Amazon Dash Buttonは便利なのか?仕組みから見えた本当の使いどころ

Amazon Dash Button

こんにちは、Amazon大好きNAEです。

Amazonで買うことを「ポチる」と言いますが、それがリアル世界にやってきました。

Amazon Dash Buttonの日本上陸です。

参考:ボタンを「ぽちっ」。Amazon Dash Buttonは、ワンプッシュでお気に入りの商品を簡単に注文できるボタンです。新しい買い物スタイルをご体験ください。

便利そうですねー。ドキドキしますねー、楽しみですねー。

そう思う一方で、よくよく見てみるとちょっとだけイマイチな点があったりもします。

そこで今回は、

  • そもそもAmazon Dash Buttonって?
  • どんな仕組みで動いているのか?
  • どのような歴史があって生まれたの?
  • 何が便利?イマイチな点は?
  • 既存のAmazonサービスとの使い分けは?

といったポイントから、Amazon Dash Buttonの立ち位置や使いどころを探っていきたいと思います。

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Amazon Dash Buttonとは

Amazon Dash Buttonってなあに?を3行でまとめる

  • どこにでも設置できる物理的なボタンで
  • 押したらプリセットされた商品がAmazonから届く
  • Amazonプライム会員専用のサービス(送料無料)

です!

Amazonで買い物をすることを指す「ポチる」が現実世界にやってきた。

それが、Amazon Dash Buttonというわけです。

詳しくはこちら

Amazon Dash Buttonの公式サイト

Amazon Dash Buttonの仕組み

ボタンを押すと注文完了という、なんとも便利なAmazon Dash Button。

一体どのような仕組みで動いているのでしょうか?

中には小さなパソコンが入っている

実はAmazon Dash Buttonの中には小さなパソコンが入っています。

実際に分解したレポートを見てみると、中身は

  • 電池(電源)
  • 基盤(パソコン)
  • ボタン

から構成されていることがわかります。

参考:日本でも投入された「Amazon Dash Button」をバラバラ分解レポート – GIGAZINE

といってもこのパソコン、そこまで高性能なものではありません。

Amazon Dash Buttonの機能をストレスなく使うために最低限の性能をもった非常に安いものです。
それこそ500円で売ってもいいくらいのシロモノ。

中のパソコンは、ざっくり言うと

  1. WiFi(無線LAN)に接続する機能
  2. 注文する商品を設定する機能
  3. ボタンが押されたのを検知する機能
  4. Amazonに接続し商品を注文する機能

が組み込まれています。

これら機能を組み合わせることで

  1. ボタンを押されたことを中のパソコンが検知
  2. WiFi経由でAmazonにアクセス
  3. 事前に設定された商品を注文

という処理が実行されます。

これがAmazon Dash Buttonのおおまかな仕組みです。

Amazon Dash Buttonは改造・ハック可能

ちなみに「ボタンが押されたら特定の処理を実行する、WiFiに接続可能な小さなパソコン」という性質を使って、Amazon Dash Buttonを改造している人もいます。

具体的な改造の方法は下記サイトに詳しく解説されています。

ちなみにIoTとはInternet Of Things(モノのインターネット)の略。

これまでネットの世界で提供されてきた便利機能を現実世界でも、というコンセプトを実現するための技術群です。

Amazonで「ポチる」を現実世界に持ってくるAmazon Dash ButtonはまさにIoTの1つの事例というわけですね。

ただしハックするにはプログラミングやLinuxなどに関する技術的な知識が必要です。

またハックしたら本来の機能が動かなくなる、保証の対象外になる等の可能性がありますのでご注意を。

Amazon Dash Buttonのこれまでの歩み

そんなAmazon Dash Button、なにもないところからいきなり飛び出たわけではありません。

日本には上陸しなかった前身のデバイスがあります。

ボタンではないAmazon Dashは2014年に登場

Amazonは2014年、Amazon Dashというデバイスを発表しています。

Amazon Dash

(出典:japanese.engadget.com

マイクのようないでたちのこのデバイス。

その見た目の通り音声入力を通じてAmazonの買い物かご(カート)に入れることができ、そのまま注文もできてしまうというものです。

たとえば「フルグラを1個カートに入れて」と言えばカートにフルグラが追加され、翌日には配送されている、なんていうあんばいです。

ちなみに上の画像のわきに小さく書いてある「Amazon Fresh」は、Amazonの提供する生鮮食料品の即日配送サービスです。
シアトルやニューヨークなど一部地域でのみ提供されています。

Amazon Dashが日本にこなかったのは音声認識の技術的な限界のためだと思われます。

言語としての難易度の関係で、日本語の音声認識の精度は英語よりも2〜3年遅れていると言われています。

そのため英語圏では十分通用するAmazon Dashも日本語では使いものにならなかったのでしょう・・・。

Amazon Dash Buttonは2015年アメリカでサービスイン

両手がフリーで使えるAmazon Dashはとても便利なサービスでした。

しかし「いつも買う物」をいちいち読み上げるのはちょっと不便ですよね。

そんなものは声すら出さず、気づいたときにその場でポンと注文完了させてしまいたい。

そこで2015年アメリカでサービスインしたのが、Amazon Dash Buttonでした。

注文する商品のプリセットされたボタンを「いつもの置き場所」に貼っておけば「あ、そろそろなくなる(ポチ)」がその場でできてしまうというわけです。

満を持して日本上陸!Amazon Dash Buttonの便利な点は?

そんなAmazon Dash Buttonが2016年12月5日、日本のAmazonプライム会員向けにオープンしました。

参考:Amazon Dash Buttonは、ワンプッシュでお気に入りの商品を簡単に注文できるボタンです。新しい買い物スタイルをご体験ください。

便利だと思う点を挙げていきたいと思います。

気づいたその場で買えるため、買い忘れがなくなる

買い忘れの原因は必要と思ったときと買うときの時間差にあると思うんです。

その差を埋めるために買い物リストやメモ帳を使っていますよね。

でもそのリスト作成・管理の作業って、言わば間接業務なわけです。
必要であるものの、それ自体は直接価値を生まない。極端な言い方をすれば「無駄」ですよね。

この無駄をなくす、というより必要と思ったときと買うときの時間差を極限まで小さくするのがAmazon Dash Buttonなわけです。

メモを取るより、スマホを開くより早く、ボタンを押すだけで注文が完了するんですから。
当然、買い忘れは減るはずです。

「買い忘れ防止ボタン」と呼ばれるのもこのためです。

参考:アマゾンが始めた「買い忘れ防止ボタン」は何がスゴいのか – 日経トレンディネット

スマホを操作せずにもAmazonで買えて便利

Amazonで買い物をするときについてまわるのが

  1. スマホを取り出す
  2. アプリかサイトを開く
  3. 商品検索する
  4. カートに追加して注文する

という一連の流れ。

Amazonが通販サイトであり、主なアクセス手段がスマホアプリやWebである以上、これは宿命です。

しかしスマホアプリを開くこと自体、実は面倒な所作なんですよね。

スマホを取り出して、ロックを解除して、アプリを開いて・・・

特にいたずら盛りの小さいお子様をお持ちのお母さんなどにとっては、スマホを開くことすらハードルが高いもの。

Amazon Dash Buttonは、この宿命をとっぱらいます。

スマホを手に取ることなく、少し手を伸ばすだけで注文が完了できてしまうんですから。

「いつもどおり、いつもの」を買うのなら、こんなに便利で簡単な手段はありませんよね。

Amazon Dash Buttonのイマイチと思った点

それにしても便利だよな、このボタン・・・

と思っていつつ、よくよく見てみるとちょっとイマイチじゃね?と感じる点も見えてきました。

他の既存サービスと重複している

「いつもどおり、いつもの」タイプの買い物をするのであれば、すでにAmazon定期おトク便という定期お届けサービスが提供されています。

参考:定期おトク便は、日用品ほか対象商品を割引価格で定期的にお届けするサービスです。表示価格からさらに最大10%OFFで配送料も無料

たとえばわがやでは

  • ぼくのヒゲそりの替刃
  • 子供のおしりふき
  • 子供のおむつ

といった必ず同じものの買い足しが必要になる日用品は定期おトク便で買っています。

わざわざ買う手間も省けますし、値段も安くなりますしね。
定期便の配送頻度やキャンセルだっていつでもできます。

また細々とした日用品を買うという意味ではAmazonパントリーともサービスがかぶっているようにも見えます。

参考:Amazonパントリーとは、食品・日用品をまとめてひと箱あたり290円でお届けする、Amazonプライム会員向けのサービスです。

2016年12月5日現在のAmazon Dashボタンのラインナップを見てみると、その多くが低価格帯の日用品です。

対象商品がAmazonパントリーともろかぶりしてるじゃないですか・・・

が、自分で「箱詰め」するスタイルのパントリーで満足している人はDashボタンは必要ないかもしれません。

強いて違いを言うならば、「いつもどおり、いつもの」を買うタイミングを自分で選べるのがAmazon Dash Buttonという位置づけでしょうか。

もちろん「リアルのボタンをポチって買う体験」ができるのはDash Buttonだけなんですけど。

亜種商品がほしくなったら設定し直しが必要

ボタンひとつで商品が届く。つまり届く商品は事前に登録しておく必要があります。

たとえば洗濯柔軟剤のレノア関連商品が注文できるレノアDashボタンのページを見てみると、2016年12月5日時点でこのボタンから注文できるレノア関連商品は38個あるそう。

38個の中からひとつ、ボタンを押したら届く商品を事前に選んでおくわけです。

これ洗濯柔軟剤であれば別にいいじゃんと思うんですが、たまには亜種がほしい商品の場合は微妙に不便です。

たとえばCalbeeのフルグラが届くフルグラDashボタンの場合。

ぼくは毎朝フルグラを食べているのですが、毎回いつもの赤いヤツとなると飽きるので、たまには黒豆きなこ味や季節限定のフレーバーのものが欲しくなります。

そんなぼくがAmazon Dash Buttonで違う種類のフルグラを注文するとしたら、

  • 対象のフルグラを手動で設定しなおす
  • 商品の種類分のDash Buttonを買いそろえる

のいずれかが必要です。

どっちにしろ面倒ですよね。

いつもはコレ、たまには亜種、なんて使い方をする場合Amazon Dash Buttonは向かないんです。

近所のドラッグストアのほうが安い場合がある

最後にそもそもを言ってしまうのですが、たとえばフルグラの場合、近所のドラッグストアで買ったほうがはるかに安かったりします。

  • Amazon:749円/袋
  • ドラッグストア:600〜700円/袋 (※管理人調べ)

こればかりはしょうがないですし、Amazonプライムセールのようなセール時には550円/袋になることもあるので、どちらが安いかは時と場合によります。

玄関前まで配送してくれる便利さを買うか、ちょっと出かけて買い物するかわりに安く手に入れるか。

最寄りのドラッグストアまでの距離や買いに行く手間をどう考えるのか、人によるんでしょうね。

Amazon Dash Buttonの使いどころ

つまりAmazon Dash Buttonは、「いつもどおり、いつもの」を買う手間をゼロにすることに特化したデバイス(サービス)と呼べます。

ぼくの場合のフルグラのように、種類や値段など少しでもこだわりがある商品についてはAmazon Dash Buttonは使いにくいかと。

そもそも全部Amazon Dash Buttonで済ませるものでもないと思うので、

  • 何も言わずとも手元にあってほしいものは定期おトク便
  • 「いつもどおり、いつもの」だけど買うタイミングは不定期な場合はAmazon Dash Button
  • 少しだけでも選びたい日用品はAmazonパントリー
  • あれこれこだわりがある買い物は通常のAmazon

といった使い分けをするのが現実的だと思います。

あ、もちろんテクノロジーに詳しい人ならハック・改造目的で買うのも全然ありです。

ここに注意!Amazon Dash Buttonを使う際のトラブルと対応策

Amazon Dash Button便利!と感じてさっそく買ってみた人たちの様子を追ってみました。

するといくつか、Amazon Dash Buttonと使う際の注意点が見えてきましたので、紹介したいと思います。

ボタンの粘着力が弱く、貼ってもすぐに落ちる場合がある

Amazon Dash Buttonの裏側は両面テープのような粘着性があり、設置したい場所にボタンを貼りつけておくことができます。

しかしこのテープの粘着力があまり強くない、ボタンが落ちてしまったという意見が見られました。

もし試しに貼ってみて落ちてしまうようなら、別途フックを準備してかけておくのが無難でしょう。

ボタンに強い衝撃を与えると誤発注されてしまう場合がある

Amazon Dash Buttonの中には小さなパソコンが入っています。家のカベのスイッチと違って実に精密な機器なんです。

そのため外からの衝撃には注意が必要です。

強く振る、なにかにぶつけるなどの原因で中身の小さなパーツ同士が接触(短絡)すれば誤発注されてしまう可能性があります。

実際に、ボタンが落ちたら誤って押下されて注文がはいってしまったというトラブルも。

対応策は、強すぎる衝撃を与えないように扱うに尽きます。

  • 冷蔵庫のドアに貼っているなら勢いをつけてドアを開け閉めしない
  • 金属棚にフックで釣らしているならあまり棚を揺らしすぎない
  • 脱水の際に強く揺れる洗濯機には貼らない
  • ボタンを置いた場所を強く叩かない

などなど・・・

意図せず誤って押され、誤発注してしまう

ボタンを押すだけで発注完了・・・という手軽さにはどうしても、誤って押してしまうことによる誤発注がつきまといます。

たとえば子どもやペット、Amazon Dash Buttonの機能をよく知らないご家族などが誤ってボタンを押してしまう可能性があります。

Amazon Dash Button自体にはボタンを連打しても連続発注されないようになっています。

しかし意図しないボタンの押下そのものを完全に防ぐのは難しい。

対応策は、注文が入ったことに気づくです。

誤発注の未然防止が難しい以上、事後確認によって誤発注をキャンセルする方が確実です。

たとえば

  • 押していないのにボタンのライトが点灯していないか
  • 覚えのない注文の受付通知メールが届いていないか
  • AmazonのアプリやWebサイトの注文履歴に変な注文が入っていないか

など、いくつか誤発注に気づく仕組みを持っておくと確実です。

まとめ:Amazon Dash Buttonは刺さる人には激刺さるサービス

以上、Amazon Dash Buttonについて

  • そもそもAmazon Dash Buttonって?
  • どんな仕組みで動いているのか?
  • どのような歴史があって生まれたの?
  • 何が便利?イマイチな点は?
  • 既存のAmazonサービスとの使い分けは?

といった点から、使いみちや使い方を探ってみました。

メリットデメリットはあるものの、現実世界に「ポチる」を持ち込んだことは買い物のスタイルを一変させる可能性を秘めています

「ほしい!」と思ったほぼその瞬間に注文が完了している。なかなか刺激的な仕組みですよね。

またエンジニアリングやマーケティングの観点からも非常に革新的であるという指摘もあるように、Amazon Dash Buttonは単なる買い物体験にとどまらないおもしろさを秘めています。

Amazonの指し示す未来の買い物をいち早く体験したい方はぜひ、Amazon Dash Buttonを試してみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちら

Amazon Dash Buttonの公式サイト

ちなみにアメリカのAmazonでは、無料で使えるバーチャル版のAmazon Dash Buttonもリリースされているようですよ。

参考:アマゾンが仮想「Dash」ボタンを導入、オンラインでも利用可能に–米国で – CNET Japan

なおAmazon側からすると、アメリカで成功したAmazon Dash Buttonは日本で流行るのかどうか、そもそも裾野はどれほど広いか、いろいろと未知数のサービスです。

しかしそんな新サービスをプライム会員であれば他の人に先行して体験できる。

ぼくはこれまでAmazonのビジネス構造上、Amazonプライムは今後も特典を拡充し続けると言い続けてきました。まさに思ったとおりです。

何かとドキドキを提供してくれるAmazonプライム。今後もいちプライム会員として、そしてAmazonウォッチャーとして、プライムの今後に注目していこうと思います。

詳しくはこちら

Amazonプライムの特典一覧

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