Google Pixelが日本発売未定の理由をガチ考察してみた

Google Pixel

Google Pixelは最高峰のAndroid端末である…と、海外では超人気で品薄が続いているGoogleの純正スマホGoogle PixelおよびPixel XL

2016年10月の発表からもう半年以上がたちますが、一向に日本発売の情報が流れてきません。

Pixelの前身であるNexusシリーズはキャリア経由&直販で日本に投入してきたGoogle。なぜPixelシリーズは日本発売未定なのでしょうか。

今回はその理由を、技術・ビジネスの両観点から考察してみたいと思います。

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Google Pixelの日本発売は未定

Google Pixelの日本での公式販売は「未定」です。

発表当初はアクセスできた日本語化済の製品ページも、2016年10月21日をめどにアクセスできなくなりました。

「残念ながら日本は発売国には含まれていません。しかしこれはローンチ時点の話で、それ以降は未定となっています」

出典:Googleの新スマホPixel、日本発売は『現時点では未定』。なお製品ページは日本語化済み – Engadget 日本版

ローンチ時点の販売対象国はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツの5カ国。2016年11月にはインドでも発売が開始されています。

しかし日本はずっと、蚊帳の外。

Google Pixelが日本発売未定の理由は?

なぜなのか

そこで、技術的観点とビジネスの観点から、Google Pixel / XLが日本発売未定のままの理由を考察してみようと思います。

Google Assistantを支える技術の難しさ?

一つ目の理由は、Pixelシリーズの目玉機能であるGoogle Assistant。

おそらく日本語対応がネックになっているものと予測しています。

Google Assistantの技術要素

一言でGoogle Assistantといっても、技術的には

  • 音声認識
  • 自然言語処理(NLP)
  • 検索、解析
  • 回答の生成

など複数の技術要素が組み合わさってできています。

少し頭の良くなった音声検索という感じなのですが…

日本語の自然言語処理は難易度が高い

これらの中で、日本語を対象とした自然言語処理(NLP:Natural Language Processing)は難易度が高いと言われています。

理由は、日本語はハイコンテキストな言語だから。主語がなくても伝わり、語順が入れ替わってもOKで、その場の空気で意味が180度変わります。

文脈を含めた発話者の意図をコンピュータに正しく解釈させるには、かなりの技術的な工夫が必要なんです。

日本語の自然言語処理は2〜3年遅れ

そのため、日本語向けの自然言語処理技術は英語向けのものに比べ2〜3年は遅れていると言われています。

英語を対象に高度な音声認識サービスができるからといって、日本語向けに同じことができるわけではないんですね。

実際、発売が決まっている国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、インド)はいずれも英語が公用語もしくは広く使われている国ですし。

技術の遅れ=発売時期の遅れ?

技術の遅れが発売未定の直接の原因だとしたら、Google Pixelは2018年にならないと日本で発売されないことになってしまいます。

遅くね?

と思ったら、2016年12月25日にGoogle Assistantが日本語対応しました。

参考 ITはみ出しコラム:「Google Assistant」がついに日本語対応 Pixel上陸も近い? – ITmedia PC USER

機能はオープンされたようですが、精度はいまひとつの模様。おそらくテストオープンという位置づけなのでしょう。

正式なプロダクトとしてGoogle Pixelの目玉機能に載せるまで、もう少し時間がかかるかもしれません。

日本のスマホ市場が魅力的じゃない?

次に、少しビジネスよりの視点から考察してみます。

Googleにとって日本のスマホ市場自体があまり魅力的でないのかもしれません。

日本は世界でも珍しいiPhone大国

日本のスマホ市場は世界でも珍しくiPhone優勢、Android劣勢です。

参考 世界のモバイルOSシェア比較サイトが更新!日本のiOSシェアは世界トップ! – iPhone Mania

ドコモ、AU、ソフトバンクの3大キャリアによる「実質XX円」的なiPhone売り攻勢、スマホとネット回線が別売りになっていない特殊な業界構造…

これらの結果、日本人にとってはスマホ=iPhoneなのでしょう。

実際このブログへのスマホからのアクセスも7割がiPhoneからです。

日本のハイエンドAndroidスマホ市場はガラパゴスなレッドオーシャン?

Google PixelはハイエンドのAndroidスマホですが、日本にはSONYのXperiaやSAMSUNGのGalaxyという強敵がいます。

さらにこれらは、日本向けに最適化された機能群をひっさげています(おサイフケータイなど)。

そしてあのiPhoneですらおサイフケータイをつけないと売れないくらい、ガラパゴス化したレッドオーシャン。

「ユーザーを面でおさえてかっさらう」という勝ちパターンや、Nexusシリーズから見て取れる「ガラパゴス対応は見送る」方針を崩さないGoogleが正面から戦うのは、正直つらい状況です。

つまり、リスクが高くベネフィットは小さい。Googleの経営側がNo Goを出す理由がわかります。

自分で書いてて落ち込んできた

Googleは将来の先進国を狙う戦略だから?

最後に、Googleは今の先進国ではなく将来の先進国=今の発展途上国をおさえにいく戦略を持っているようにも見えます。

参考 スマホ操作の癖で本人確認…新しい認証技術にGoogleが投資する狙いとは?

圧倒的なユーザ数という大規模なプラットフォームを面でおさえに行き、一気にマジョリティを取り込んでマネタイズする…というのが今後の動き方であるような気がしています。

その点、日本の人口構成は逆算三角形まっしぐら。コンシューマー向けビジネスをするなら、発展途上国に売り込む方が長期的に安定した売りにつながりそうです。

少子高齢化の影響がここにも?
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Google Pixelの日本販売は2017年中という噂

このように

  • 技術的に難しさが残る?
  • 市場が魅力的でない?
  • 長期的な戦略との齟齬?

なんていうことを考えると、日本での発売は永久見送りになる可能性も無きにしもあらずと思えてしまいますね。

ただしいいニュースもあります。

2016年12月、Daydream関連の記者会見にて、Google陣営からPixelの日本発売時期を示唆するコメントがあったそうです。

なお、この日にデモンストレーションが行われたDaydreamとスマートフォンの「Google Pixel」は、来年中に日本で発売する可能性があることをルーバー氏は示唆していた。

出典:VRとAR、Googleはなぜ取り組むのか|ソリューション|IT製品の事例・解説記事

2017年中に発売する可能性がある!

とーってもあいまいな内容ですが、少なくとも日本発売なしという道はなくなったと理解していいでしょう。

個人的にはGoogle PixelシリーズはPixel 2から上陸するかも?と思っています。

参考 Google Pixelシリーズの日本発売は「Pixel 2」から開始かも?

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まとめ: 待てる人は待ちましょう

というわけで、Google Pixelが日本未発売の理由を技術・ビジネスの両観点から考察してみました。

Googleもビジネスでやってますんで、日本が魅力的な市場ではないなら見送りもやむなしでしょう。

そもそも日本で発売するか、いつ発売するかは、Googleのみぞ知る、ということです。

それでもGoogle Pixelが今すぐほしい、という方のために、今すぐ安く購入する方法をまとめていますのでよろしければどうぞ。

参考 Google Pixelの日本発売まだ?今すぐ買える方法まとめ

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