過労で倒れた人がどんな状態か経験者が解説。倒れたい人に伝えたいこと

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過労でベッドに倒れた人の足

過労で倒れて数日。時短勤務で毎日出社するつもりが、全く動けず全休をもらう日が続いています。

出勤なんて軽いし、仕事だってこなせる。負荷だけ調整すればいける。

・・・そう思っていた自分は甘かった。

倒れるという状態を甘く見てはいけない。

というわけで今回は、実際に過労で倒れたぼくが、倒れた人とはどんな状態にあるのか、実体験をもとに解説しようと思います。

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倒れた理由

ぼくが過労で倒れた経緯はこちらの記事にまとめました。

休みがない…1ヶ月半休みなしで朝から終電まで仕事した結果
激務によるオーバーワークでぶっ倒れてしまいました。そうなった原因と結果のお話です。

要するに、炎上プロジェクトに巻き込まれて連日深夜残業+休日出勤で休みなく働いたからです。

静かに自分を蝕んでいた過労。体が気づいて緊急警報を鳴らした結果、動けなくなりました。気づけた理由はこちらの記事に書きました。

過労の兆候に気づくことができた4つの方法
自分の心身にあらわれる過労の兆候。出ていても気づかなければ意味がありません。自分だけでなく、他人も巻き込んですぐに検知できるようにしておきましょう。

初動の早さが功を奏したか、心の状態は良好で、鬱のレベルには達していません。

一方で頭や身体は正直なものでして、倒れた自分はいわば残りライフが1だという事実を突きつけてきます。

過労で倒れた人の状態

ライフが1という状態をもっと具体的に書いてみたいと思います。

もし当てはまる人がいたら、ぜひ過労を疑っていただきたい。

通勤電車に乗ったら気力体力が尽きる

通勤電車に乗った瞬間にHPゼロになります

過労で倒れたといっても散歩くらいはできるんですが、通勤電車のような気力体力精神力を喰らう悪魔の空間に身を置くと、もう身体のだるさがピークに達します。

頭にはもやがかかり、顔の肉に重力を感じ、手足が1.5倍くらい重く感じます。

目はうつろ。なんとか立ってはいるものの、立つのに必要な筋肉以外は脱力状態。

電車に乗った瞬間、頭の中は「どこでもいいから早く座り込みたい」でいっぱいです。

たぶん人から見たらゾンビのように見えるはず。

そんな状態で戦力になるわけがありません。戦力にならない人は前線に立ってはいけない。

少しでも睡眠が足りないとだるい

ほんの少しでも睡眠が足りないと、頭と身体にスライムがへばりついているようなだる重さに見舞われます。

普段であれば多少睡眠不足でも翌日は「うーん今日はちょっと眠いな」くらいで済みますよね。

しかし、過労状態では違います。圧倒的に動きが緩慢になるんです。身体だけでなく、注意力や集中力など頭の動きも。

普段の60%くらい動ければ御の字じゃないか、くらいにはなります。

ぼくの場合、過労が原因で睡眠障害で夜も2時間に1度は目が覚めてしまっていました。

そのためほぼ毎日が睡眠不足の60%稼働。要するに常にレベルが半分になった状態でした。

期待されているのは100%の働き。しかし実際は60%。こんなんで戦力になるはずがありませんよね。

だるすぎて目の焦点があわない

見ようとしているところに焦点があいません

いつのまにか焦点が向こう側にずれており、慌てて戻す、ということをくり返します。

どうしてもあわない、ということではなく、焦点をあわせること自体を意識して頑張らないといけないという感覚です。

普段であれば全く意識せずにできるような目の周りの小さな筋肉でさえ、意識しないと動いてくれないんです。

全身が疲れに包まれている。目の周りの筋肉さえもそんな状態である。

まさに身体が休めと全力で訴えてきていました。

無意識に息が止まるときがある

過労状態になって一番増えたのがこれ。

脱力感に包まれてぼーっとしていると、いつのまにか息が止まっていました

さすがに途中で気づいて深呼吸するんですが、まさか息すら面倒くさがるレベルで身体が疲れているとは夢にも思いませんでした。

頭がボーッとしているのは、たぶんコレが原因なんでしょうね。

息が止まっている間は頭に酸素が届いていないんですから。頭が働くわけがありません。

ぼくの愛読書である「脳と気持ちの整理術」にも、脳に血流がめぐりやすいようにすることを推奨しています。

先ほどの目の焦点と同じく、普段は無意識にできていることすらできていないんです。

過労で倒れた人は瀕死状態である

残りライフが1という状態。

RPGであれば普通に動けるし会心の一撃だって出せますが、現実世界じゃそうはいきません。

少し動いただけでもだるい。少し睡眠が足りないだけでもだるい。目の焦点があわない。無意識に息が止まる。

どう見ても異常ですよね。人から見れば「今すぐ休んで!」レベルだと思います。

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心が元気な人こそ意図的に休んでほしい

身体はだるい。頭もボーッとする。時々息すら止まる。しかしやる気はある。

つまりこれは気持ちの問題だ。だからとりあえず動こう。

・・・という「心は元気」パターンの人こそ、今回紹介した過労の兆候が現れはじめたら、意図的に休んでいただきたいと思います。

「心は元気」が一番危ない

というのも、実はぼくもそのパターンだったからです。

過労で倒れた翌日から、一生懸命動こうとしました。

  • せっかく時間ができたんだからいろいろやりたい
  • 家族と過ごしたいし、やりたかったこともやりたい
  • ずっと仕事に奪われてきた家族との時間を取り戻したい

という考えから、疲れた頭と身体にむち打って家族をお出かけに連れて行っていました。

で結果どうなったかというと、出先で動けなくなりました

妻と子供を連れて郊外でゆっくり過ごす・・・という軽いお出かけですら、目的地について一息ついた瞬間に椅子から立てなくなりました。

結局少し回復したら家にとんぼ返り。帰宅したらベッドにダイブ。その日は何もできず過ごすことになりました。

そうなると「なんて自分は役立たずなんだ」という気持ちに襲われるわけですね。で余計に気落ちして動けなくなる。悪循環です。

かりそめのやる気に負けてはいけない

うつ病の人が、少し調子がよい日にアクティブに動きまくった結果、症状が悪化してかえって完治が遠のいた。

・・・なんて話をぼくはよく耳にしていました。

当たり前じゃんそんなもの、少し元気だからってフルパワー出したらすぐガス欠するだろ、とも思っていました。

にもかかわらず、いざ自分がその立場になると、かりそめのやる気が邪魔をして、このパターンに片足突っ込んでいました。

良い意味で自分のことを棚に上げてしまうと、頭と身体の悲鳴を無視していたんですね。

でも、頭と身体がついてこないやる気は絵に描いた餅です。実行できない計画と同じ。意欲があっても実行できなければ、人に迷惑をかけるだけ。

だからこそ、かりそめのやる気に引っ張られず、素直に頭と身体と対話をしてほしい。そしてぜひ意図的に休んでほしいと思います。

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まとめ:倒れたいと思ったら今すぐ休もう

身体が重く頭の回転が鈍いなど、ぼくと同じような状態になっている方へ。

もしこの記事を見ていたら、すぐにベッドにダイブしてください。

そして仕事を休んでください。最悪、無断欠勤でも構いません。

このままムリに働き続けて身体や心が壊れたら元も子もないんです。

まずは身体の言うことに耳を傾け、身体の声を聞いてください。

最後に。

もし過労で倒れたら、仕事を休む武器として心療内科で診断書をもらいましょう。

その前に、もしかして過労かな?と気づけたときは、まわりの人に自分がどう見えるかを教えてもらってください。意外と不調に気づいているものです。

過労の兆候に気づくことができた4つの方法
自分の心身にあらわれる過労の兆候。出ていても気づかなければ意味がありません。自分だけでなく、他人も巻き込んですぐに検知できるようにしておきましょう。

過労とは残りライフが1の状態です。そこでさらに無理に働き続けるのは、自分のライフの最大値を削る行為と一緒です。

すり切れて最大HPまで1になってしまわないように、少し無茶をしてでも休みをとって下さいね。

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