書斎デスクのChromeBoxと4Kディスプレイを、Amazonで安売りされていた4K60Hz対応のUSB-C to HDMIケーブル(現在終売)で接続してみました。
しかし、画面のチラつきやブラックアウトが出るようになってしまいました。
原因調査と暫定対処により症状が改善したので、記録に残します。
症状:ブラックアウトやノイズが頻発
- 画面が1秒ほどブラックアウトすることがある
- 画面横方向に縦5cmほどの緑の線や3cmほどの白い線が現れることがある
- 常に起こるわけではない。なにが契機かは不明
ブラックアウトやノイズの発生時も、キーボードなどの入力は受付可能。
なので、特にキーボードだけを使っているときは作業に影響はありません。
しかし、目障りなのは変わりなく。
直接の原因:HDMI端子の熱暴走による動作不良
以下切り分けにより、被疑箇所はUSB-C to HDMIケーブルと断定しました。
- USB-C to DisplayPortケーブル経由→症状なし
- USB-C to HDMIケーブル経由で、入力元PCを変更→症状あり
- HDMI to HDMIケーブル→症状なし
そこでUSB-C to HDMIケーブルの動作状況を調べてみたところ、HDMI端子が熱暴走していることを突き止めました。
- 端子を揺らしても症状再発せず、接続不良なし
- HDMI接続端子の異常発熱を確認
暫定対処:ヒートシンクで熱を逃す
熱が原因なら、放熱させれば症状はおさまるはず。
そこで小型ヒートシンクを貼ることにしました。
使ったのは、リビングのFire TVやChromecastに貼っているのと同じものです。

こんな感じで、上下それぞれ1枚ずつ。
結果、症状がなくなりました。
原因はやはり、熱暴走による内部回路の動作異常で間違いなさそうです。

ヒートシンクがめっちゃ熱くなりました……
根本原因:変換ロジックと粗悪品のかけ算
当面の対応は放熱させるのでいいとして、問題はその原因です。
熱暴走ならまだしも、それで発火の原因にでもなったらたまったもんじゃありません。
分析と調査の結果、
- そもそもUSB-C→HDMI変換は、仕様として発熱しやすい
- 今回はケーブルが粗悪品だったので具体的な症状が出た
ことがわかりました。
突然、症状が出始めた理由
当ケーブルを使い始めたのは2020年5月上旬。
症状を確認したのは、2020年6月15日。最高気温35度の夏日。
暑い季節に入り、室内温度が上がったことで、熱が悪さをする水準に達したものと考えられます。
悪いのは製品仕様か変換ロジックか
USB-C to HDMIケーブルで発熱している事例を検索したところ
- 日本語では、ヒットせず
- 英語では、Macとの接続時に熱暴走した事例が1件だけヒット
という感じ。
一方、手持ちのUSB-Cハブ経由でHDMI出力させると、ハブ自体がかなり発熱することを確認しました。(HDMI出力させなければ発熱しない)
つまり
- USB-C to HDMI変換は、変換ロジックの仕様により発熱しやすい(変換が複雑→多くの処理が必要→回路に大量の電流→発熱しやすい)
- が、発熱そのものを気にするor発熱による症状に悩まされる人が少なすぎて、誰もブログやフォーラムに書いていない
という状況だと考えられます。
したがって、購入した安売りケーブル(現在終売)が、できの悪いもの、または不良品だった、と考えるのが自然でしょう。
なぜ今回のケーブルは症状が出のか
中身の作りの良し悪しまでははわかりません。
しかし、
- 端子が樹脂性で、放熱性能が低い
- 他の同等品と比べ、値段が300円ほど安い(他は2000円前後、これは1,700円前後)
ということから、製品自体が「安かろう悪かろう」だったものと思われます。
振り返ると、このケーブルを選んだ理由は「他より300円安い」だけでした。安い理由が分からないまま買うと、こういうものを引きます。
いまは、値段で飛びつく前にきれいなAmazon検索を通すようにしています。「Amazonの販売・発送」だけを残す検索なので、聞いたことのないブランドが画面を埋める状態からは抜け出せます。
出品者を絞ったところで中身の良し悪しまでは分かりません。それでも、変換ケーブルのように写真ではどれも同じに見えるものは、選ぶ材料が値段しか残らないので、母集団のほうを先に削っておくと後が楽です。
よくある質問
- QUSB-C to HDMI変換で画面がブラックアウトするのはなぜですか?
- A
HDMI端子の発熱が原因のことがあります。ぼくの環境では、端子の異常発熱を確認しました。接触不良ではなく、端子を揺らしても症状は再発しません。
- Qケーブルが原因かどうかはどう切り分けますか?
- A
接続経路を変えて比べます。USB-C to DisplayPortでは症状なし、HDMI to HDMIでも症状なし、USB-C to HDMIだけ症状あり。入力元のPCを替えても症状が出るなら、ケーブル側です。
- Q急に症状が出はじめたのはなぜですか?
- A
室温が上がったからだと考えています。使い始めは5月上旬で、症状に気づいたのは最高気温35度の日でした。もともと発熱していたものが、季節で限界を超えた形です。
- Qヒートシンクを貼れば直りますか?
- A
症状は収まりましたが、あくまで暫定対処です。USB-C to HDMIの変換は仕様として発熱しやすく、そこに粗悪なケーブルが重なると症状に出ます。買い替えるなら端子がアルミのものを選ぶのが安全です。
まとめ:名のしれたメーカーのアルミ端子のものを選ぼう
「コモディティ化しているアイテムだし安物でも最低限の品質は確保されているだろう」と考えたのが、そもそもの間違いでした。
ケチケチせず、端子がアルミ製で放熱がしっかりしているものを買うほうがよさそうです。
替えを探したなかで一番よさそうだったものを貼っておきます。ぼくも事故らないうちに買い換えなければ。
以上「USB-C to HDMIケーブルの調子が悪いので、ヒートシンクで対処してみた」でした。
※2020年7月14日追記
怖かったので、上記USB-C to HDMIケーブルに買い替えました。
チラつきもブラックアウトも、一切起こらなくなりました。
やはり買ったモノの問題だったようです。


コメント