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EarFun Free Proレビュー | ANC・低遅延・小型軽量・魅惑の重低音・低価格。ちょっと盛りすぎな完全ワイヤレスイヤホン

EarFun Free Pro レビュー

提供:EarFun

EarFun様のご厚意で、2020年12月発売の「EarFun Free Pro」をレビューさせていただけることとなりました。

EarFun Free Proは、全部盛りスペックなのに低価格な完全ワイヤレスイヤホンです。

  • 優秀な音質
  • 7時間連続再生
  • ワイヤレス充電と急速充電に対応
  • 小型・軽量
  • ANC対応
  • 独自の低遅延モードを搭載
  • 豊富な付属品
  • なのに、定価5,999円(+定期的にクーポン配布)

実際に使っていても、気になるのは重箱の隅をつつくようなポイントだけ。

かなり優秀な完全ワイヤレスイヤホンだと感じました。

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EarFun Free Proの概要

【超軽量 】EarFun Free Pro Bluetooth 5.2 ワイヤレスイヤホン タッチ式 アクティブノイズキャンセリング 外音取り込みモード 音量調節可能 32時間再生 ワイヤレス充電対応 4マイク通話テクノロジー IPX5防水 自動ペアリング 【複合振動板/AAC対応/技適&PSE認証済み】 ハンズフリー通話 音声アシスト機能 (ブラック)

注目ポイント

  • 超軽量:片耳4.1g、ケース込で41g
  • 高機能:ANC、低遅延モード、急速充電等に対応
  • 長寿命:本体のみで最大7時間の連続再生
  • 低価格:5,999円(+定期的にクーポン配布)

仕様・スペック

  • ドライバーユニット : 6.1mm径ダイナミックドライバー(複合振動板を採用)
  • イヤホン重量 : 約 4.1g/一個 防水規格:IPX5
  • 電池持続時間:ノーマルモードでは約7時間(イヤホン)、約32時間(ケース充電込み)、
  • ANCモードでは約6時間(イヤホン)、約27時間(ケース充電込み)
  • 充電時間:約 1.5時間(イヤホン)、約2時間(充電ケース)
  • Bluetooth規格:5.2 Bluetooth動作範囲:15m
  • 対応コーデック:AAC、SBC 周波数特性 : 20Hz~20kHz
  • Bluetoothプロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP

EarFun Free Proレビュー

EarFun Free Pro 外箱

それでは実機レビューです。

同梱物・付属品:「おっ」となる

  • 3種のイヤーウィング、4種のイヤーピース(それぞれ1つずつは本体装着済)
  • 充電用ケーブル(USB-A〜USB-C)

付属品がこういう整頓されたパッケージングで入っているのは珍しいので紹介。

黒一色でシュッとまとまっている感じ、ちょっとプロフェッショナル感あって個人的には好きです。

外観・デザイン:フォルムに無駄がない

EarFun Free Pro ケース 全体像

トップは黒の光沢、サイドはメタリックグレーのサラサラ仕上げ。良いツートンです。

EarFun Free Pro ケース 前側 LED

ケースの取っ手側には充電時に光るLED。

EarFun Free Pro ケース 後ろ側 USB-C

向こう側は、有線充電用のUSB-Cがあります。

EarFun Free Pro ケース 側面 右側
EarFun Free Pro ケース 側面 左側

両サイドには特になにもありません。

EarFun Free Pro ケース 底面 各種認証 PSE 技適マーク

各種認証や電力系の仕様は、ケース裏側に印字されています。

EarFun Free Pro ケース 開けた様子

本体は真横向きの左右対称に格納されています。

こうして並べると「earfun」の文字が上下逆になってしまうのは、細かいですが気にする人はゼロではなさそうです。

本体もケースと同じく、黒とダークグレーのツートンカラーです。

全体的に落ち着いた配色と無駄の少ないデザインで、好感が持てます。

重さ・大きさ:削り出されたような小ささと軽さ

EarFun Free Pro ケースの大きさ

指先でつまめてしまうくらい小さいです。

EarFun Free Pro 重さ 本体片耳のみ 実測
EarFun Free Pro 重さ ケースと本体 実測

重さは、イヤホン本体は4g程度と一般的な「軽量級」ですが、ケースまで含めて41gは相当軽いです。

NAE
NAE

ちなみにクラウドファンディングで「世界最薄(結果として超軽量)」であるCARD20は、ケース+本体で35gです。

Bluetooth接続:問題なし

EarFun Free Pro Bluetooth接続 スマホ画面
AAC対応

ペアリング、接続維持力、接続先の切替とも、問題ありません。

ただし「低遅延モード」のときはBluetoothの通信可能距離が短くなる点だけは覚えておきましょう。

低遅延モード:コーデックのポテンシャルを引き出す

低遅延モードをオンにすると、独自の処理により遅延が100ms以下になる、とのこと。

EarFun Free Proが対応するBluetoothコーデックの遅延時間は、仕様上

  • SBC:220ms±50ms
  • AAC:120ms±30ms

なので、低遅延モードによりかなりの遅延解消が期待できます。

そこでこちらの記事と同じように、DA PUMPの「U.S.A.」のサビにおけるISSAの腕の角度で検証した結果……

EarFun Free Pro 低遅延モードオフ時のISSAの腕の位置
通常モード
EarFun Free Pro 低遅延モードオン時のISSAの腕の位置
低遅延モード

思いっきり差が出ました。

低遅延モードオフのときは、音がワンテンポ遅れているがゆえ、本当は水平でなければならないISSAの腕が垂直になっています。

NAE
NAE

本当に遅延が減っている……

しかしこの低遅延モード、コーデックを変えているわけではありません。なのでコーデックの制約を受けます。SBCならSBCの仕様に縛られるため、遅延もSBCの範囲内です。

とはいえ遅延が小さくなっていることから察するに、EarFun Free Proの低遅延モードは、コーデックの仕様の範囲内でなるべく遅延が小さくなるようにコントロールしていると思われます。

NAE
NAE

コーデックの最大パフォーマンスを引き出している、というわけですね

低遅延モードは通信距離が短くなるという副作用を持っています。

そのため、

  • 動画やゲームなど、遅延が重要なシーン → 低遅延モードをオン
  • 音楽など、遅延が気にならないシーン → 低遅延モードをオフ

と使うのが良さそうです。

装着感:調整次第

EarFun Free Pro 本体 イヤーピースとイヤーウィングを外した様子 交換可能

装着感は、付属のイヤーピースとイヤーウィングの組み合わせて自分なりに調整可能。

フィットするものを選べば、本来の音質を100%引き出しつつ耳から落ちることもないという、理想的な状況を作れます。

操作感:良好だが誤タップも

EarFun Free Pro 本体全体像

EarFunロゴ部分をタップして操作します。

主な操作方法は以下の通り。

  • 左/右2回タップ:再生/停止
  • 右3回タップ:曲送り
  • 右/左1回タップ:音量アップ/ダウン
  • 左3回タップ:モード切替(ノーマル、ノイキャン、外音取込)
  • 左2秒押し:低遅延モードオン/オフ

タッチ感度は高め。ポケットの中に入れると誤タッチ・誤作動します。

また、イヤホン装着検知機能はついていません。

そのため、外すときはケースに入れるようにしたほうが良さそうです。

スピーカー音質:重低音が主体だが他音域も抜かりない

第一印象は、重低音がドンドン迫ってくる、です。

音量バランスは低>>高>中。丸めで圧のある低音が主体となって楽曲全体をリードします。

低音は、音量は大きいもののイヤな感じはしません。ベースの音はおとなしめで、バスドラムの迫力のみをエンハンスメントされていて、聞いていて心地よい響き方です。パンチ力というより、力士の張り手のように面で押してくるイメージ。

低音の後ろから聞こえてくる高音は、十分に粒度感が確保されています。左右の鳴らしわけも音源の意図をきちんと伝えられていることから、高音の表現は良くてきていると感じます。

一方中音域は、少し遠く向こうに行ってしまったような印象。高・中・低音域の音色がすべて重なる厚い曲だと存在感が薄くなりがちです。ただし中音域メインの曲なら十分な奏で具合なので、基礎的な音づくりはしっかりしているように感じます。ここはEarFunブランドならでは。

ちなみに、低音が強すぎると感じる人もいるだろうな、と思ってイコライザで高音域をMaxに調整してみたのですが、それでも低音が主役を張るくらい存在感がありました。EarFun Free Proは、やはり低音がすごく強く出るように作られているようです。

ANC性能:実用レベルだが、弱めではある

アクティブノイズキャンセリング性能は、最大28dB。

もう少し高い値段帯のANCでは最大35dB以上が多いことから、ANC性能はおさえめといえます。

とはいえ実際に使ってみた感じ、35dBと28dBであまり大きな変化はない印象です。

おそらく、実際に変化が感じられるギリギリのラインを見極めてコストを削ってきたのだと思います。

実際、いくつかのシチュエーションでANC性能テストしてみたところ、中〜低音はさておき、高音域の打ち消しに弱いようです。

以下、音楽を流さずANCオンの状態でイヤホンをつけて実験した結果です。(音楽を流していると周囲の音はほぼ聞こえなくなります)

自宅デスク

50cm先にある静音キーボードの「カチャカチャ」という高音域の打鍵音は聞こえます。

が、デスクを指でトントンしたときの音は消えました。

車通りのある歩道

バイクのエンジン音は30mくらいまで近づくと聞こえるようになりました。

幅10mくらいの道の反対側をビニールの買い物袋を持っている人が通ったとき、ビニール袋がシャラシャラとこすれる音が聞こえました。

コンビニ店内

基本やかましいこともあり、結構聞こえます。

「帝京平成大学のここがすごい!」のくだりはフルで聞き取れました。

外音取り込み:普通

外音取り込み機能は、可もなく不可もなく、です。

これまで使ってきた完全ワイヤレスイヤホンと同じくらいです

マイク音質:期待してはいけない

マイク音質は、期待してはいけません。

理由は、マイクの基礎力である集音能力がかなり低いから。

結構声を張ってしゃべっているはずなのに、声が遠いんです。

具体的には、15cm先にある自分の口から出てくる音と、50cmくらい先で鳴っているキーボードの打鍵音が同じくらいの存在感。

プライベートでの通話ならまだしも、仕事のWeb会議では正直使いづらいです。

とはいえ5,999円という値段。マイクの音質にコストをかける余裕がないため、イヤホンの本スジであるスピーカー音質を優先した結果こうなったのでしょう

NAE
NAE

マイクはあくまでサブ機能。妥当な判断だと思います

バッテリー:優秀

本体のみの連続再生時間、ケース込みの総再生時間が十分に長いことにくわえ、 急速充電やワイヤレス充電にまで対応しています。

優秀です。

電池の持ち

ANCオフで7時間、オンで6時間の連続再生。

ケース込みで合計32時間の連続再生できます。

ロングライフバッテリーと呼んで差し支えない水準です。

ワイヤレス充電

EarFun Free Pro ワイヤレス充電
デスク下にQi対応ワイヤレス充電器deskHackを仕込んでいます

説明書には「専用のワイヤレス充電器を使ってください」と書いてありますが、Qi充電器でも充電できました。

ワイヤレス充電中、ケース底面が若干発熱します。とはいえ、触っても「ほんのり温かいなあ」と思うくらいなので、実害はないでしょう。

急速充電

EarFun Free Pro 有線充電

USB-C経由の有線充電限定ですが、10分充電するだけで最大120分の連続再生ができます。

充電し忘れた朝も安心です。

防水・防塵:IPX5

EarFun Free Pro 防水性能テスト

イヤホン本体は、IPX5相当の防水性能を備えています。

いわゆる「強めの防滴」なので、シャワーくらいならOK、水没はNG、と考えてください。IPXなので防塵はついていません。

実際に音楽を再生しながらシャワーを浴びせてみたところ、なんの問題もなく動作し続けました。

ただし、タッチ操作部分が水滴に反応してしまうケースが何度かあったので、シャワーを浴びながら使うのはやめたほうがよさそう。雨の中傘をささずにジョギングするとき使うなら、小雨くらいのときに限ったほうが誤作動なく使えて快適だと思います。

保証:18ヶ月

購入日から18ヶ月の保証がつきます。

保証期間内なら、新品交換、返品、返金が可能。(もちろん諸条件はあり)

5,999円とリーズナブルな値段帯ではあるものの、保証がしっかりしているのは安心感があります。

EarFun Free Proはこんな人におすすめ

  • 5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンを探している
  • コストパフォーマンス重視で選びたい
  • ANC対応や低遅延など追加機能も、必須ではないものの使えるなら使いたい

まとめ:基礎と応用、双方優れた良機種

総合評価:

ものすごい機種を出してきたな、と思いました。

そもそもEarFunブランドの完全ワイヤレスイヤホン、基礎力が半端なく高いんです。特に音質とバッテリーまわり。

そこにANCや独自の低遅延モードなど、応用力まで備わった。しかも低価格帯とくれば、鬼に金棒状態です。

もちろん、細かな使い勝手で気になるポイントはありますが、5,999円という価格を考えれば、文句なしの★5です。

コストパフォーマンス重視で完全ワイヤレスイヤホンを探すなら、必ず候補に入れてもらいたい一品だと思います。

ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

以上「EarFun Free Proレビュー | ANC・低遅延・小型軽量・魅惑の重低音・低価格。ちょっと盛りすぎな完全ワイヤレスイヤホン」でした。