心療内科を卒業したので「うつヌケ」を読んでみた感想

2016年8月に過労でぶっ倒れてから2017年3月に職場復帰して今に至るまで心療内科に通っておりました。

が、このたび心療内科を卒業したので、自分なりのふりかえりとして「うつヌケ」を読んでみましたので感想を書きたいと思います。

一言で言うと、回復した後に読んでよかったなと。

ぼくと「うつ」の関係

感想に行く前に、前提としてぼくと「うつ」の距離感についてお話しさせていただきます。

心療内科にかかった経緯

そもそも心療内科にかかった理由は、過労です。

休みなしで1ヶ月半くらい朝から深夜まで働き詰めしてたら起きれなくなりました。

詳しい様子はこちらに書いています。

休みがない…1ヶ月半休みなしで朝から終電まで仕事した結果
激務によるオーバーワークでぶっ倒れてしまいました。そうなった原因と結果のお話です。

症状と抑うつ度

初診で受けたCES-D(うつ病簡易評価尺度)によると、ぼくは「軽度抑うつ状態の手前」だったそう。

簡単に言うとうつ病の予備軍という感じでしょうか。処方も睡眠導入剤と抗不安薬のみです。

とはいえ担当医いわく「あなたは自己評価低い&責任感じる系だ」「今の段階で診察できてよかった」だそうなので、たぶん転落する寸前だったんじゃないかなと。

8ヶ月の心療内科通い+3ヶ月の不定期診察を経て心療内科を卒業

2016年8月に心療内科に通い始めてから8ヶ月、会社指定のカウンセリングサービスを月一で受けつつ、隔週で心療内科に通っておりました。

その後2017年3月に職場復帰したのですが、くすりの処方と予後のため3ヶ月間は3〜4週に1度とかペースで不定期に受診していました。

が、このたび晴れて卒業しました。明確にもう来なくていいよと言われたわけではないのですが、「またなにかあったら来てね」という担当医のコメントを受けてです。

ちなみにかかった心療内科はゆうメンタルクリニックです。感想は下記記事にまとまっています。

ゆうメンタルクリニック新宿院に8ヶ月通った感想
人生初の心療内科。ゆうメンタルクリニック新宿院に通いました。初診とその後通ったレポートです。

回復後に「うつヌケ」を手に取った理由

さて、そんなぼくが話題の「うつヌケ」を知ったのは発刊から1ヶ月経った2017年2月のこと。

職場復帰もまだで体調も回復したと言い切れない状態の時でした。寒かったですしね。

多くの方はおそらく、自分のうつ状態を回復するために様々な本やサイトを見て「自分で何とかしよう」と思われるかもしれません。実際に「うつヌケ」を手に取った方もいるでしょう。

しかしぼくはやめました。理由は心療内科の医師を信じていたのと、人の成功談を聞くと逆に自分が落ち込みそうな気がしたからです。

「うつヌケ」の感想

というわけで晴れて心療内科を卒業できたため「うつヌケ」を手にとってみたのですが・・・

やはりぼくにとっては回復後に読んだのは正解だったと実感しました。

症状の「あるある」はあまり響かなかった

理由のひとつは、描かれている症状に対してあまり「あるある」を感じられなかったからです。

これはおそらくぼくの症状が軽かったからかもしれません。「軽度抑うつ状態の手前」ですからね。

「うつヌケ」の中にはうつの予備軍の方の事例も紹介されていましたが、ぼくはおそらくさらにその手前だったのでしょう。

回復前に「うつヌケ」を読んでいたらきっと、うつの症状も実感できないのに休んでいていいのだろうかと自分を責めていたかもしれません。

結果、回復が遅れていた可能性もあります。

再発防止策の紹介はマジ役立った

体調回復後に読んで良かったなと思った理由はもう一つ。今自分に必要な再発防止策がふんだんに紹介されていたことです。

自分の気分を上下させる要因を知ること、趣味の時間を取ること、自分を俯瞰する視点を持つこと・・・

文字に書いてみると当たり前のことばかりなのですが、うつっぽい状態から回復した人間から見るとしみじみ効果がわかるし役に立つ感じるものばかりなんですよね。

たとえばぼくは雨が苦手です。雨が降った日は心が落ち込む傾向があります。晴れた日は夜までピンピン動き回っているのに、雨の日は午前中にはだるさを感じるほど。

その点、著者の田中圭一さん自身の体験である「天気予報を見て気温の落差による気分の落ち込みに備える」はなるほどその通りだと実感したり。

あと「うつの第二トンネル」のリスクを知れたのも役に立ったポイントです。ここの備え、正直忘れてました。

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うつの人の家族にも読んでほしい

さて、最も心を打ったのが家族の理解があったからこそ寛解に向かえたというエピソードです。

子どもたちの一言が自分を落ち込みからサルベージしてくれた、ミリタリーの趣味に妻が口一つ挟まなかった、「つらいなら仕事やめれば?」という妻の一言で視界が開けた、、などの事例が紹介されています。

ぼくも休職中はほとんどの家事や育児を妻にお願いして、自分はゆっくりした時間を過ごさせてもらっていました。本を読んだりブログを書いたり、好きなクロスバイクで遠出してみたり・・・

「あなたはゆっくり好きなことをやって回復して」と妻が言ってくれたからこそ今の自分があるとしみじみ感じているのです。

もしそうでなかったら。妻が全面的に協力してくれなかったら。きっと辛かったでしょうね。

だからこそ「うつヌケ」はうつの症状が出ている人の家族に読んでもらいたいなと感じた次第です。

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まとめ:「うつヌケ」は元気なときにどうぞ

というわけで、心療内科を卒業した後に「うつヌケ」を読んでみた感想でした。

うつのさなかにいる人を救うために書かれた本ということですが、ぼくのように自己評価低めの人はうつ中ではなく回復期(元気なタイミング)で読んだほうが効果が高いかなと。

登場人物も各方面で活躍してる人ばかりですからね・・・

元気なときならスッと頭に入ってきますし「なるほどそうか」と思えるのではないでしょうか。

ぼくもしばらくしたらまた読み直してみようかと思います。

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