先日初めてドローンを操縦したんですが、そのとき感じた怖かったことを共有します。
「ドローンの操縦なんて簡単だろ?」
「そんな危険なものでもないだろ?」
と思っている方に、ぜひ読んでいただければと思います。
実際に操縦してみると、意外とドローンって危ないし怖いんですよ……
初めてのドローン操縦で怖かったこと3つ
一言でいうと、制御不能なドローンは「空飛ぶ恐怖」に変わるということです。
コントロールを失う恐怖
ドローンは基本、「ドローンの正面を基準に前後左右に進む」という操作をします。
すると、自分にとっての前後左右と、ドローンにとっての前後左右が一致しないシチュエーションが出てきます。
- ドローンの正面=自分の正面
→前後左右が一致 - ドローンの正面≠自分の正面
→前後左右がちぐはぐ
するとなにが起こるかというと……
- ドローンが自分と向かいあっている
- バランスを崩し、右側の壁に接近する
- 慌てて左にレバーを倒す
- ドローンが壁に向かって加速する
- 激しく壁ドン、そして落下……
つまり、「ドローンの向き≠自分の向き」な状態で緊急回避が必要になった途端、コントロールを失うんです。
思う通りに制御できないって、結構怖いんですよ。自分と同じ高さの目線で飛んでいるものだと特に。
飛び来るドローンの恐怖
上の例では壁ドンで済みましたが、ドローンの向きによってはドローンが自分に向かって急加速してくることもあります。
- ドローンが自分と向かいあっている
- バランスを崩し、自分に接近
- 慌てて前にレバーを倒す
- ドローン、自分に向かって加速
- うわあああ!!!
コントロール不可能な飛行物体が自分に向かってくる恐怖は、ゴキブリがこっちに向かって飛んできたときの怖さと似ています。
しかもドローンの大きさはゴキブリの10倍以上、羽音(プロペラ音)はもっと大きいので、恐怖感もひとしおです……
プロペラの殺傷能力の恐怖
そして、意外とバカにならないのがプロペラの殺傷能力です。
何度かの壁ドンを経て、プラスチックのプロペラガードについたキズがこちら。
結構ゴリゴリ削れてますよね……
なんせ、200g近い機体を持ち上げる風を生み出すプロペラなんです「強」で回したサーキュレーターより強いでしょう。
これ、人の顔に衝突しようもんなら相当痛いはずですし、実際海外ではドローンのプロペラが子供の目を引き裂いて失明した事故も起きています。
参考 【閲覧注意】幼児の眼球にドローン墜落、真っ二つに! 増加する恐怖のドローン事故
コントロールを失うやいなや、自分や人に飛び込んでいく、殺傷能力を備えた飛行物体……これがドローンの恐ろしい一面なんです。
プロペラガードのないドローンとか、正直怖くて使えません。
初めてドローンを飛ばす人に理解してほしいこと
ドローン規制の存在意義
実際に飛ばしてみて、ドローンが法律や条例でガチガチに規制されている理由がよーーーくわかりました。
だって怖くないですか? 十分にコントロールできない飛行物体を人のいる場所で飛ばすなんて……

初心者なりの練習方法
ドローンの規制内容をよく見てみるとわかるんですが、大都市圏以外では屋外でも適法にドローンを飛ばせます。
しかし、ドローンをそれなりにコントロールできるまでは、誰もいない安全な屋内で操縦の練習を続けるべきです。
YouTubeに練習用の動画がそろっています。見ながら練習しましょう。

初心者向けドローンの選び方
ドローンのラインナップは実に幅広いもの。値段だけでなく、機能や重さなど違いはさまざまです。
そんななかから、初心者はやはり初心者向けのものを選ぶほうが安全。
次の記事で選び方を解説しているので、買う前の参考に見てみてください。

まとめ:ドローン操縦は気をつけて
ドローンは楽しいものですが、危ないものでもあります。
そのため、ドローン初心者は少なくとも次の3点を絶対に守るべき。
- 法律や条例をきちんと理解する
- 安全な場所で十分に操縦練習する
- 初心者向けのドローンを使う
安全にドローンを楽しみましょう。
以上、「はじめてのドローン操縦で怖かったこと」でした。