休みがないとこうなる!1ヶ月半休みなしで終電まで仕事してた結果

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人形 重石 疲れた 疲弊 燃え尽き症候群

こんにちは、NAEです。

のっぴきならない事情により、1ヶ月半ほどは1日15時間くらい仕事し終電で帰るような働き方をせざるを得ない状況が続きました。

うち半分は終電すら間に合わず深夜にタクシーで帰り。最後の2週間は休日も出勤、休みがない状態でした。

結果として心身ともに影響が出てしまいました。誤解を恐れずに言うと、過労でぶっ倒れました。休みをもらっています。

状態が落ち着いてきたので、同じことを繰り返さないためにも今回は

  • なぜ激務に陥ったのか
  • その後の対応や経過などから得た学び

を、振り返ってみます。

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休みがない状態に陥ったきっかけはヘルプに入った炎上プロジェクト

おおもとのきっかけは片手間でヘルプに入った炎上プロジェクトです。

もともとは30%くらいの参画率でのヘルプを要請されていました。

週に1.5日ほどはヘルプ先に、残りの3.5日は主に担当している別プロジェクトに、という割りふりです。

30%くらいなら調整可能だと引き受けたんですが・・・

それのがすべての始まりでした。

はじめの1ヶ月は稼働率170%。続く2週間は休みがない状態に

もろもろの事情が重なった結果、ヘルプ先のプロジェクトにほぼ100%張りつかないといけない結果に。

理由は、プロジェクトメンバーのスキルミスマッチが激しかったため。これについては後述します。

結局ぼくの稼働率は、主担当のプロジェクトとあわせて実に170%にもなってしまったのです。

仕事の優先度の整理、選択と集中、人に振れるものは振る・・・

なんとか調整しながら(できないことも多々あったけど)170%をこなすこと、1ヶ月。

この時点で終電帰りが続く状態になってはいたものの、まだ一応土日は休めていました。

・・・といってもカラ休日です。家族との時間を過ごしながらも、空いた時間に家で仕事してました。月曜朝にクライアントと会議があれば日曜夕方からオンライン会議で事前の詰めをやっていたり。

そういえば蟹工船ばりのブラック企業で働く悪夢を見てハッと起き上がり、胸をなでおろした朝もありました。どんな夢だったかは下記記事に詳しく書いています。

気がついたらマッチョ4人に囲まれて撮影されていた件
久しぶりに見た、夢の話。ブラック企業、ワカメ栽培、逃亡劇、そして大衆浴場で見た不思議な光景。とりとめもない、夢物語。

その後、主担当プロジェクトが一段落しつつあったこともあり、ヘルプ先のプロジェクトにがっつり入ることになりました。

理由はそのプロジェクトが本格的に炎上しはじめていたから

稼働はもちろん上がりっぱなし。170%なんてかわいいもんです。怒涛の深夜残業と休日出勤の日々の始まりでした。

休みがない。休日出勤でも間にあわない。炎上の原因の数々

さて、なぜこんなことになったのか?

炎上の原因は多岐にわたります。

古くさくリスクを気にしすぎる仕事のやり方による工数の無駄

まずは、クライアント側の求める仕事のやり方が古くさかったこと。

わかりやすいところだと、会議調整にわざわざエクセルを使ったりとか。Outlook一発ではいけない風土だそうで。

会議日程調整用エクセルに参加可否を記入してメールで回すという狂気の沙汰
昔ながらの企業さんと仕事をさせていただきましたが、会議調整が面倒過ぎて発狂しそうでした。

結果、こちらが見積もり上想定していたよりはるかに大きいコミュニケーションオーバーヘッドがかかり、実作業にかけられる工数がいやというほど吸い取られていきました

またプロジェクトの遅延リスクを気にしすぎるがあまり、管理のための管理に走る悪循環にも陥っていました。

短期の戦略系プロジェクトにもかかわらず、半日単位でのWBS(Work Breakdown Structure:作業工程表)や進捗管理を求めてくる・・・といえばわかる方にはわかるかもしれません。

そして会議を開けば半分以上の時間はWBSのウォークスルーに費やされ、本当に時間を割くべき中身の議論が十分にできない。

結果スケジュールがさらに遅延し、WBSの修正を求められ、次の会議でまた修正版WBSをウォークスルーする。するとまた中身の議論がままならず・・・

こんな悪循環が繰り返されていたのです。

管理のための管理のための管理のための…管理で消耗し続ける大企業病の悪循環
管理、管理、管理・・・管理ばっかしてると正味の仕事が進まなくなります。誰かがどこかで覚悟を決めなければならない。

プロジェクトの前提が崩れているのに放置し続ける誤った判断

次に、プロジェクト開始時点で合意していた前提が覆っていたにも関わらず、その対応についてクライアントと交渉がされていなかったこと。

インプット資料として経営戦略が即時提供されることがプロジェクトの前提になっていたはず。

なのに、「それらは社内で議論中」として出せないと言われ、結局各所に要望ヒアリングをして回ることになっていました。

そんな工数見込まれていません。本来は前提が覆ったなら、その影響を明らかにしスケジュールやスコープの見直し交渉をするべきなのです。

プロジェクトの前提事項が崩れたら計画を見直さないと現場が死ぬ
計画は前提に基づいて立てられるもの。では、もしその前提が崩れたら?現場が死ぬ前に、計画を見直すためにすぐさま交渉を始めるべき。

にも関わらず、プロジェクトの責任者はクライアントの押しに負けてイエスマン対応しかしていませんでした。

船頭多くして船山に登るどころか前に進まない

また、プロジェクトチームの編成も不十分だった。リーダー陣の責任分担が曖昧なまま突っ走っていたのです。

この戦略プロジェクトはクライアントにとっても自社にとっても重要な案件。それだけお偉方も注目していました。結果、複数人のお偉方がパートタイムで参画していたのです。

その中に、トップダウン型に検討を進めたい人とボトムアップ型で分析を仕上げていきたい人がいました。アプローチが全く逆です。

その二人の折り合いはつかず、結局現場の人間はその時目の前にいるお偉方の出す方針に従ってタスクをこなしていました。

が、その成果物がもう一人のお偉方によるレビューでひっくり返る。そして成果物作成にかけた工数の大半が無駄に帰す。

そんなことが繰り返されていました。

上司と上司の板挟みで仕事が進まないとき、遠慮なく殴る方法5選
上司同士で考え方が異なるため方針が右往左往、結果自分の仕事が進まない。そんなときの対処法を伝授します。

人材とスキルのミスマッチ

最後に、あろうことかプロジェクトに参画している人材の半数がスキルミスマッチでした。

超上流のさらに上な位置づけである戦略のプロジェクトにも関わらず、これまでシステム開発、特にデータ移行やテストなど、いわゆる下流工程しか経験のないメンバーが半数を占めていたのです。

戦略がわからないメンバーが上げてきた資料を、戦略のわからないサブリーダーがレビューするのです。十分な成果物が出てくるわけがありません。

仕事の完遂において人材は最重要のピースなはずなんですけどね。

人材やスキルのミスマッチはデスマーチの火種。資質を見極めて炎上を防げ
仕事は人で、そして人のスキルによって完遂される。では、スキルがなければどうなるか?答えは自明ですね。

また、メンバーの中には「仕事の仕方がわからんしつまらん」と周りに漏らしながらチームの雰囲気を後ろ向きに引っ張りまくる厄介な人も。

年次の関係でチームのサブリーダー的な役割を担っていた人だったのですが、その立場もあいまってチームメンバーの士気がダダ下がりでした。

チームの雰囲気作りがいかに人を助け、パフォーマンスに影響するか。そんなもの既知のことだと思っていたんですけど・・・。

仕事がきつい時でも前向きな雰囲気が作れる人の実例。それぞれのリーダーシップとは
仕事がキツくてやってられない。そんな時だからこそ、すすんでユーモアや明るさで周りを照らしてみませんか。いい仲間がいれば乗りきれる。

炎上プロジェクトの立て直しのため休みなしで仕事することに

そんな炎上原因のオールスターがそろった実に香ばしいプロジェクト。

しかしこの戦略プロジェクトはクライアントにとって非常に重要な位置づけのもの。失敗させるわけにはいきません。

人材配置の見直し、体制の立て直し、プロジェクト計画のリプラン、これまでの成果物の棚卸と品質強化の段取り、最終報告までの全体アプローチの再定義・・・。

ほぼ最初からプロジェクトをやり直すくらいの勢いです。ただし期間は半分で。

この猛烈な立て直しと追い上げのため、プロジェクト専任になってからの2週間は1日15時間近くの勤務を土日関係なく続けることになったのです。

これ、納期と品質を堅守するという点のみからすれば、正しい判断です。

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心がすり切れ、心療内科送りに

しかし、人員という点で無理が生じました。

休みがないまま朝から終電まで仕事を続けて2週間。疲れがピークに達した日の翌朝のことでした。

自宅すら思い出せない夢のなかの自分に恐怖を感じた

夢を見たんです。

いつもの寝室のベッドから起き上がり、自宅のトイレに行く夢でした。

しかしトイレがなんだかいつもと違う。一度ベッドに戻ってまたトイレに向かうと、また別のトイレになっている。

これはおかしい。だってわが家のトイレはこうじゃなくて・・・

思い出せない。

わが家のトイレはどんなレイアウトをしていたんだっけ。毎日過ごしているトイレのはずなのに、その姿形が全く思い出せない。

ぼくは家のトイレさえ思い出せなくなるほど仕事に時間を吸われていたのか

トイレだけじゃない。家族の顔を見て話す時間すら、仕事のせいで少なくなっている。

このままだと、もしかしたら、愛する家族の顔すら忘れてしまうんだろうか

というところで目が覚めました。

起きた瞬間、涙が止まらなかったですよね。

上司に休む旨の連絡をし、妻のすすめで心療内科へ

こうなる前から前兆はありました。咳や熱などの体調不良が続き、仕事の効率は日に日に落ちていき、先輩からも心配されていました。

その究極形として、夢が身体を守れとアラートを出し、涙を流すに至ったということなのでしょう。涙が出てくるのは相当のストレスを感じている証拠なんだそうです。

心と体の危険を知らせる仕組みは複数あると安全。早めに心身を休ませよう
心や体の危険信号を察知するアラート検知の仕組み。自分だけでなく、他人も巻き込んですぐに検知できるようにしておくことが大事だと感じました。

涙が止まらないという状態はこれまで生きて初めての経験です。さすがにこれはまずいだろうと、上司に連絡して休みをもらいました。

そして、ぼくの様子を見て心配してくれた妻のすすめで心療内科を受診しました。その時の様子は下記記事にまとめています。

ゆうメンタルクリニック新宿院に5ヶ月通った感想。評判のよさは本当か
人生初の心療内科。ゆうメンタルクリニック新宿院へ行った初診とその後5ヶ月通ったレポートです。

過労による不眠と不安神経症。そして休息へ

診断名は、過労による不眠と不安神経症

診断書も出ています。十分な休息を取ることを強く勧められました。

身体のだるさがまだ抜けないので、とりあえず2~3日は代休をもらうことになりました。

様子を見つつ、回復し次第、職場復帰を目指そうと思います。

後日談:産業医のすすめで長めの休暇をいただくことに

それから1週間後の後日談です。

過労の心身への影響は思った以上に大きかったようで、2〜3日での職場復帰は無理でした。

過労で倒れた人がどんな状態か経験者が解説します。倒れたい人はなにがなんでも休むべき
過労で倒れてしばらく経ちました。自分はすぐ回復できる、平気平気。と思ったら大間違いだった。過労をなめてはいけない。

傷病休暇、有給休暇、傷病休職など会社の仕組みをフル活用させていただき、長めの休暇をいただいています。

会社の産業医との面談で

  • 焦って職場復帰した8割近くの人が再休職になってしまう
  • 再休職の場合、期間が初回休職の1.5〜2倍必要になる場合がほとんど

という情報をいただきました。

また復帰する際には、

  • そもそも通勤電車やオフィス街、会社オフィスという雰囲気に適応できるか
  • 管理職という立場で常にシャープで高品質な仕事を求められる状況に対応できるか

を検証する「慣らし期間」を入れるということでした。

今は焦らずゆっくり心身をいたわることにフォーカスしてほしい。そして良いパフォーマンスが出せる状態で仕事復帰してほしい。

そのほうが会社にとってもあなたにとってもいい選択肢だから。今は「急がば回れ」の時ですよ。

・・・と産業医は言ってくれました。正直、ありがたかった。焦っちゃダメですね。

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まとめ:休みがないまま死ぬ気で働いたら死ぬ

以上、1ヶ月半死ぬ気で働いた結果、過労で倒れ、心療内科送りになったお話でした。

外資系コンサルティングファームに新卒入社してから10年弱、変化の波でサバイブすることを強みとして生きてきました。

外資コンサルというキャリアで得た強みは「変化に即応するスキル」だ
外資コンサルというキャリアを選んでから10年弱。振り返ってみて思うことをまとめました。

しかしこれほどまでの激務プロジェクトは初めて。残念ながらかなりのレアケースに当たってしまったのだと思います。変化に即応、今回ばかりはしきれませんでした。

今回は夢がぼくをせき止めてくれたので大事には至っていないようですが、このまま働き続けていたとしたら心身崩壊していたかもしれません。

いくら仕事がのっぴきならない状況でも、守るべきは自分の心と身体です。仕事の担当者は替えがきくけど、自分という人間の替えはいません。

根を詰めすぎず、無理をしすぎず、プライベートとのバランスの取れるような仕事をしていこうと固く誓いました。

とにかくまずはしっかり休息して回復して、100%に近い状態での職場復帰を目指します。

それでもちょっとオーバーワーク気味になるなら、いっそ転職でもしてみようと思います。

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