を覆えるくらい。

ぼくの耳は上下で7cmくらいあって大きめですが、余裕でカバーされました。

Bluetooth接続:早く、安定している

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン Bluetoothペアリング
AAC対応。「Cystereo 750」は旧名称

電源の長押しでペアリング開始。

その後は電源を入れるたびに自動接続されます。

ペアリングや接続自体は数秒で終わります。普段づかいでひっかかりを感じることはない水準です。

安定性の点では、人通りの多い駅前(東京23区内の私鉄急行停車駅)を歩いても、接続が切れることはありませんでした。

全体的に優秀だと思います。

マルチポイントペアリング:便利に使うには仕様をおさえる必要あり

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン マルチポイントペアリング
スマホとPCに同時接続してみた

VANKYO C750は、2台のデバイスと同時接続する「マルチポイントペアリング」に対応しています。

使い方は、以下のとおり。

  • ペアリング:それぞれのデバイスと個別に設定
  • 接続:電源をオンにすると、2台とも自動接続
  • 再生:2台どちらかの音源が再生される(音楽再生状況により自動判別)

上記「自動判別」のロジックは、使ってみた感じ、

  1. 先に音楽を再生していたデバイス(A)を優先
  2. 5秒ごと?に(A)の音楽再生状況をチェック
  3. (A)の音楽再生が止まっていたら、もう1つのデバイス(B)に切り替え

となっているようです。

たとえば、PCとスマホでマルチポイントペアリングしたときの音源の切り替わりでいうと……

  1. PCから音楽再生する → PCの音楽が聞こえる
  2. スマホで音楽再生する → PCの音楽が聞こえる
  3. PC側の音楽プレイヤーで停止ボタンを押す → 音楽が止まる
  4. 5秒ほど待つ → スマホの音楽がフェードインする

という挙動です。

個人的には、もう少し切り替わりが早くてもいいかも?と感じました。

しかし、楽曲間のインターバルを考えると、5秒くらいにしておかないと意図せず切り替わってしまう、みたいな事情があるのかもしれません。

NAE
NAE

ここらへんの調整のあんばいは、人によってベストが違うので、難しいところです

有線接続:対応

VANKYO C750 ワイヤレス アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン 有線接続

Bluetooth接続、マルチポイントペアリングにくわえ、有線接続までできるのがワンーキョー(VANKYO) C750の特長。

イヤホンジャックをワンーキョー(VANKYO) C750に接続すると、Bluetooth接続がすべて解除され、有線モードに切り替わります。

有線接続は、ケーブルの制約を受けてしまう一方、Bluetooth接続と比べると

  • 音の遅延がゼロになる
  • 音質のロスがない
  • ヘッドホンの電池の持ちが長くなる

というメリットがあります。

たとえば、

  • 動画鑑賞で、映像と音のズレが気になる
  • 音ゲーや格ゲーなど、音の遅延が死活問題になる
  • 音質に絡むマイナス要素を極力排除したい
  • ヘッドホンの電池切れで音楽がぶつ切りされるのはゴメンだ

という人には、有線接続対応はありがたいのではないでしょうか。

装着感:調整次第

装着感の良し悪しは、自分の調整次第です。

あらゆる部分が自分向けに調整可能なように作られているので、自分のベストを探せばよく感じますし、そうでないつけ方をすれば悪く感じるでしょう。

少なくとも、ワンーキョー(VANKYO) C750は、以下の機構を備えています。

  • イヤーパッド:スイベル機構搭載で、耳の角度にフィットさせられる
  • 締め付け:スライダーの長さ調整でコントロール可能
NAE
NAE

きちんと調整した状態なら、メガネの上からでも痛くなりませんでした

スピーカー音質:値段にしては善戦

第一印象は、え、値段のわりに優秀じゃない!??です。

音量バランスは、低>中>高。

まず耳に入ってくるのが、低音のパンチ力。低音が薄く幅広くブーストされながらも、バスドラムの音を狙い撃ってトガらせており、心地よい響きです。

これは低音重視のボンボン型か?と思いきや、低音が止むと、中音の音場の広さや、音の左右位置、奥行きがしっかり聞こえてきます。

一方で、高音域は、シンバルの音のザラつきは感じるものの、音色ごとの分解能と位置取り今ひとつ。きらめき感も弱めで、高音で魅せる楽曲は苦手そう。

くわえて、音量を大きくするとエレキギターの「鳴き」やサイレンのような音など、特定波形の音が割れやすくなります。

以上まとめると、

  • 低〜中音の表現力はしっかり
  • 高音や特定音の処理が甘い

です。

魅せたい音域の音作りにリソースを集中させた結果、そこ以外の作りの粗が目立ってしまったのかな……という印象。

ただ、実売5,000円未満のヘッドホンであることを考えると、かなり善戦しているかな、と。

これ以上の細やかな音作りを求めるなら、もうひとつ値段帯が上のものを選ぶほうがいいかもしれません。

ANCの実力:この値段でここまでできるのか

「ゴー」が「サー」に変わる、くらいの実力はあります。

中〜低音域を中心に音を打ち消しているようで、残った高音域はそのまま聞こえてきますので、ANCオンでも完全静寂にはなりません。

たとえば、音楽なしでANCオンにすると、目の前の指パッチン、50cm先のキーボードの打鍵音、隣の部屋の洗濯機の音……の高い音だけ聞こえます。

一方で、外で使うと、

  • 風切り音:ケーブルノイズに近い「ゴー」音がほぼ消える
  • 足音:聞こえなくなる
  • 車:あまり目立たなくなる

と、かなり優れたパフォーマンスを発揮します。

ハイエンドのANCヘッドホンに比べると力不足かもしれません。ですが、実売5,000円のANCでここまでできるなら大健闘なのでは、と。

まわりの音をゼロにする目的ではなく、音楽を流す前提で使うなら、申しぶんのない実力なのではないでしょうか。

マイク音質:期待してはいけない

CVC8.0のノイズキャンセリング搭載マイク。

聞こえはいいですが、マイク自体の性能はいまいち。理由は、基礎的な集音能力が低いため。

自分の声を録音してみましたが、

  • 結構声を張っても、かなり遠くに聞こえる
  • 破裂音(さしすせそのsなど)だけはやたら響く

と、話は聞き取れるものの、「クリアに伝わる」とは言い切れません。

マイクはあくまでサブ要素、と割り切ったほうが良いです。

バッテリー:優秀

電池の持ちは、

  • 有線接続・ANCオフ:無限
  • 有線接続・ANCオン:30時間
  • Bluetooth接続・ANCオフ:30時間
  • Bluetooth接続・ANCオン:15時間

と、かなりのロングライフバッテリー。

1日のおわりに充電してあげれば、まず充電が切れることはありません。

優秀だと思います。

耐久性:不明だが……

使って1週間なので耐久性はわかりません。

が、イヤーパッドの表面素材が薄いのは気になりました。ヒビ割れや剥がれがくるのが結構早そう

作り的に交換は無理そうなので、↓のような保護グッズを最初から併用するようが安心かもしれません。

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保証:1年

C750に限らず、ワンーキョー(VANKYO)のヘッドホンには1年の保証がつきます

低価格アイテムですが、壊れたときに返品・交換ができるのは安心。

ワンーキョー(VANKYO)はAmazonでも有名なブランド・セラーなので、返品対応もスムーズでしょう。

安心して買ってよいかと思います。

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ワンーキョー(VANKYO) C750はこんな人におすすめ

  • コスパに優れたヘッドホンを探している
  • 使い方的に、有線と無線の両対応が必須
  • ANCがあると嬉しい(静寂にはこだわらない)

まとめ:実売価格を考えるとかなりの力作

総合評価:

セール時に買うなら全然第一線級だと思いました。

クオリティの面では1万円オーバーのメーカーものには負けます。

が、実売5,000円前後でありながら、

  • ANC搭載
  • マルチポイントペアリング対応
  • ワイヤレス接続も有線接続も可能
  • 荒削りながらしっかりした音質

という多機能は、かなりのコストパフォーマンスです。

お得なANC対応ワイヤレスヘッドホンを求めている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

以上「ワンーキョー(VANKYO) C750レビュー | 低価格で多機能なANC搭載ワイヤレスヘッドホン。有線接続やマルチポイントにも対応」でした。

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