ストレングスファインダーは「強み診断」ではない

あなたの「強み」を診断します

というフレコミで世界的に有名な「ストレングスファインダー」。

あなたもこの名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

自分の「強み」、活かしたいですよね。仕事でも私生活でも。

しかし実は、ここに大いなる誤解があります。

ストレングスファインダーが診断するのは「強み」ではありません

今回はストレングスファインダーの本当の位置づけと活かし方について、お話したいと思います。

ストレングスファインダーとは

ストレングスファインダーとは、アメリカで世論調査と組織コンサルティングを手がけるGallup社が開発した、スキル開発のための診断ツールです。

長きにわたる人材・スキル開発の経験で蓄積されたデータをもとに、177の質問からあなたの「強み」を診断する、というもの。

詳しくはこちらの記事でも紹介しています。

外資コンサルの資質をストレングスファインダーで分析してみた
世に外資コンサルと言われる人間は数いれど、その資質や強みは知られざるところ。ストレングスファインダーで見える化したらどうなるか?

ストレングスファインダーは「強み」診断ではない

世界的に有名なストレングスファインダーですが、ひとつ、とてつもない大きな誤解をされています。

ストレングスファインダーが「強み」を診断してくれる、という誤解です。

ストレングスファインダーの日本語版書籍のタイトル、思い出してみて下さい。

さあ才能(じぶん)に目覚めよう」ですよね。これが本来の姿なんです。

ストレングスファインダーが発見するのはあなたの才能(資質)であって、強みではありません。

ストレングスファインダーは、ストレングスをファインドしないんです。

本来なら「タレントファインダー」が正しい。

「ストレングス」ファインダーになった理由

ではなぜ「タレントファインダー」ではなく「ストレングズファインダー」としたのか。

Gallup社の人のつてで聞いた理由はただひとつ。そのほうが耳目を引きやすいからです。

要はマーケティングですね。

人は「今すぐ簡単に」に飛びつく

人はとかく「今すぐ簡単に」を求めがちです。

ダイエットなんてわかりやすいですよね。「首に巻くだけ」「コレを着るだけ」みたいなものが売れ続けています。

反面、食生活を改善して適度に運動する、みたいな正論・王道は見向きもされません。

理由は簡単。成果が出るまで時間と労力がかかるからです。要は面倒なんですね。

ダイエットだけなく、禁煙にせよ仕事の効率化にせよ「今すぐ簡単に成果が出る方法」は注目されやすいんです。

才能(資質)を開花させるには労力と時間がかかる

「才能(資質)」を「強み」と言い換えたのも同じ理由です。

才能(資質)をスキルに、そして強みに昇華するには時間と労力がかかります。

「今すぐ使えて人を出し抜けるあなただけの強みはコレ!」のほうがはるかにとっつきやすいですよね。

それを考慮して、本来の「タレント」ファインダーではなく「ストレングス」ファインダーとなったわけです。

資質とはなにか?ストレングズファインダーの本当の位置づけ

ストレングスファインダーは強みではなく才能(資質)を発見するものであり、才能(資質)をスキルや強みに変えるには時間や労力がかかる。

…という話をしました。

では一体、ストレングズファインダーはどう使えばいいのか?

説明のために、ひとつたとえ話をしてみたいと思います。

作物を効率よく育てるには?

作物の育つ土壌

たとえばあなたが米農家を目指すとしましょう。

稲作を始めるにあたりまず選ぶのは農地ですよね。稲作に適した気候や環境、土壌はどこか、吟味すると思います。

極端な話、砂地で稲を育てようとしても無理だからです。

米だけの話ではありません。

水はけの悪い湿地でイチゴを育てても根腐れして枯れるでしょうし、霜の降りる高地はマンゴーには向きません。

もちろん、やりようによっては作物は育ちます。

が、気候や土壌の悪さをカバーしてあまりある農作業の技術、肥料、そして時間・労力が必要なので、とても効率的とはいえませんし、作物もなりにくいでしょう。

逆に土壌がよければ育て方が多少悪くても作物は育つし実もなりやすいですよね。

ぴったりの土壌や気候を選べば、種をまくだけでおいしい作物が実ることだってあります。

才能(資質)とは土壌である

才能(資質)、スキル、スキル開発、強みの関係

土壌に適した作物がある、というお話でした。

才能(資質)とはつまり、土壌です。

  • 才能(資質):土壌
  • スキル:作物
  • スキル開発:農作業
  • 強み:果実

土壌に適した作物を植える、つまり自分の才能(資質)に適したスキルを育てることが、自分の強みを活かす一番の近道ということです。

ストレングズファインダーは、強みではなく才能(資質)を見極めるツールです。

才能(資質)の診断を通じて

  • 成果の出やすいスキルを理解する
  • スキルの育て方を理解する
  • 結果、あなたの「強み」を伸ばす

ことこそ、ストレングズファインダーの本来の使い方と言えます。

診断したからそれでオシマイ、というしろものでは決してありません。

才能(資質)をいかに強みにつなげるか?

ここで疑問になるのが、具体的な才能(資質)の育て方です。

おそらく過去にストレングズファインダーを買った人の多くが

  • 結果を見て納得して満足
  • 行動につながらない

という状態に陥っているのではないでしょうか。

才能(資質)がわかったとしても、どう育てればいいかわからない。

どんなスキル、どんな行動が自分の才能(資質)に適しているかわからない。

「あなたの一番の才能(資質)は、運命指向です」と言われてもいまいちパッとしない…

そんな疑問に応えるのが、2017年4月13日に日本語版が発売された「ストレングズファインダー2.0」です。

ストレングズファインダー2.0では従来の「資質のリスト」に加え、「資質の活かし方」まで踏みこんだ診断結果がレポートされます。(10項目の「行動アイデア」、3項目の「人の活かし方」)

つまり土壌だけでなく、どのような作物をどう育てるか?まで具体的に教えてくれるということ。

実際ぼくの妻に診断を受けてもらったんですが、妻の普段の性格や考え方に即した行動レベルのアドバイスが並んでいました。(詳細の掲載は控えます)

過去に従来版のストレングスファインダーを受けた人にもおすすめできる内容です。

ちなみに、Gallup社の公式HPから「ストレングスファインダー2.0」の電子書籍版がAmazonや楽天ブックスより安く購入できます。

普段から電子書籍を使っている人や診断サイトへのアクセスコードだけほしい人はコチラからの購入をおすすめします。

電子ではない書籍を手元に置いておきたい場合は、Amazonや楽天ブックスからどうぞ。

参考 Gallup Strengths Center Store

まとめ:才能(資質)を見極め、強みを育てる準備をしよう

以上、ストレングスファインダーにまつわる大いなる誤解と本当の意味についてお話してきました。

スキルを修得し強みを得るのは容易なことではありません。

しかし、向いていないことを修練し続けるのは、砂場で作物を育てるのと同じ。

最も効率よく強みを獲得する第一歩が、自分の才能(資質)を知ることです

新しくなったストレングスファインダー2.0で、あなたも自分の才能(資質)を見極めてみませんか?

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