Bluetoothドングルは本当に必要?TP-Link UB500で自作キーボードの通信ラグが劇的改善した話

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TP-Link Bluetoothドングル UB500 レビュー なぜBluetoothドングルを買うのか

「Bluetoothドングルなんて誰が買うの?」とずっと思っていました。PCにBluetoothがついているのは当たり前ですし、どんな用途があるのか全く理解できなかったからです。

にもかかわらず、Amazonでランキング入りするくらい売れている。これもとても不思議に思っていました。

ところがそんな私自身が、「明日にでもBluetoothドングルが欲しい!むしろ今すぐくれ!」と必死になる日がやってきたのです。

今回は、自分がTP-LinkのBluetoothドングル「UB500」を買うまでの流れを詳しくお話します。

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自作キーボード×Bluetooth接続でトラブル発生

管理人は自作キーボードの世界に入り込んでいまして、昨今左右分割型トラックボール付き無線接続のキーボードcool642tbを組み立てました。

これを仕事用PC、自宅のミニPC、さらにスマホでも自在に切り替えて使いたかったのです。

ところが、ここで思わぬトラブルが発生しました。

症状:トラックボールがまともに動かない!

キーボードのキー入力自体はタイムリーに反応するのに、トラックボールだけ0.1秒から0.5秒ほどのラグが出ることが頻繁にあるのです。

厄介だったのが、再現条件が不明であること。スムーズに動く時もあれば、超低スペックなスマホのように画面が遅れてついてくることもある。特定条件下で再発するならコントロールのしようがあるのですが、いつ再発するかわからないとなると、精密な操作が求められることがあるトラックボールとしては致命的でした。

私はキーボードやトラックボールを「仕事道具」として捉え、最高速のアウトプットを目指しています。自作キーボードに関しても同様です。仕事道具でなにより大事なのは信頼性。キーを押したら意図通りの文字が出て、トラックボールを転がしたら意図通りにポインタが動いてくれないと、仕事道具として使い物になりません。なのでこの不確実性はとても許容できませんでした。

原因を特定するまでの道のり

自作キーボードそのものやBluetooth通信全般の問題ではないかと疑いましたが、スマホや他のPCでは完璧に動作します。そこで問題は接続先のミニPCで確定。

さらなる調査の結果、このミニPCには名もないメーカー製のBluetoothモジュールが搭載されており、通信品質があまり良くないというレビューに行き着きました。

ミニPCの価格を考えれば仕方のないことですが、この機種を買うと判断したのは自分自身なので、安物買いの銭失いだったと反省。

こうして、ミニPCのBluetooth性能を強化するため、ドングルの導入を決意しました。

TP-Link UB500 Bluetoothドングルで解決を試みる

なぜTP-Link UB500を選んだか?

Bluetoothドングルを探し始めると、AliExpressやメルカリでは怪しい製品が500~600円程度で売られていました。

安物を買って再び失敗するのは絶対に避けたかったため、ネームバリューと品質の信頼が高いTP-Linkを選びました。

価格は1200円程度。他の怪しいものの倍額ですが、安心感を買うという意味でも妥当な選択だったと思います。

実は購入前に秋葉原のヨドバシカメラでも同等品を探しましたが、見つかりませんでした。Amazonで人気なのに実店舗に置かない理由は、おそらくニッチすぎて管理が面倒なため、またはBluetoothの品質にこだわる層はそもそもオンラインで購入するからでしょう。私自身も結局Amazonで購入しましたから、この理由には納得できます。

セットアップは一発だった

実際のセットアップは驚くほど簡単でした。USBポートに挿せば自動で認識され、ペアリングもスムーズに完了しました。これ以上簡単にできる方法はないでしょう。

なおWindows 8.1以降であればUSBポートに挿すだけで自動的に認識され、ドライバのインストールも不要ですが、Windows 7では公式サイトからドライバを手動でインストールする必要があるようです。

実際の効果:自作キーボードが「仕事道具」に生まれ変わった

ドングルを差してペアリングした瞬間から、その効果を実感しました。トラックボールのラグは完全に消え去ったのです。

ミニPCとの距離はわずか40~50cmではありながら、使用場所は木製の机の上でありながら金属製のノートパソコンスタンドの間、Bluetooth通信にとってはやや不利な環境。それでも通信は安定し、カーソルの動きはスムーズそのものでした。

もともとの内蔵Bluetoothモジュールが、おそらく基板上に直付けされており、筐体や他部品による電波干渉を受けていたことが原因だったと推測できます。

ドングル一つでストレスが消え、自作キーボードはようやく「本物の仕事道具」になりました。

まとめ:自作キーボードの無線トラブルは「ドングル」で解決できる

総合評価:

あんなに存在価値がわからなかったBluetoothドングルに★5評価をつける日がくるなんて。

1200円が高いか安いかは人それぞれですが、自分のこだわりで作った自作キーボードが快適に使えるようになるなら、この金額以上の価値があったと断言できます。

ドングルに疑念を抱いていた自分自身が最も驚いていますが、この買い物は間違いなく正解でした。

私と同じように自作キーボードやBluetooth通信の品質問題で悩んでいる方には、TP-Link UB500のようなBluetoothドングルは非常におすすめです。

この記事が皆さんのBluetoothトラブル解決のお役に立てれば嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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