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効率的に文章力を伸ばすコツは筋トレが教えてくれる

文章力は筋トレ 資料・文書

「ライティングは筋トレである」

先日読んだ雑誌に書いてあった見出しなのですが、スキル開発の本質を突いていると感じました。

その記事のトピックであった「文章力」を例に、そう思った理由を書いていきます。

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ライティングは筋トレである

その雑誌に書いていた内容を三行にまとめると、

  • ライティングは筋トレと同じで、誰でも鍛えられる
  • 70%の出来でもまずは世に出しフィードバックから学べ
  • 実践訓練で場数を踏むことが文章力アップの秘訣である

文章力とは訓練次第で伸びるし伸ばせる。だからトレーニングを続けよう。ということです。

筋トレに学ぶ、効率的に文章力を伸ばすコツ

といっても駄文を書き連ね続けても文章力は頭打ちになるでしょう。

自己流のフォームで場当たり的に鍛えても伸びは限定的です。

正しいフォーム、正しい負荷、正しい回数・セット数でトレーニングを行う。

これらを通じ経験の質そのものを引き上げることこそ、レベルアップには重要です。

では文章力を効率的に鍛える上質な経験とはなんでしょうか。

筋トレのベストプラクティスから観点を盗んで考えてみようと思います。

正しいフォームで行う:型を覚え、身につける

効率的な筋トレには正しいフォームが欠かせません。

鍛えたい筋肉に負荷が集中しているとを感じつつ、1回のストロークをゆっくりじっくり行うことが重要です。

では文章力における正しいフォームとはなんでしょうか。

それは文章の型です。例えば次のような型があります。

  • 章構成の型(ストーリー)
    • 起承転結
    • ロジックツリー
    • Why/What/How/Whenの順番
  • 文の展開の型
    • 結論から理由型
    • 全体像から個別トピック型
    • 読者の疑問先取り型
    • SDS法
    • PREP法
  • 文体や文言の型
    • SVOCや5W1Hの順番
    • 頭に入りやすい語順

もちろん、これらの型のどれが正しいか正解はありません、目的によって使い分けるべきものだからです。売るための文章、説明する文章、拡散狙いの文章でスタイルは全く異なります。

大事なのは、守破離の守をきちんと身につけるたうえで、目的によって使い分けることです。

伝えたいコンテンツを型に当てはめて書いてみることが経験値アップの近道でしょう。

正しい負荷・セット数で行う:質・量ともにストレッチする

筋トレは1セット10~15回で限界がくる負荷で2~3セット行うくらいのトレーニング量が適切と言われています。

100キロのバーベルを全力で2~3回持ち上げるのは筋肉にとっては過負荷。一方で10キロのダンベルを50回持ち上げたところで筋力アップには繋がりにくい。

レベル10の勇者がいきなりゴーレムに挑んでも勝てない。かといってアリアハンでスライム狩りをしても効果的なレベルアップは望めない。

早くレベル11なりたければ、さまようよろいとギリギリのバトルを繰り返す方がよいのです。

ライティングでいえば、いきなり難しい内容の文章を書こうとせず、自分の書きやすいものを少し肉付け・深掘りしたくらいの内容を書きましょう、ということになります。

頭にパッと思い浮かぶレベルの内容で満足せず、少し頑張ってさらに1段階2段階深掘りした突っ込んだコンテンツを書いてみる。

この少しの頑張り、少しの背伸びが積み重なることで文章力が鍛えられていくものと思います。

超回復のため筋肉を休ませる:書いたものは時間をおいて再レビューする

筋肉はトレーニングで傷ついた筋繊維が超回復することで増えていきます。増やすには休ませる必要があるのです。

休ませることなくトレーニングを続けると筋繊維は回復できずにダメージを負い続け、増えるどころか消耗してしまうのです。

ライティングにおいては一度書いた文章を1日寝かせて再レビューするという行いがこれにあたります。

その場の勢いで書いた文章は、少し頭を冷やしてみると修正したくなる点がたくさん出てくるもの。

明日の自分は他人なので、その人にレビューを頼んでみる。一方でレビューするのは自分なので、レビュアーとしての経験値も自分にたまっていく。

こういうサイクルを回していけると、初版の品質がどんどん上がっていきます。

プロテインを飲む:インプットを増やす

筋肉を効果的に増やすには、トレーニング後30分以内にプロテインを飲むと良いとされています。

筋肉が増えるために必要な栄養を摂取することで、よりトレーニングの効果を高める。

ライティングでいえばインプットを増やすに相当すると思います。大量のインプットはアウトプットの質を高めるという考え方ですね。これは池上彰さんの著書「伝える力」でもとりあげられています。


とはいえ、脳みそは常にインプットにさらされています。

あえてインプットを断ったほうが心からのアウトプットが出てくる場合もあることは覚えておいて良いでしょう。

詳しくは下記記事に書いています。

アウトプットに困ったら、あえてインプットを遮断してみる
アウトプットにはインプットが必須だと言われていますが、逆にインプットを遮断することでアウトプットの質と量が増える場合もあります。

定期的にトレーニングを続ける:定期的に書き続ける

最後に、筋トレは続けないと筋肉量は減っていきます。

ライティングも同様、書き続けることが大事です。

1日1記事、2日1記事、むしろ1日3記事。

ペースはどうあれ、これまで述べてきたポイントをおさえられるなら、書き続けるべきです。

効率的な文章力を伸ばすポイントまとめ

以上5つの要点を筋トレから学んでみました。

  • 型を守り、身につける
  • 少しだけ背伸びする
  • 間をおいて自己レビュー
  • インプットを増やす
  • 定期的に書き続ける

中でも一番難しいのは「定期的に書き続ける」でしょう。

型を守り、少しストレッチをし、自己レビューを怠らず、きちんとインプットしたうでアウトプットする。結構な負荷です。

これを続けるだけでもかなりの気力が必要そうです。だからこそトレーニングなのですが。

まとめ:トレーニングの質を上げて文章力を磨こう

以上、効率的に文章力を伸ばすトレーニングの要点を筋トレから学んでみました。

この要点、文章力だけでなく実はどんなスキルにも当てはまる考え方です。

効率的にスキルを獲得していきましょう。

文章力の指南本はこちら2冊がおすすめです。

「新しい文章力の教室」は日本語の正しい書きっぷりを学べる必読書
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」は、日本語で文章を書く人は全員必読レベルの良書でした。
「わかりやすい文章を書く全技術100」は端的な表現手法を学べる良書
「わかりやすい文章を書く全技術100」を読んだのでレビューします。端的な文章を書きたい人にはおすすめ。

 

スキルを素早く習得するスキルについてはこちらもどうぞ。

https://work.naenote.net/entry/catch-up-skill

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