つい長時間使ってしまうスマホ。
気づいたら10分、20分、長いときは1時間や2時間スマホばかりいじってしまう。
このようなスマホ依存をどうにかできないか?
という方に向けて、そもそもスマホを使う時間を減らすことでスマホ依存をやめる3つのアプローチをご紹介します。
どうしてもスマホを見たくなる人は、参考にしてみてください。
1. スマホを見る前に目的を明確にする
だらだらと長時間スマホを見てしまうのは、「何かおもしろいものないかな」とあてもなくスマホを開いてしまうからです。
スマホで一体どんな情報がほしいのか?得たいものはなにか?
これらが明確でないままスマホを見ると、沼にハマります。だらだらスマホ一直線です。
ハマらないためには大事なポイントは2つ。問いを具体的に設定することと、ネットに答はないと知ることが重要です。
問いを具体的に設定する
あてもない情報の海に溺れて時間を奪われるのを避けたければ、自分は何を知りたいかという問いを明確にすることです。
得たいものがわからない。ゴールがわからないまま歩くのは、地図のない状態で山道を歩くのと同じ。疲れるだけ疲れて結局なにも得るものなしでフィニッシュになってしまいます。
自分が解決したい課題や答えるべき問いが具体的であればあるほど、答えにたどり着くまでの無駄は省かれ、要する時間は短くなります。
これは知的生産の求められる仕事にも通じることで、名著「イシューからはじめよ」でも説かれています。
ネットの海に答えはないことを知る
ただし覚えておきたいのは、ネットの世界に自分の求める答えがあるとは限らないこと。
そもそもこの世の情報すべてがネットにあるわけじゃありません。
自分の問いに対するピンポイントの答えがある可能性は、非常にまれです。
最後は自分で考えないと答えが出ないことがほとんどでしょう。
明確な問いを持ちつつ、ネットにピンポイントな答えはないことを肝に銘じること。最後は自分で考えること。
これがスマホをだらだら見るのを止めるための根っことなる考え方です。
2. スマホ時間にタイムリミットをつける
目的をもってスマホを開け、というお話をしました。
次に、「なんかおもしろいものないかな」系の暇つぶしだらだらや終わりのないやり取り系だらだらを避けるため、スマホを見る時間に制約をかけていきます。
こうすることで、限られたスマホ時間の中で優先的にやるべきことはなにかを自分自身に突き詰めさせます。
SNSは5分見たら閉じる
SNSでフォローしている人の投稿を全部チェックしていると、時間がいくらあっても足りません。
特にTwitterのようにタイムラインがリアルタイムで無限にリロードされるタイプのSNSは注意が必要で、いつまでも新しいツイートを追いかけなければならなくなります。
SNSを見る時間をたとえば5分までとしましょう。そうすると
- 一番最初にチェックすべき人は誰か
- 投稿へのコメントのとDMへの返信どっちが重要か
- 「いいね!」を押して回る意味はあるのか
といった自分にとっての重要度という尺度が出てくるはずです。
あなたは、誰との関係を大事にしたいですか?
LINEやメールは短文即レス
延々と続くLINEやメールのやりとり。
深夜までLINEのグループチャットに付きあわされて寝不足、なんてものが日常茶飯事の方もいると思います。
既読無視は印象が悪いし、相手とのやりとりの切れ目も気になりますよね。
ただ、LINEやメールの向こう側にいる人は今ヒマで話したいと思っているかもしれませんが、あなたにはあなたの事情があるはず。
それを無視して勝手にチャットを続け、あげくの果てにレスが遅いと怒るのはただの自分勝手です。
そんな人にオススメしたいのが、短文即レスです。
- 「そうなんだ、でも今ちょっとタイミング悪いからまた後で連絡する」
- 「どうしても今じゃないとダメなら電話して」
的な即レスをしてスマホを閉じ、電話がかかってこなければ放置。
自分の都合のいいときにメッセージを送って話の続きをすればいいんです。
自分の時間を取り戻しましょう。
実際に時間を測ってみる
だらだらスマホの時間を制限するのは意識するだけではなかなか実行できません。
最初はできたとしても、ゆくゆくは「もうちょっとだけ」「あと5分」が何度も続いてしまうのがオチです。
そんなときは100均のキッチンタイマーやスマホのタイマーアプリで、スマホを見る時間を区切ってみてください。
「え、もう5分もたっちゃったの?」と思うはずです。
3. スマホ操作を極限まで効率化する
目的をもってネットを泳ぎ、人に引っぱられるだらだらを避けるというお話をしました。
次は、自分のスマホ操作(探す、見る、入力する)を徹底的に効率化することでスマホの利用時間短縮を図ります。
ホーム画面を整理する
スマホのホーム画面、ぐちゃぐちゃになっていませんか?
使いたいアプリやショートカット、すぐ使えるところにありますか?
スマホはアプリを開いてからが本番ですので、アプリ自体を探す手間や時間はゼロに近いほどよいはずですよね。
ならば、限られたスマホ時間でも使いたいと思うアプリをホーム画面に持ってくることで、アプリを探す時間を短縮しましょう。
人が何かを探すのにかけている時間は人生で150日と言われています。
スマホの中身も整理して、探す時間を短縮しましょう。
情報を読むスピードを高める
スマホを使う時間の多くはSNSやWebサイトの閲覧で占められていると思います。
そこで意識したいのが、速読です。
情報を読むスピードを早めることで、スマホの利用時間を圧縮します。
たとえばRSSフィードを高速処理する方法をこちらの記事で紹介しています。
参考 1時間で800件のニュースを速読する方法 – NAEの仕事効率化ノート
文字入力を高速化する
スマホでの文字打ち、特に手入力は時間がかかるものですので、そこを短縮します。
手での文字入力をやめる
そもそも手で文字を入力しないというアプローチなら・・・
- 単なるメモや検索は音声入力でやる
- 意図が通じるレベルなら漢字変換の間違いは気にしない
- なんならスタンプ一発で済ませる
みたいな「手抜き」は有効です。(実害のない範囲で!)
入力する文字数を減らす
入力する文字を減らすという意味では、意図を端的にバシッと伝える短い言い回しを身につけるのが効果的でしょう。
参考 「わかりやすい文章を書く全技術100」は端的な表現手法を学べる良書 – NAEの仕事効率化ノート
一度に入力できる文字数を増やす
一度に入力できる文字数を増やすなら、辞書登録を活用しましょう。たとえば・・・
- 「おつ」→「お疲れさまです。XXです。」
- 「よろ」→「よろしくお願いいたします。」
のような。
パソコンではやっていても、スマホでやっている人、意外と少ないんじゃないでしょうか。
効率の良い文字入力を身につける
どうしても長文を打つたなければならない場合は、効率の高い文字入力方法を身につけましょう。
たとえば単なるフリック入力ではなく両手フリック、状況が許せばBluetoothキーボードを使うのも良いでしょう。
参考 Androidスマホ+Bluetoothキーボードで、日本語入力を倍速化する方法
自分用のメモや、誤変換を気にしないやり取りであれば、音声入力が最速です。
参考 句読点や改行もサクサク入力できるAndroid音声入力アプリ「Speechnotes」
まとめ:スマホを使う時間を減らしてみよう
以上、下記3つのポイントでスマホを使う時間を減らす方法をご紹介しました。
- 目的を明確にする
- タイムリミットをつける
- スマホ操作を効率化する
ついダラダラと長い時間さわってしまうスマホ。
短い時間でシュッと用事を済ませるようにして、脱スマホ依存にチャレンジしてみませんか?