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Amazonプライムの本読み放題サービス「Prime Reading」はマンガ国家日本に上陸するか

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Amazon Prime Readingのロゴ

こんにちは、NAEです。

アメリカのAmazonプライムに本の読み放題サービスPrime Readingが追加されたそうです。

参考:Amazon.com、プライム会員向けに“1000冊以上読み放題”の「Prime Reading」開始 - ITmedia ニュース

1000冊以上の電子版書籍、コミック、雑誌が読み放題。(中略)ラインアップにはベストセラーや人気雑誌も並ぶ。

ということなのですが、このサービス、はたして日本にも来るんでしょうか?

既存の本読み放題サービスであるKindle Unlimitedのビジネスモデルとの関係性から考えてみたところ、日本人マンガ読みすぎという事実がゆえの限界が見えてきました。

今回はそんなお話。

Prime Readingの位置づけはKindle Unlimitedへの動線?

Amazonで本の読み放題といえばKindle Unlimitedですよね。日本でも「お得!すごい!破壊的!」と大歓迎されたサービスです。

Kindle Unlimitedのサービス詳細は下記公式ページからどうぞ。

参考:Kindle Unlimited公式ページ


そんなKindle Unlimitedがありながら、なぜあえてPrime Readingという別サービスを立ち上げたのか。

単純に考えれば、

  1. Kindle Unlimitedの会員数を増やしたい
  2. Amazonにゾッコンなプライム会員なら誘いやすい
  3. プライム会員向けに「本読み放題」をお試し提供して誘い込みたい

ということになるかと思います。「クロスセル」と呼ばれる売上増加アプローチですね。

それなら早く日本にも展開すればいいじゃん。Prime Readingはよ!

と思うかもしれませんが・・・

クロスセル目的でのPrime Reading日本展開はゼロに近い

Kindle Unlimitedの著者への報酬モデル、そして日本におけるKindle Unlimitedの使われ方の2点から考えてみると、Prime Readingが日本に来るかは雲行きが怪しいように感じます。

Kindle Unlimitedのビジネスモデル

Kindle Unlimitedの著者報酬モデル

画像出典:Kindle Unlimitedは出版側にとって神か悪魔か - ITmedia Mobile

Kindle Unlimitedにコンテンツを提供した著者への報酬は、読んだページ数に応じて従量制で支払われるそうです。

一方、Kindle Unlimitedの利用料金は月額980円の定額制

これがなにを意味するかというと、

ページ数の消費ペースが早いほどAmazonは損をする仕組み

ということです。

Kindle Unlimitedはマンガ国家日本ではペイしにくい

そこで、日本のKindle Unlimitedのラインナップを見てみましょう。

こちらのグラフをご覧ください。2016/10/06現在の日本のKindle Unlimitedのラインナップをカテゴリ別にグラフ化したものです。

f:id:nice_and_easy:20161101015120p:plain

上位30%近くがコミックとアダルトという、ページ繰りが早いコンテンツの代表格で占められています。

コンテンツのラインナップと実際にユーザが手に取る書籍数が比例するならば、日本のKindle Unlimitedは圧倒的にページ消費ペースが早いことになりますね。

ユーザの行動とコンテンツプロバイダーの提供するものがこの調子だと、AmazonとしてはいくらKindle Unlimitedユーザを増やしても儲けが出ない可能性があります。

著者へのページあたりの報酬単価を調整して差異を吸収するにしても、やればやるほど利益が出ない負け戦構造になっている以上、今のビジネスモデルを続ける限りAmazonにとって日本は魅力のない市場だということになります。


参考に、比較対象として、アメリカのKindle Unlimitedのラインナップも見てみましょう。

f:id:nice_and_easy:20161101015135p:plain

Literature & Fiction(文学・小説)やForeign Language(外国語)という文字文字しいコンテンツが上位2つ、30%を占めています

一方、Comic & Graphic Novels(マンガ類)は驚きの最下位。その内訳、わずか0.36%。

ページ繰りに時間がかかるコンテンツが多いぶん、月額課金と従量型報酬というモデルでもペイする。そのためクロスセルでユーザを増やすという判断に至った。なんて考えた透けて見えますね。


というか、日本人マンガ読みすぎ

Kindle Unlimited対象本が突如大量削除され騒動に

こんな事情が表面化したのが、ここ最近のKindle Unlimitedまわりの騒動でしょう。

Amazonが読み放題本のラインナップを変えてきたことで講談社が抗議したり、やまもといちろう氏が言及したりと、話題に事欠きません。

これらの騒動も先ほどの考察からすると

日本人がマンガ読みすぎ

日本の出版社はマンガに頼りすぎ

という市場環境が根っこだと思うので、抗議すること自体ナンセンスであるようにも思えます。

※2016-10-07追記

上記考察は図星だったようです。

「5カ月分の予算が最初の1週間で消えた」―― 出版社社員が明かす「Kindle Unlimited」大混乱の理由 - ねとらぼ

逆にAmazonプライム一本化の線はあるかも

というわけで、Kindle Unlimitedへのクロスセルという目的でのPrime Reading日本展開は限りなくゼロに近いと思います。

しかし、逆に

  • Kindle Unlimitedの拡充をストップ
  • Amazonプライムへ投資を集中

という方向でAmazonが動くとするならば、日本のAmazonプライムへPrime Readingが追加される可能性あります。

というか、昨今のAmazonプライムへの力のいれようを考えると、こっちの線が強いんじゃないかな?

プライム会員のAmazonでの買い物額は非プライム会員の2倍だそうですし、Amazonプライムの特典を拡充して魅力を高める方向なのは間違いないと思います。

まとめ:Amazonプライムはさらにお得になっていくかも

となると、ぼくとしてはものすごく嬉しいわけですよ。

超節約家でコスパ重視人間のぼくをして、2年以上も継続してお金を払い続けているAmazonプライムがさらにお得になるってことですから。

今後もAmazonの動向、Amazonプライムの動向に目が離せません。

日本のAmazonプライムの特典を見てみる

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