電動スタンディングデスクFlexiSpot EJ2を使い始めて半年。天板の揺れやすくなりました。
デスクが揺れると画面が揺れ、集中力や仕事の効率に支障をきたします。
なので、原因調査のうえ対策を打ちました。結果、揺れを体感で5割ほど減少しました。
本記事では、原因と対策、実際の手順などを紹介します。
FlexiSpotの電動スタンディングデスクをはじめ、いわゆる「T字型」の脚のスタンディングデスクに適用できる方法です。
スタンディングデスクをお使いの方の参考になれば幸いです。
原因:4つの「グラつきポイント」
まずはFlexiSpot電動スタンディングの構造から、揺れの原因となる「グラつきポイント」は4つあります。
- 足元と柱の間
- 柱と梁の間
- 梁と天板の間
- 天板の中心
1〜3は、それぞれががっちりくっついていないと天板が揺れてしまいます。
4は天板そのものがたわむ(歪む)ことで揺れにつながってしまいます。
対策:脚と天板に手を入れる
原因を大別すると、
- 脚のネジのゆるみ
- 天板のたわみ(ゆがみ)
なので、それぞれ対策していきます。
1. デスク脚のネジを締めなおす
まずは足元。
- 高さを一番低くする
- 倒してネジを露出させる
- ネジを締め直す
左右合計8箇所あるので、すべて確認していきましょう。
次に柱と梁の中心。
- 天板のネジ止めを外す
- 天板をズラしてネジを露出させる
- ネジを締め直す
こちらは左右2箇所ずつ、合計4箇所あるので、全部点検していきます。
最後に、デスク脚と天板をつなげるネジを締めて完了です。
ここまでで、デスク脚から天板までつながる部分における「グラつきポイント」はケアできました。
2. 天板のたわみ(ゆがみ)を防ぐ
あとは天板そのもののたわみ(ゆがみ)を防いでいきます。
ただぼくのは今回、デスク脚のネジの締めなおしだけで十分揺れがおさまったので、天板には手を入れていません。
なので、ネットで調べた結果の共有だけとさせてください。
・・・
以下のサイトに、スタンディングデスクに限らず、天板のたわみ(歪み)を直す有効な方法が網羅的に紹介されています。
参考 デスク天板のたわみ抑止方法と既存デスク天板のたわみ矯正方法
このなかでFlexiSpotのスタンディングデスクで使えそうなのは、
- 天板の底面を木材や角パイプ等で補強する
- そもそも厚みのある天板に交換する
の2点。
今ある天板を使うなら「補強」一択です。
材料はAmazon等で1cm単位のカット売りがあるので困らないと思います。
しかし本格的に補強するには、木材・金属加工やネジ穴あけなどが必要で、
- ドリル等「また使うか微妙」という意味で手を出しにくい道具の入手
- そもそも慣れている人のほうが少ない木材・金属加工
など、結構高いハードルを超えなければなりません。
なので、天板のたわみ(ゆばみ)防止は、日曜大工に慣れた人向けの対策といえそうです。
再発防止策・予防策
一度対策しても、効果は永遠ではありません。
再発防止策や予防策など、根本解決するための方法も考えていきます。
1. 定期的にメンテする
初手から「根本対策」でもなんでもなくて恐縮なのですが……
締めたネジはいずれ緩むもの。スタンディングデスクもそれは同じ。
なので、「揺れやすくなってきたな」と思ったとき、または半年に1度くらいの定期で、ネジが緩んでいないか確認しましょう。
ネジの緩みを完全になくすには、溶接するしかありません
2. 厚くて丈夫な天板に交換する
一方、天板のたわみはネジ締めなど定期メンテではどうにもなりません。
定期でなくとも、たわんだ天板を直すのは素人では無理です。(玄人でも無理かも)
そのため天板のたわみをそもそも防ぐなら、熱くて丈夫な天板に交換するのが無難です。
FlexiSpot公式の天板なら安心でしょう。位置がピッタリの専用ネジ穴もついています
まとめ:まずはデスク脚のネジ締めから
FlexiSpot電動スタンディングデスクの構造から、揺れは
- 足元
- 柱
- 梁
- 天板
- デスクの上のもの(モニターアーム等)
と順に伝わります。そして、この順に揺れ幅も大きくなっていきます。
つまり、揺れ対策は「デスク脚 → 天板 → デスクの上のもの」という順番でおこなうほうが、高い効果が期待できます。
なので、スタンディングデスクが揺れやすいからといって、いきなりモニターアームの買い替えや天板の交換を考えるのは、得策ではありません。
まずはデスク脚の定期メンテから着手しましょう。
以上「FlexiSpotの電動スタンディングデスクが揺れる原因と対策」でした。