【随時更新】コスパの高い注目ガジェットをAmazonタイムセールからピックアップ!詳しくはこちら
naenote.netへようこそ

naenote.netは、「捗る」がテーマのガジェット×テック系情報ブログです

シンプル・ミニマル・スピーディーがモットーの管理人が
「これは!」と感じた情報を厳選してお届けします

Google Pixel 3は日本発売されないだろう……と考える3つの理由

かれこれ2年、Googleの純正スマホPixelシリーズを追いかけ続けているNAEです。

2018年の秋にPixel 3が発売されるのでは……と噂されていますが、やっぱり気になるのは日本で公式販売されるかですよね。

ぼくもPixelファンですので、本当は期待を込めて「日本発売するだろう!」と言いたいところ。

が、考えれば考えるほど「Pixel 3は日本では発売されない」という結論になってしまうんです。

この記事では、その根拠を述べます。

理由1:日本はレッドオーシャンすぎる

これは初代Pixelが発表されたときから思ってるのですが、ハイエンドのAndroid機であるPixelシリーズにとって、日本はレッドオーシャンすぎます。

参考 Google Pixelが日本発売未定の理由を分析する

日本は世界最大のiOS優位国である

2017年上半期のデータによると、日本のスマホの約7割がiOS。iOSシェアは、2位のオーストラリア(約6割)を大きく引き離し、世界でダントツです。

参考 【iPhone VS Android】日本と世界におけるスマホOSのシェア率分析 | XERA

おそらく、3大キャリアが展開していたiPhoneの割賦支払い(2年縛り)が大きく影響したのでしょう。

この「スマホ≒iPhoneシリーズ」という市場に海外Android機が殴り込みをかけるのは、なかなか骨が折れます。

高額スマホを一括で買う層はごく一部

かつ、Googleの場合はそれに輪をかけて不利になるであろう事情があります。本体一括払いで買う人がそもそも少ないだろう、という点です。

Pixelが割賦に乗るのはきっと無理筋

割賦払いに乗せてもらうには、スマホを売るキャリア側といろいろと交渉が必要です。「この機種は結構売れると思うから扱ってくれ」というやつ。

が、Googleは生粋のプラットフォーマー。「オレの仕組みにお前らが乗れ」が基本スタンスです。日本で言うと「3大キャリアにオレのスマホを売らせてやる」になるでしょう。

しかし「スマホ≒iPhone」な日本で、かつ3大キャリアもAppleにいろいろと握られている中、交渉は難航またはそもそも交渉しないことが予想されます。

つまり、Pixelを日本で売るとしても、おそらく割賦なしの「本体一括払い」のみでGoogleストアから売られると思われます。

高額ハイエンドスマホを一括払いする層はどれほどいるのか

しかし、Pixelシリーズは高額なハイエンドスマホです。たとえばPixel 2は最小構成で649ドル、日本円なら7万円弱。パッと出せる金額ではありません。

一方日本の年収分布を見ると、そんな金額を一括で出せる人は頭数として少ないだろうな、という事情も見えてきます。

参考 平均年収ランキング2017(年齢別の平均年収) |転職ならDODA(デューダ)

もちろん「年収はさておきどうしてもPixelを買いたい」という層もいるかと思いますが、iPhone大国日本ではごく少数と思われます。

つまり日本におけるPixelシリーズの購買層は、好きを極めたいリッチなニッチということになります。

ビジネス的に、これではうまみがありません。

理由2:AIチップ投資回収に寄与しない

Googleは「AIファースト」を推進するため、TPU(Tensor Processing Unit)などAI処理に特化したHWチップ(ASIC)を積極的に開発しています。

Google PixelシリーズにもASICが使われています。たとえばGoogle Pixel 2のカメラには、機械学習と画像処理に特化した専用のAIチップ「Pixel Visual Core」が搭載されています。

このHWチップの開発投資回収の観点で考えると、日本にPixelを出しても投資回収に寄与しないという事情が見え隠れするんです。

ASIC開発投資がペイする条件

特定の処理で超高性能を発揮するタイプのHWチップは「ASIC」と呼ばれています。

このASIC、一般的に開発投資がペイするためには億枚単位で出荷しないといけないと言われています。

そのため投資回収の観点では、枚数をさばくことが絶対条件になります。

日本に出荷しても、枚数が出ない

ひるがえって日本。Pixelを日本で発売したとして、結局どのくらい売れるでしょうか。

先ほどお話したとおり、そもそもレッドオーシャンで台数が出づらい状況であることを考えると、きっと売れ行きは渋いでしょう。つまりチップの枚数も捌けません。

AIチップ投資回収の観点でも、Googleにとって日本は魅力が薄いんです。

もちろんチップ単体でなくPixel全体でROIを見ていると思いますが、それにしても「数が出ない」のは痛いでしょう

理由3:日本のハイエンドスマホ人口は先細りする

ここまでは直近の話をしてきましたが、ここからはもう少し先のほうに目をやってみます。

短期的にはレッドオーシャンかつ投資回収の点では渋いものの、長期的な目線で考えたとき、Pixelブランドを日本に浸透させる先行投資にメリットはあるのか? を考えてみます。

それが、ないんです。

スマホ市場規模は人口に比例する

スマホの市場規模は、おおまかに人口に比例します。

ソフトウェアや産業機械などと違い、スマホは基本的に人間が使うものだからです。

平均で1人1台持つとして、人口が1億人なら1億台、5000万人なら5000万台が市場規模の上限、ということになります。

日本の人口は先細りで、長期投資のメリットが薄い

一方、日本の少子高齢化問題はみなさんご存知のとおりかと思います。人口構成は「少ない若年層+多くの高齢層」という逆三角形構造をしていて、出生率も芳しくありません。

そんな中、スマホを使う人口はこれからどんどん減っていくでしょう。それだけ市場規模も小さくなります。

したがって、遠い生来を見据えてブランドを育てる観点でも、日本は投資のうまみも少ないんです。

逆に、人口増加の激しい国や地域を狙うほうが、将来投資の面でははるかにスジが良いでしょう。

Google Pixel 3を発売する「うまみ」が日本にはない

以上まとめると、Google Pixel 3にとって

  • 市場は完全にレッドオーシャン
  • 短期的な投資回収に寄与しなさそう
  • 長期的に市場を育てるメリットも薄い

と、きわめて渋い市場ということになります。

Pixel 3を買ってくれる&選び続けてくれるのは、一部の熱狂的なファンだけ。

そんな状態で、プラットフォーマーであるGoogleがPixel 3を日本投入するでしょうか?

ぼくがGoogleの人間なら、完全に答えは「No」です。

あえてハードウェア事業に投資するとしても、人口減少による労働力不足を補完すIoT×ロボティクスあたりでしょう。

まとめ:でもPixel 3には期待してる

ここまでは事業者目線でGoogle Pixel 3の日本発売を考えてきました。

しかし、いち消費者としてはPixel 3は日本発売してほしいと願っています

ただ仮に日本発売されなかったとしても、いくらでも買う方法はありますし、ぼくも日本未発売のPixel 2を買ってます

なのできっとPixel 3も買ってしまうんでしょう。懐具合が許せば、ですが……

以上、「Google Pixel 3は日本発売されないだろう……と考える3つの理由」という話題をお届けしました。

コメント

コメント以外のご意見・ご要望、管理人へのご連絡などは、お問い合わせからどうぞ