Warning: Undefined array key "aliurl" in /home/naeserv/naenote.net/public_html/wp-content/themes/cocoon-child-master/functions.php on line 202
YouTubeやネットの海外スマホレビューをよく見てるんですが、どうやら最近の注目株はXiaomi Mi9Tなようです。
その評判はすさまじく、The BEST Midrange SmartphoneやThe best value gaming phone to dateなどと呼ばれています。
その理由をひもとくと、5つに収斂されます。
- 2年前のフラッグシップと同等の処理能力、Snapdragon 730搭載
- はるかに進化した画像処理性能で、重いゲームもサクサク
- カメラのメインレンスが上位機種のMi 9とほぼ同じ性能
- 最新のしくみでノッチなし全画面を実現
- なのに同等性能の他のミッドレンジより20%以上安い
これだけ盛り盛りならそりゃ売れるよなあ……
というわけで、本記事ではXiaomi Mi9Tの注目すべきスペックをピックアップして紹介します。
最新の機能やデザインはほしいけど値段も重視したい……という方、ぜひ参考になさってください。
Xiaomi Mi9Tのスペック
テレクトリストさんがまとめているのが一番見やすいので、全量を知りたい方はこちらをどうぞ。
参考 Xiaomi Mi9Tのスペックまとめ、対応バンド、価格 | telektlist
Xiaomi Mi9Tの特徴・注目ポイント
特に注目すべき5つのポイントをピックアップして解説します。
2年前のフラッグシップと同等の処理能力
Xiaomi Mi9Tは、ミッドレンジ向けの最新チップ「Snapdragon 730」を搭載しています。
その実力は、Antutuベンチマークスコア約21万点。iPhone 7より高く、Pixel 2と同等レベルです。
つまりXiaomi Mi9Tは、ミッドレンジながら2年前のフラッグシップと対等な処理性能を持っていることになります。
画像処理性能が大幅アップ、重いゲームもサクサク
またSnapdragon 730は、これまでのミッドレンジに使われていた前世代のSnapdragon700番代と比較し
- AI処理性能が3倍速に向上
- 最新のレンダリングライブラリVulkan 1.1対応で、3D描画がさらに軽く
- ついでに消費電力も20%削減
という飛躍的な進化を遂げています。
結果、PUBGなど重い3Dゲームもシームレスに楽しめる性能に仕上がっています。
メインレンズは上位機種のMi 9とほぼ同じ
等倍撮影を行うメインレンズは、上位機種であるXiaomi Mi 9とほぼ同じものを使っています。
唯一の違いは、4k撮影時のフレームレート(fps)だけ。Mi 9は60fpsまでOKですが、Mi9Tは30fpsまでです。
レンズ | Xiaomi Mi 9 | Xiaomi Mi9T |
---|---|---|
メインレンズ | 48MP ソニーIMX 586 0.8μm f/1.75 | 48MP ソニーIMX 582 0.8μm f/1.75 |
ズームレンズ | 12MP 1.0μm f/2.2 | 8MP 1.0μm f/2.2 |
広角レンズ | 16MP 1.0μm f/2.2 | 13MP 1.12μm f/2.4 |
(参考) セルフカメラ | 20MP 0.9μm f/2.0 | 20MP 0.8μm f/2.2 |
つまり、普段ズームはあまり使わない人や、4Kにこだわりのない人など、多くの人にとってMi 9とMi9Tで同じ水準の写真が撮れるということになります。
もちろん、レンズが同じだからといって同じ画質や色味が出るとは限りません。撮影後の画像処理が違えば、出てくる写真もそれなりに違って見えるからです。
しかし、画像処理はソフトウェアのアップデートやアプリでどうにでもなります。
その点を考えると、ハードウェア面でほぼ同じ性能なのは安心感があるでしょう。
ぼくは普段はほぼ等倍で撮影しているので、これは嬉しいポイントです
ポップアップ前面カメラ+画面内指紋認証
ポップアップ前面カメラは、つい数ヶ月前まではOnePlus 7 Proなど上位フラッグシップモデルの専売特許でした。
また画面内指紋認証も、2018年11月発売のOnePlus 6Tくらいから搭載され始めた新しい仕組み。
それにより……
ノッチなしの全画面が実現されています。
これら最新の機能・デザインが3万円台のミッドレンジについてきたのかと思うと、結構物欲が刺激されてしまいます。
これだけでちょっとお得感があります
同等性能の他のミッドレンジより20%以上安い
海外YouTubeでよく出てくる比較対象が、同じくらいの性能・構成を持つOppo Renoです。(日本発売されている10x Zoomとは別物)
中国国内向けに発表された公式価格を比較すると、以下のとおり。
- 6GB+64GB:1,999CNY ≒ 3.1万円
- 6GB+128GB:2,099CNY ≒ 3.3万円
- 8GB+256GB:2,599CNY ≒ 4.1万円
- 6GB+256GB:3,299CNY ≒ 5.2万円
ストレージなど前提が違うため単純比較はできませんが、ざっくり20〜25%くらいXiaomi Mi9Tが安い水準です。
かなり派手な値段差なので、多くの人がXiaomi Mi9Tを選ぶのも納得です。
こちら中国国内の現地価格なので、日本から買うときの総額は少し高くなります
Xiaomi Mi9Tの要注意ポイント
ここまで注目ポイントばかり挙げてきましたが、さすがに完璧性能なわけではありません。
日本で使うにあたり、注意したいポイントをまとめます。
Band 19に対応していない
Xiaomi Mi9Tは、ドコモ回線で「プラチナバンド」と呼ばれるBand 19に対応していません。
Band 19は、建物の中や地下などもくまなく通信するための電波帯なので、多少入り組んだ場所に入ると電波が悪くなる可能性があります。
とはいえ、Band 1や3など主力バンドにしっかり対応しているので、エリアによっては支障なく使えると思われます。
念のため、東京23区の自宅近辺で手持ちのドコモMVNOで調べたところ、ほぼ常にBand 1か3、屋内の奥まっているところでやっとBand 19が登場する感じでした
一方、ソフトバンクとワイモバイルの電波帯にはフル対応しているので、どうしても気になる方それらを使うほうが安心です。
※2019-08-21追記:東京23区内でドコモ回線で使ってみました。Band 19がなくともほぼ途切れず使えます。
顔認証は一手間必要
海外YouTubeのレビューを見ていると、顔認証を起動するには一度ロック画面をスワイプアップしなければならないそうです。
これはソフトウェアの修正でどうにでもなるので、アップデートを期待したいところです。
もちろん顔認証を使っていない人、画面内指紋認証でこと足りる人にとっては、全く問題になりません。
技適取得情報はない
Xiaomi Mi9Tは日本未発売の海外SIMフリースマホで、技適マークを取得したという情報はキャッチできませんでした。
そのため日本国内で利用する場合は、技適まわりの事情やリスクを理解したうえで自己責任で……となる点、把握しておいたほうが良いでしょう。
Xiaomi Redmi K20との混同に注意
Xiaomi Mi9Tは、中国向けに発売されている「Xiaomi Redmi K20」のグローバルモデルという位置づけです。
もっとも大きい差は、Google Playストアの利用可否です。
- Xiaomi Mi9T:Google Playストア対応
- Xiaomi Redmi K20:Google Playストア未対応
上記の違いのせいか、Redmi K20のほうが9,000円ほど安くなっています。
もちろん、ROMを焼き直せばRedmi K20でもGoogle Playストアが使えます。しかし「ROMの焼き直し」という言葉にピンとこない方はMi9Tを選ぶほうが安全です。
まとめ:それでも気にせずにはいられない注目ミッドレンジ
本記事では、Xiaomi Mi9Tが海外で大人気な理由をひもといてみました。
結論、たしかに気にせずにはいられない注目のミッドレンジだとわかりました。
- 2年前のフラッグシップと同等以上の性能
- 大幅に進化したゲームパフォーマンス
- 出し惜しみしないメインカメラレンズ
- ノッチレス全画面と、それを実現する最新の機能郡
- なのに、ものすごく安い
もちろんいくつか注意点や気になるポイントはあるものの、それを補ってあまりある魅力があります。
「2019年のベスト・ミッドレンジ」という海外の評判は、あながちウソではなさそうです。
以上「Xiaomi Mi9Tが海外でよく売れてる理由を調べてみたら「そりゃ売れるよな」と思った」でした。
※実機レビューはこちら