提供:Lepow
メーカー様のご厚意で、2020年5月28日にアップグレードされた「Lepow Z1」をレビューさせていただけることとなりました。
ざっくり感想を言いますと、「27インチの4Kモニターと組み合わせると快適」です。
横に縦置きすると、高さと解像度がちょうどピッタリなんです。このために作られたんじゃないか、と思うくらい。
本来は持ち歩き用の小型モニターなんですが、むしろ4Kモニターを横に拡張するアドオン機器として有用でした。
横長の曲面モニターを使っている感覚です
Lepow Z1 15.6インチモバイルモニターの概要
注目ポイント
- 前作と比べ、sRGBカバー率を72%から85%まで向上
- 持ち歩き可能な重さ・サイズ感
- Type-C一本で給電・画面表示が可能
- 長く売れており、評価されている
2020年7月15日現在、Amazonでのレビューは1180件ほど。
アップグレード前のレビューも含まれている数字ですが、それだけ長く扱われ、評価されている証左でもあります。
そもそもアップグレード版の開発に着手される時点で、それなりに評判が良いシリーズだということです。
スペック
- 本体重量:730g
- サイズ:15.6インチ(16:9)
- パネルタイプ:IP
- 色域:sRGB85%
- 解像度:1920*1080
- コントラスト比:1000:1
- 最大表示色:1670万色
- 周波数:60 Hz
- 輝度(標準値):300 cd/m2
- 応答時間:5ms
- 入出力端子:Mini HDMI、イヤホンジャック側のType-C(給電&映像出力フル機能)、ダイヤルボタン側のType-C(給電のみ)、3.5mmオーディオ
- 三年間安心保証付き
Lepow Z1 15.6インチモバイルモニター レビュー
それでは実物レビューに入ります。
同梱物:すぐ使えるワンセット
同梱品は以下の通り。開けたその時から使えるよう、一通り揃っています。
- Lepow Type-Cモバイルモニター*1
- Mini HDMI to HDMI ケーブル*1(出力用)
- Type C-Type Cケーブル*1(出力用&給電用)
- Type C-USB Aケーブル*1(給電用)
- ACアダプター*1(給電用)
- スマートケース*1
- 保護フィルム*1
- 取扱説明書*1
特に保護フィルムが入っているのは、持ち歩くなら嬉しいポイント。
なお、付属の給電用ACアダプタの出力は5V2Aの10W。
こだわった仕様にはなっていないので、他のUSB給電ACアダプタでも代用可能です。
5Wでも動いたので、必ずしも10Wである必要はなさそうです
外観・デザイン: 薄くてシンプル
正面にはLepowのロゴ。ベゼルは、ベゼルレスとまではいかずとも、結構狭めです。
裏側はまっさらでサラサラ仕上げな表面に……
各種入力やスイッチのアイコン、PSE認証などが印字・貼付してあります。
「薄型軽量」を謳うだけあって、たしかに薄いです。スマホより少し厚いかな、くらい。
磁石でくっつくカバーが同梱されており、カバー内部の溝にひっかけることで、自立させられます。
溝の場所を変えればゆるい角度にもできます。
大きさ・重さ:持ち歩けるが……
15.6インチで重さは730g。「超大柄なタブレット」というイメージです。
持ち歩けなくはありませんが、相当なこだわりがない限り持ち歩かなかな、というくらい。
荷物少なめが好みなぼくの場合ですと、
- 一人で外作業をするなら、持ち歩かない
- どうしても複数人で1つの画面を使う要件があるなら、しょうがなく持っていく
と判断すると思います。
発色・表示:違和感なし
単体で見ても、パッとみて変な感じはしません。
隣に別のモニターを並べて比べれば、それなりに色味の違いはわかります。
ただ、カラーバランスをどちらかにあわせれば、違和感なく使えるレベルです。
特段、発色に問題はないのではないかと思います。
チラつきなど気になる点も見られませんでした。
機能:特に過不足なし
画質調整やブルーライトカットモードなど、一通りの機能はついています。
これといって特長も過不足もありません。
実際に使ってみた感想
27インチの4Kモニターの横に縦置きして使ってみました。
理由は
- 高さが同じくらい
- 縦の解像度が近い(2160pxと1920px)
ということで、4Kモニターを少し横に延長するイメージなら違和感なく使えるかな、と思ったから。
サイズ感としては、ご覧の通りシンデレラフィットです。
難なくスムーズに使える
HDMI接続した瞬間、認識され、使えるようになりました。
WindowsとChromeOS、双方問題ありません。拡張画面の位置設定や縦表示もOKです。
設定画面の通り、縦の解像度もほぼぴったり。
実際に使ってみると、マウスポインタを横に流すとほぼ同じ場所に出てきます。
27インチ×2枚より身体に優しい
最初は「中途半端に横に拡張しても、やっぱり中途半端なんじゃないの?」と心配していました。
しかし、実際はむしろ27インチを横に2枚並べるより、はるかに快適で実用的でした。
なぜなら、左右に広すぎないから。首をまっすぐ前に向かせた状態で、目の動きだけで画面の端っこまで捉えられる、ちょどいいあんばいなんです。
これが27インチ2枚だと、左右両端部分を見るにはいちいち首を左右に曲げなければならなかったんです。
人によって感覚が違うかもしれませんが、少なくともぼくにとっては、27インチ4Kの横にLepowの15.6インチを縦置きするサイズ感が最適でした。
4Kモニターと2台のPCで併用するならHDMI切替器は必要
これはニッチなケースかもしれませんが、ぼくの環境の場合、
- 出力元PCが2台あり、それぞれUSB-Cポートが1つずつしかない
- 4Kモニター向け画像出力で、USB-Cポートが専有されてしまう
- Lepowモバイルモニター向け出力は、HDMI-miniHDMIを使うしかない
という状態だったので、2台のPCのHDMI出力をLepowモバイルモニターのminiHDMIに入力させなければならず、評判のよかったこちらのHDMI切替器を導入しました。
PCを切り替える際にボタンをポチッと押して使っています。
(そもそも2台=仕事用と私用なので、同時に立ち上げることはなく、切替器で十分だった)
Lepow Z1 15.6インチモバイルモニターはこんな人におすすめ
まとめ:少し広い画面がほしいときにどうぞ
総合評価:
本来の使い方とはちょっと違うかもしれませんが、ぼくの用途にはピッタリだったので、★5つです。
テレワークで自宅書斎を増強・拡張したい方は、ぜひいかがでしょうか。
以上「Lepow Z1 15.6インチモバイルモニターレビュー | 27インチ4Kの横に縦置きすると捗る」でした。