トラックボールマウスに乗り換えてから1ヶ月、なかなか慣れず苦労しています。
全般的にダメ、というわけではありません。特定の操作が難しいがゆえ、全体の操作スピードと精度が上がらないんです。
楽に早くマウス操作するためのトラックボールなのに、これでは元も子もありません。
仕方ないので、それらの操作は別の方法で行うことにしました。
というわけで本記事では
- トラックボールでは難しかった操作
- それらの代替策
を紹介します。
トラックボールを使ってみたい方の参考になれば幸いです。
トラックボールが苦手なポインタ操作トップ3
1. マウスホバーでメニューをたどる
たとえばこんな操作↓
- メニューを押す
- ポインタの動きでサブメニューを開いていく
- 使いたいメニューでクリック
上記の2がめちゃくちゃ難しいです。
そもそもトラックボールは、
- ポインタの素早いor細かい移動は得意
- だがポインタ軌跡のコントロールが難しい
と言われています。
そのため、軌跡のコントロールが前提のホバー操作はトラックボールとの相性は最悪なのです。
代替策は、キーボードショートカットを使うこと。
WindowsならAltを押すとメニューにフォーカスされ、そこから各メニューに割り当てられたキーを入力していけば、メニューをたどれます。
ただしこの方法は完璧ではありません。Web画面やWebアプリだと、メニューにショートカットキーが割り当てられていないケースがあるからです。
そのような場合にも備えるには、ポインタ軌跡をコントロールできるよう練習あるのみ、です。
2. 1文字単位の文字選択
たとえばこんな操作↓
- 文字列を選択する
- ドラッグ&ドロップで移動先まで動かす
こういったかんたんな文字列操作なら、マウスでさくっと済ませてしまいたいもの。
しかし、トラックボールは慣れるまでは細かな操作がやりづらい、と言われています。
そのため、フォントが小さいテキストを1文字単位で正確に選択するのは至難のワザなのです。
代替策は、キーボードを併用すること。
具体的には、
- だいたいの場所にカーソルを置くまではトラックボール
- それ以降の文字列選択はキーボード
- 選択した文字列の移動はトラックボール
と役割分担します。
ただ、これだと最初からキーボードだけでやるほうが早いです……。
そのため、マウス操作だけでかんたんな文字列操作を済ませたいなら、トラックボール操作の練習あるのみ、です。
3. ポインタの縦移動
ポインタの縦移動には、親指を前後(指先⇔手首)方向に曲げ伸ばしする必要があります。
しかしそもそもの体の作りとして、親指はこの方向の可動域が狭いです。
代替策は、腕を使うこと。
親指をトラックボールに置いたまま腕を前に出す・引っ込めることで、ボールを操作します。
親指の可動域の狭さを腕でカバーする、ということです。
しかしこの方法は、指だけで操作できる、というトラックボールの良さを消してしまいます。
そのため、多少可動域は狭くとも、なんとか親指だけでスムーズに移動できるよう、練習あるのみです。
どう練習すればいい?
- 軌跡のコントロール
- 1文字単位の文字選択
- ポインタの縦移動
いずれも100%の代替策なく、練習あるのみ、が結論になってしまいました。
では、具体的にはどう練習すればいいのでしょうか。
縦移動を含む細かい動きと軌跡のコントロールが両方練習できるのは、ポインタを使った迷路ゲームです。壁にぶつかるとゲームオーバーのものならなお良いですね。
おすすめは、以下サイトの「Cursors」。ポインタ操作で迷路をクリアするだけでなく、世界中のプレイヤーがどこで壁にぶつかったかもわかるので、楽しみながら練習できると思います。
参考 Cursors

ぼくも地道に練習します……
まとめ:マスターへの道は地道な努力から
思い返せば小さいとき、マウス練習アプリで一生懸命マウス操作を覚えた記憶があります。
トラックボールは、マウスとはまったく違うインターフェース。マウスと同じレベルで使いこなすには、やはり相当な練習が必要なのでしょう。
よくネットで
- 「トラックボールはすごい」
- 「もう手放せない」
とトラックボールの使い勝手を絶賛する記事を見ます。
が、それを書いている人たちは相当な修練の末にその境地に行き着いた人たちなのだ、ということを忘れないようにしたいですね。
以上「トラックボールだと難しいポインタ操作3つとその代替策・練習法」でした。