HHKB Professional 2(英字配列 墨)を衝動買いしてしまった

HHKB
NAE
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2ミニッツへようこそ。管理人のNAE(@naenotenet)です

ブログが趣味だ。仕事もデスクワーク。文字を打つ機会が非常に多い。

なのでキーボードにはそれなりにこだわりがある。特に打鍵感は重要だ。持ち歩きやすさも気になる。

そこで、これまで

など、試してきた。

ただしラインナップからわかるとおり、いずれも低価格帯のもの。高くて6,000円程度。高価格帯には、一切手を出してこなかった。

理由は、「高級キーボードでなにが変わるのか?」という疑念が拭いきれなかったからだ。

しかし、ただ1つだけ「試してみたい」と思い続けているキーボードがある。

Happy Hacking Keyboard(HHKB)である。

  • 最低限の配列で最高の使い心地
  • 無刻印や「墨」などミニマルなデザイン
  • 「馬は捨てても鞍は持ち歩く」という逸話

など、プロフェッショナル感とミニマルさを両立する佇まいに、ずっとグッときていたからだ。

ただ、値段がネックだった。買うならコレと決めていた「英字配列・墨」で2.3万円。気持ち1つで出せる価格ではない。

メルカリで中古を探すも、相場が高い。7年ものでも1.6万円。少ない出品数とリセールバリューが、その人気を裏打ちしている。

なかばあきらめて、状態の良さそうな出品に「いいね」を押して気を紛らわせていた。

しかし今日、奇跡が起きた。

「いいね」を押していた状態のよさそうな半年利用の中古HHKBが、1.1万円に値下がりしていたのだ。

商品情報の最終更新は9分前。つまり値下げ直後。最初に見たのは、おそらく自分。

急いでメルカリの残高を見る。16430円。いける。まだ買われていない。購入ボタンを押す。決済。見つけてからここまで、15秒。

つまり、衝動買いである。自分でも驚いた。買う前に「本当にこれは必要か」を突き詰めるのがぼくのスタイルのはずだ。

それに、冷静に考えれば今のぼくにHHKBは不要だ。一切、必要ない。

会社PC(Thinkpad)のキーボードは気に入っている。書斎PC用にThinkpadトラックポイントキーボードを買ったばかりだ。しかも3週間前に。

にもかかわらず、HHKBの魔力がぼくを惹きつけた。

なぜか。

思えば、ぼくがはじめてHHKBを知ったのは大学院生時代だった。

スーパーハッカーとも呼べるほど優秀な先輩が、HHKBを愛用していたのだ。はじめて刻印のないキーボードを見たときの衝撃は忘れられない。その人は未踏プロジェクトに採択された後、Googleに新卒入社した。

そのときから、ぼくの中でHHKBは「本当のプロフェッショナル(スーパーハッカー)のみが使うことを許される伝説の道具」になった。

かたや自分は、プログラミングは並程度、Emacsキーバインドはおろか、viにも苦戦する始末。「これは一生、手を出してはいけない代物だ」と感じていた。

その認識が変わってきたのは、2016年。趣味でブログをはじめてからだ。

ブログを書いていると、やがてブロガー同士の交流がはじまる。相手のブログを見るようになり、ときに「自分のブログ環境」が話題にあがる。互いの仕事道具を見せ合うのは楽しいものだからだ。

そこで複数のブロガーが、HHKBを使っているのに気がついた。ハッカーではない、プログラミングとはほど遠い人たちである。

「なぜこの人たちはハッカーでもないのにHHKBを使うのだろう」「なぜ許されるのだろう」「打鍵感がいい、それだけで買っていいものでもないはずだ」

「……もしかして、そうでもないのか?」

それから少しずつ、HHKBをネットで調べるようになった。すると、HHKBはIT業界やプログラミングを生業とする人に愛されている一方、タイピングの機会が非常に多いライターたちからも根強く支持されていることがわかった。

目からうろこだった。「HHKBはスーパーハッカーのだめだけの伝説の道具」は、ただの刷り込みだったのだ。

それからキーボード買い替えを考えるたび、HHKBを思い出すようになった。というより、第一候補にHHKBをいれるようになった。ただし刷り込まれたイメージはなかなか消えない。値段もネックだ。結果、見送られ続け、今に至る。

つまるところ、ぼくはHHKBという憧れの存在、高嶺の花に10年以上も恋い焦がれていたのである。

それが今日、ついに手を出した。手を出せた。中古品だが、本物のHHKBだ。それもHHKB Professional 2の英字配列・墨である。ドンピシャだ。

購入ボタンを押した瞬間、心が晴れやかになった。「やったった!」「ついに念願のHHKBを手に入れたぞ!」とすがすがしく思った。かの先輩があやつっていた伝説の道具が手元に届くのだ。10年越しの恋が実った気分だ。値段という最後のメンタルブロックを解除してくれた出品者には感謝しかない。

到着したら書斎のChromeBoxにセットしよう。写真も撮ろう。慣れが必要と言われているFnキーまわりを予習しておこう。右Shittの右にFnキーだ。上下左右キーは存在しない。F1〜12はFnキーと数字キーの組み合わせだ。よく使うショートカットキーの指の動きを練習しておこう。

こんなに受取が楽しみな買い物はずいぶん久しぶりだ。今はとにかく、メルカリからの発送通知が待ち遠しい。

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