映画「ストリートファイター暗殺拳」をストリートファイター素人が見た感想

待ちガイル

(出典:ストリートファイターII The World Warrior – レトロゲーム研究室

こんにちは、格ゲーで勝ったことがないNAEです。

ストリートファイターってご存じですか?もう20年以上続いている超有名な格闘ゲームのシリーズです。

知らない方でも「波動拳」「昇竜拳」くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ストリートファイター、実は何度も映画化されているんです。

初の映画化は1994年の劇場版、1995年にはガイルが主人公の実写映画も発表されました。

で、昨日Amazonプライムビデオを眺めていたら2014年発表の最新作「ストリートファイター 暗殺拳」が見れるとのことでさっそく見てみたんですが・・・

実はぼく、かなりのストリートファイター音痴なんです。

そんな人が映画だけ見た感想やレビューを書いていきたいと思います。

※ネタバレあります

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レビュー者にとってのストリートファイター

レビューの前にまず、ぼくにとってストリートファイターがどんな存在か、ご紹介したいと思います。

ストリートファイターを知ったのは「ストツー」から

ぼくがストリートファイターに出会ったきっかけは、当時住んでいたアメリカ某洲のビデオ屋でした。

ビデオ屋とは海外のテレビ番組を録画したビデオテープを貸し出す店のこと。
モグリのTSUTAYAみたいなもんですね。中国人経営で、両親とよく通っていたんです。

といっても借りるのは両親なので、ぼくたち子供は待ち時間でビデオ屋の中を散策して過ごします。

狭い店内。端っこのほうに置いてあるストツーのアーケード版をヒマつぶしに眺めるのがいつもの過ごし方でした。

これがぼくとストリートファイターの出会いです。

まあ長時間眺めているだけあってよく覚えているんですよね。

  • 波動拳を10回くらい連続で出すと赤いのが出る(普段は青い)
  • ザンギエフのスクリューパイルドライバーが地面をすり抜けて上空にワープする
  • エドモンド本田が百烈張り手をかましながら横移動ができる

みたいな細かいバグ技的なやつまで・・・

ちなみにアーケード版は一ミリもプレイしていません。

友達の家でよく相手をさせられたけど勝った覚えなし

でもスーファミ版は少し遊びましたよ。友達の家に遊びに行くとだいたいストツーかマリカーで対戦でしたから。

でもね、ぼくはRPGやタクティクスが好きだったので格ゲーはマジ下手だったんです。

  • 波動拳をジャンプでよけようとしていつも足に命中する(でハメ技をキメられる)
  • 昇竜拳が出せなくてリュウがスクワットとパンチをくり返す(でいつのまにかやられてる)
  • かかと落としを命中させたくてとにかく強キックを使いたがる(で投げ技をくらう)
  • 相手に近づくとボコられるからダルシムで遠隔攻撃しようとする(でも波動拳をくらう)

正直、めちゃくちゃに操作した方が強いレベルでした。

ヨガフレイムとか自在に出せる人マジすごいと思ったもん。

「待ちガイル」だけはまともに使えた

唯一まともに使えたのが、技のコマンドが簡単だったガイル。

戦法はいつも

  • 飛び技(ソニックブーム)をひたすら放つ
  • 相手が近づいてきたらサマーソルトキックをかます

そう、いわゆる「待ちガイル」です。

参考:待ちガイルとは (マチガイルとは) ニコニコ大百科 スマートフォン版!

これ相手からいつもブーイングされるんですよね。

でもこれくらいしかできないんでですよ下手クソは。

結局プレイしても面白くなくて疎遠に・・・

正直あまりおもしろくはなかったけど、友達の家に遊びに来ている手前、一緒に楽しまないわけにもいきません。

結局ときどきボコられながら、基本ずっと友達どうしの対戦を見てました。

だかキャラの名前や技、背景その他はなんとなく覚えています。

その後スーファミ版のストツー以降20年近く、ストリートファイターとは縁がない生活を送っています。

映画「ストリートファイター暗殺拳」をたまたま見つけた

結果ぼくはストリートファイターについて

  • キャラ名や技などは全部知ってる
  • ステージの背景や勝ち負けのポーズなどはわかる
  • でも詳しいストーリーや世界観は知らない
  • ストツー以降のキャラは誰それレベル

という、実に中途半端な知識を持つようになりました。

それから実に20年、Amazonプライムビデオをなんとなく眺めていて見つけたのが「ストリートファイター 暗殺拳」だったんです。

曲がりなりにも思い出深いストリートファイター。懐かしみに負けて、見てみることにしました。

映画「ストリートファイター 暗殺拳」のあらすじ

映画ストリートファイター暗殺拳のパッケージ写真

古来の秘拳、暗殺拳の達人である剛拳(小家山晃)の人里離れた道場で日々格闘術の修行に励むリュウ(マイク・モー)とケン(クリスチャン・ハワード)。しかし、二人はいつまでも「波動」の力を学ぶことが出来ず苛立っていた。

師匠である剛拳は二人にこの力の扱い方を教えるか迷っていたが、とうとう二人に伝授することを決意し、嘗ての自分の師、轟鉄(伊川東吾)の道場に二人を導く。

轟鉄の道場で二人を鍛える剛拳。その中で彼は弟、豪鬼(ガク・スペース)と共に修行に励んだ遠い昔の日々に思いを馳せるのだった・・。轟鉄に師事していた若き日の剛拳(尚玄)と豪鬼。轟鉄の姪、さやかと共に四人で家族のように暮らしていた。

しかし、豪鬼は強さを求めるあまり、‘殺意の波動’に目覚めてしまう。

リュウとケンはわかる。豪鬼もなんか見たことある。強そうなアイツだよね。

でも剛拳ってどなたさま?轟鉄?さやか?うーん

チュンリーとかザンギエフは出てこないのかな?みんでベガを倒しにいくのかな?

※以下、ネタバレ注意

映画「ストリートファイター 暗殺拳」の感想

感想をひとことで言うと、

それっぽいけどついてけない

です。

リュウとケンはストツーに似てる

主人公のリュウとケンはストツーのグラフィックとそっくりです。

もうちょいと歌舞伎な感じのいかつさがあってもよかったかな?

と思いますが、実写ですししょうがない。

見た目や動きの作りこみはすごい

とはいえ格闘シーンの作り込みはすごいの一言。

構えとかジャンプキックの姿勢とかはまさにゲームのそれ。

巴投げやかかと落としもちゃんと出てきます。

でも地獄車はさすがにムリだったみたい。

ちなみに竜巻旋風脚は

「タァツマキィ!」

のかけ声とともにくり出される連続回し蹴りでした。

空中平行移動はさすがに苦しかった模様。

という感じでストツーに出てくるキャラや技を知っている範囲では楽しめたんですが・・・

各キャラの背景やストーリーが全くわからない

そもそもストリートファイターの各キャラのストーリーを微塵も知らないぼく。

唯一覚えているのは、ザンギエフがプーチンらしき人物と二人でコサックダンスを踊っているエンディングくらい。

そのため各キャラの設定その他、ゲームで語られているはずの基礎知識がすっぽり抜けているんです。

で映画で語られるストーリーはそれらを前提にしているらしく、わからないことだらけでした。

リュウとケンってなんで一緒に修行してるの?

え、リュウとケンって同じ師匠に学んでたの?

たしかに波動拳、昇竜拳、竜巻旋風脚って同じ技を使うけど、てっきりケンがリュウを真似てたんだと思ってました。

というかケンってなんで日本に来たんでしょう。
映画では「祖国の両親」って言葉が出てきますが、そもそもなんでケンは強くなりたいの?

リュウは道場で剛拳に拾われた孤児だから鍛えられる運命にあったのはいいとして、ケンはどこから湧いて出た?

これはもしかしてゲーム買えということか?

豪鬼と剛拳の決闘はどうなったの?

同じ師に学ぶ剛拳と豪鬼は考えの差から袂を分かちます。

というか勝手に殺意の波動を修めようとした豪鬼が轟鉄に破門されます。

無の波動と調和によりそう剛拳と、殺意の波動に身を委ねる豪鬼。

ともに暗殺拳の使い手だが、後継者は世にひとり。二人は闘う運命にあるのだ・・・

というところまでは映画で語られるんですが、その後の勝負は全く触れられません。

結局どうなったんでしょうか。
ストツーに剛拳が出てこないあたり、豪鬼が勝ったのかな?

伏線が回収されなくてなんとなくモヤりました。

やっぱりゲーム買えということか。

さやかは結局どこいった?

剛拳と豪鬼の師匠である轟鉄の姪、さやか。

さやかと男女の関係になっていた豪鬼が破門され、1人道場を去ってしまったのち、さやかは哀しみにくれます。

してその後、殺意の波動の系譜を抹消すべく轟鉄が豪鬼に挑むのですが、あえなく倒されてしまい、さやかは道場で残された剛拳と二人での生活を始めます。

おりしも轟鉄の倒れた日、剛拳は武者修行の旅に出よと轟鉄から言われていました。

それを知っていたさやかはある夜、「武者修行に出て」という置き手紙を剛拳に残して道場を去ります。

これはもしや豪鬼に会いに行ったのかな?

で殺意の波動に囚われた豪鬼はさやかを手にかけてしまい、激怒した剛拳が決闘を挑みにいくのかな?

なんて思っていたんですが、行き先はおろか、その後さやかのストーリーは全く語られず終いでした。

道場の隣の森に走りこんでさやかフィニッシュ。

うーん、さやかは結局どこいったんだろう。

ひょっとしてゲーム買えということか?

リュウはなんで殺意の波動に目覚めたの?

映画は剛拳・豪鬼の話とリュウ・ケンの話が並行で進みます。

ケンはほんの出来心で殺意の波動の型をなまじ身につけてしまい、剛拳に激怒されます。
一方のリュウは剛拳の教えをよく守り修練に励みます。

リュウとケンはある日、師匠の剛拳の指示でどちらかが倒れひれ伏すまで終わらないデスマッチを行います。

剛拳はリュウには「恐怖に勝て、自分を抑えるな」、ケンには「攻めの一手だ、集中を切らすな」とアドバイスを送り、二人は勝負の場に出かけるんですが・・・

勝負の終盤、苦しいところでなぜかケンではなくリュウが殺意の波動に目覚めてしまいます。

え、そこはケンじゃないの?
クソ真面目なリュウがなんで自然と殺意の波動に包まれるの?

特に理由が語られることもなくリュウはケンのファイヤー昇竜拳(?)をモロに食らって倒れるんですが・・・

あ、そういえばケンの拳からファイヤーが出た理由も説明がなかった。

これもやっぱりゲーム買えってことなのか?

「俺たちの冒険はこれからだ!」エンドでポカーンとなった

結局、剛拳は道場に残り、リュウとケンは軽トラの荷台に乗って武者修行に出ます。

世界の強いヤツと闘いにいく!的な。

ここで映画エンド。まさに「俺たちの冒険はこれからだ!」。

このあとストツーの世界に入っていく、という理解でいいんでしょうか。

うーん、どうしてもゲーム買わないとダメ?

俺達の冒険はこれからだ

総評:刺さる人には刺さるかも

「ストリートファイター暗殺拳」はリュウとケン、豪鬼や轟鉄のストーリーが好きな人にはヨダレものの映画だと思います。

しかしストリートファイター音痴はぼくは、結構な勢いでおいてけぼりをくらいました。

ちなみにAmazonのレビューを見てみると

  • ストツーへの愛が感じられる一作
  • ゲームの世界観が好きな人向け
  • 豪鬼役やってる人がストツー好きすぎて作っちゃった的な
  • 非常に原作に近い実写化
  • リュウのステージの曲が使われてた
  • ちゃんとキャラクターの設定に基づくストーリー

という感じ。

やっぱりこれはゲーム買えということなんでしょうね。

そういえば、映画の場面は和歌山県と静岡県の山中ということでした。

山野背景がいつまでも続くのでなんだかなーと思っていたらやっぱりAmazonのレビューに

  • 行動範囲が狭い

と書かれていて笑っちゃいました。

ストリートファイターといえばストツーとガイル(待ちガイル)だったぼくには物足りなかったかなあ。

まとめ:映画版を見るなら原作ゲームをプレイしてから

というわけで、ストリートファイター音痴が映画「ストリートファイター 暗殺拳」を見たらおいてけぼりをくらった、というお話でした。

キャラや技を知っているぶん中途半端におもしろく感じ、途中で見るのをやめる決断ができずズルズルと最後まで見きってしまいました。

ゲーム本編でリュウやケン、豪鬼を使い込んでいる人にはたまらない作品なんだろうなあ。

ストリートファイター大好きな人はぜひどうぞ。

「ストリートファイター 暗殺拳」のストーリーやあらすじを見てみる

※はてなブックマークコメントより追記

ゲームやってもムダ。中平正彦の漫画読め。

たしかに読んだら全部わかりそう。

中平正彦作のマンガ一覧を見る

ちなみにその後、モヤつきの気晴らしにストツーのリュウをAnnoying Orangeがディスり続けるMAD動画を見て大爆笑してました。

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