考え方

行動が早い人と遅い人の決定的な4つの違い

投稿日:2016年10月5日 更新日:

すぐできる力

やりたいことがある。でも「うーん」と考えるだけで行動に移せない。

一方、いつでもスパっと決めてどんどん行動に移す人がいる。

そんな行動の早い人は、なぜすぐできるんでしょうか?

行動が遅い人との決定的な違いはあるのでしょうか?

そこには4つの決定的な違いがあるように思います。

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行動が早い人と遅い人の違い

行動が早い人と遅い人の違いをまとめたのがこちらの表です。

比較観点行動が早い人行動が遅い人
なりたい姿超具体的ない/ぼんやり
考える範囲無駄がない無駄に広い
判断の視野広い狭い
覚悟の決め早い遅い

それぞれの違いを、行動を起こすまでのステップをもとに解説します。

  1. 将来像を思い描く(なりたい姿)
  2. やりかたを考え、決める(考える範囲、判断の視点)
  3. 覚悟を決め、行動に移す(覚悟の決め)

それぞれ見ていきましょう。

将来像を思い描く

行動を起こすときは、はじめにどうなりたいか=将来像を考えますね。

目指すゴールが想像できないと行動を起こしようがないからです。

この時点で、行動が早い人と遅い人には差があります。将来像の有無と具体性です。

行動が早い人はなりたい姿を明確に、具体的に、そしてリアルに思い描いています。解像度が高いのです。だからこそ、考えるべきこと・やるべきことが明確になりやすいのです。

行動が遅い人は、そもそも将来像を考えていない、または「なんとなくこんな感じ」レベルで留まっています。だから具体的な行動に落ちにくく、「なにをすればいいかわからない」状態で止まるのです。

なりたい姿

  • 行動が早い人……明確かつリアル
  • 行動が遅い人……考えていないorぼんやり

やりかたを考え、決める

現実を理想に近づける

ゴールを決めた次は、そこに到達する方法を考えますね。

上の図でいうと「現実」が今、「理想」がなりたい自分。「現実」と「理想」をのギャップを埋めるが行動です。

さて、ゴールに至る道すじ(アプローチ)は様々です。たとえば武道館ライブがゴールとすると、ジャニーズに入ってトップを狙う、ラッパーとして路上ライブからのし上がるなど、いろいろなやり方がありますね。

どのアプローチが適切かは、本人の性格や素質、やる気、周囲の環境、制約事項などで決まります。音程よりリズム感に自信があるならラッパーのほうが適切でしょう。

このように、取りうるアプローチはなにか、どれが最適・最短かを考えて決めるのが「やり方を考え、決める」です。

ここにおける行動の早い人と遅い人の差は、考える範囲そして決める早さです。

考える範囲

まず考える早さについて。

行動を起こすとき不安や心配はつきものですが、その半分以上は実は自分ではどうしようもないことなんです。

自分で変えられるものなら考える価値がありますが、どうあがいても変えられない無理なものは「どうにかしよう」と考えるだけ無駄といえます。

行動の早い人は、自分で考えるべき範囲の見極めが上手です。自分が考えて意味のあることのみ考え、それ以外は切り捨てる判断ができます。

行動の遅い人は、無駄な心配にとらわれて考えすぎて身動きが取れなくなります。どうにもならないこと、つまり存在しない答えをいつまでも探し続けてしまうのです。

参考 思考整理の早い人が「考える前」に考えていること

考える範囲

  • 行動が早い人……無駄がない
  • 行動が遅い人……無駄に広い

決める早さ

次に決める早さについて。

ゴールに至る複数のアプローチを比較した結果、おのおのメリット・デメリットがあって一発でどれがよいか決められないことがほとんどでしょう。

行動の早い人は、視野を広げて、必要なインプットを求め、判断を下します。決める材料が足りないなら、価値観や理念など「人として信じること」や外部の情報源、人の助言などを求め、決断することにフォーカスします。

行動の遅い人は、視野を広げず目の前の選択肢をいつまでも眺めて「どうしよう」と頭を抱えます。決めなきゃ、でも決められない、でも決めなきゃ……という終わることのないループにハマり込んでいきます。

判断の視野

  • 行動が早い人……必要に応じて視野を広め、判断を下す
  • 行動が遅い人……狭い視野から抜け出せず、思い悩み続ける

覚悟を決め、行動に移す

最後に覚悟と行動です。

やることが決まったら、あとは覚悟を決めてやるだけです。

行動の早い人は、覚悟を決めるのが早いです。できるかできないではなく、やるかやらないか。労力やコストをかける決断も、結果なにが起きても、やると決めた自分が責任を負う。だからこそコミットします。

行動の遅い人は、覚悟を決められずまごつきます。心がついてこないんですね。できるできないにこだわり、かける労力やコストがもったいなく思え、悪いことが起きたときのダメージを怖がり、責任を取るのを恐れます。そうしてズルズルと何もしない時間を過ごすのです。

覚悟の決め

  • 行動が早い人……自己責任とコミットに基づきスピーディーに決断する
  • 行動が遅い人……リスクやダメージを怖がり、決断できずまごつく

行動が遅い人が「すぐやる力」を手に入れるには

では、行動の遅い人はどうすれば「すぐやる力」を手に入れられるのでしょうか?

なりたい姿、考える範囲、決断の視野、覚悟の決めの4点をもとに自分を変える方法を紹介します。

なりたい姿を具体的に描く方法

目指す姿を明確にするには、自分に「具体的には?」という問いを繰り返します。

そこで助けになりうるのが、頭で考えるだけでなく、文字に書くだけでもなく、ビジュアルの力を借りること。

具体的にイメージしたいなら、具体的に思い浮かべられる材料やツールを使えばいいのです。

これはドリームボードの考え方です。

なりたい自分を具体的に思い浮かべられるか。これができるできないで、夢が叶う確率は大きく変わってきます。

具体的に思い浮かんでればいるほど、具体的な行動に落ちやすい。行動なしに夢が叶うことはありません。

詳しくは下記記事で解説しています。

考えて意味のある範囲を見極める方法

考えて意味のあるものを見極め、考えるべき範囲に集中するには、頭の中の棚卸と仕分けを行います。

具体的には、下記ステップで自分が考えるべき範囲を絞り込みます。

  1. 自分が心配していることを全部書く
  2. どう考えても自分では変えられないものを消す
  3. さらに、現実的な時間と労力で変えられる見立てがないものを消す
  4. 残ったものの中から、人に任せられることを消す

リストには現実的な時間と労力の範囲内で自分がどうにかできることが残っているはずです。

判断の視野を広げる方法

判断の視野を広げるには、自分を管理する人間になりきります

視野が狭くなるのは自分自身に固執している証拠。

自分をコントロールしている別の自分をイメージし、その人になりきることで「中の人」から見えない範囲を眺めます。

下記記事で「今の自分」を「将来の自分」の管理者にする具体的な方法を解説しています。

 

覚悟を決める方法

最後に覚悟を決めるには、瞬発的な意志力を利用します。

高度を起こすにあたって重要なのは、いかに自分に第一歩を踏み出させるか、行動を起こすという決断をさせるかです。

要は行動すればいいんですよね。であれば、大事なのは行動を起こすその瞬間のはず。

なら、そこでだけ瞬発的に意志力を発揮すればいいじゃないですか。要するに「エイヤ!」です。

瞬発的な意志力については、下記記事で詳しく説明しています。

ただし気をつけたいのが、覚悟には裏打ちのある覚悟裏打ちのない覚悟があることです。

裏打ちのある覚悟

裏打ちのある覚悟とは、考えぬかれた末の責任ある意思決定を指します。

明確な将来像、適切な範囲と深さで考えぬいたゆえの心配事の少なさ(=勝ち目)など、覚悟の裏にそれをガッチリ支える理由があります。

それだけにとても強く、ブレず、逃げず、やり抜く力があります。

裏打ちのない覚悟

裏打ちのない覚悟とは、単なる無鉄砲です。

なにをすべきか、どうすべきかをあまり考えず、勝ち目は見えず、深掘りもしないまま「やるぞ!」という気持ち一本で決めることを指します。

考えていないだけ失敗の可能性が高く、かつ根拠がないぶん弱く、ブレやすく、無責任に走りやすい。

行動が早いこと自体には価値はない

裏打ちのある覚悟とない覚悟の話をしたときに気づかれた方もいるかと思います。

ただ行動が早いだけなのには価値はないんです。むしろ害悪にさえなりえます。

「勤勉な愚か者は処刑するしかない」

有名なドイツの軍人クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルトはこう言います。

将校には四つのタイプがある。利口、愚鈍、勤勉、怠慢である。多くの将校はそのうち二つを併せ持つ。
一つは利口で勤勉なタイプで、これは参謀将校にするべきだ。
次は愚鈍で怠慢なタイプで、これは軍人の9割にあてはまり、ルーチンワークに向いている。
利口で怠慢なタイプは高級指揮官に向いている。なぜなら確信と決断の際の図太さを持ち合わせているからだ。
もっとも避けるべきは愚かで勤勉なタイプで、このような者にはいかなる責任ある立場も与えてはならない

(出典:クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト - Wikipedia

ろくに考えもせず、正しい判断もできず、ただただ行動あるのみな将校には責任ある立場を与えてはならないと。

考えすぎて行動に移さないのはもちろん論外ですが、だからといって考えなしに行動だけ起こすのは考えもの。

いくら走り出すのが早くても、本来の正しい方向と逆を向いているとしたら、それは害であり損失ですからね。

戦略あってこそ行動の早さは価値になる

その時点で見える範囲の情報から「こっちの方向(戦略)が正いはずだ」という仮説を事前に立てること。

そのうえで行動を起こすのを早められたなら「仮説検証」のサイクルを回せる回数が増えて、成功に近づくことができます。

行動の早さ(スピード)が価値になるのは、粗くても方向性のあっている、正しい戦略があってこそなのです。

まとめ:思考を早め行動を起こせ

以上、行動の早い人と遅い人の特徴を比べてみると同時に、だた行動が早いだけでは意味がないということをお話させていただきました。

過剰なまでにリスクを恐れる日本人の国民性があるからこそ「とにかくすぐ動け」という論が根強く唱えられています。

この「とにかくすぐ動け」の部分だけ切り取って解釈し、無鉄砲に行動だけ起こした先に待っているのはイバラの道。地雷原に裸で突っ込むようなものです。

答えの見えない中でも手持ちの情報をベースに考え抜き、「ざっくりとした方向性」を見きわめたうえで、正しい方向に向かって素早く行動できる人になりましょう。

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