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気楽に生きたい外資コンサルのブログ

「モチベーションエンジニアリング経営」再読レビュー。やりがいの法則は働き方や時を超える

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こんにちは、NAEです。

家の本棚整理をしていてふと目に入った「モチベーションエンジニアリング経営」を再読しました。

企業を経営する側の視点から金銭や立場以外の方法でいかに従業員のモチベーションを高めるかを方法論化した本です。

出版は2008年。この記事を書いている2016年時点で8年経過していますが、今でもその内容は色あせませんでした。

組織の観点で語っている本ですが、むしろフリーランスの人こそ読んだほうが良いんじゃないかな、とも。

今回はそんなお話。

著者はリンクアンドモチベーションの小笹芳央さん

この本の著者は、リンクアンドモチベーションの創業者である小笹芳央さん。

小笹さんは

  • リクルートにて人事と広告営業などを経験
  • 「モチベーション」というキーワードに出会った30代半ば、思い描いていた「やりたいこと」を叶えるべく独立
  • 2000年にリンクアンドモチベーションを創業、その後東証1部上場
  • 2016年現在、グループ11社を束ねる代表取締役社長として敏腕を振るう

という経歴の持ち主。人材コンサルタントとしても著名で、メディア露出や講演会などもこなされています。

モチベーションエンジニアリングのキーアイデア

そんな「モチベーション」のスペシャリストである小笹さんが、経済的報酬でないものでいかに人のモチベーションを高めるか、方法論化したのが「モチベーションエンジニアリング」です。

従来、人のモチベーションを高めるものは経済的報酬と考えられていました。

経済的報酬

  • 金銭:仕事をすることで得られる対価
  • 立場:間接的に金銭に繋がる仕事上の役割

さて、企業経営の視点からすると経済的報酬のみでモチベーションを高め、保つのは不可能です。企業が人に割けるお金、人に割り当てられる立場は有限だからです。

しかし、経済的報酬以外にもモチベーションを高める要素があることと小笹さんは指摘します。

それが意味的報酬です。各々の頭文字を取って4つのPとされています。

意味的報酬

  • 理念(Philosophy):共感・共鳴できるビジョンや価値観。「このビジョン、惚れ込んでまうやろ」
  • 仕事(Profession):仕事の意味や意義。「ぼくはこの人たちを笑顔にしたいと思ってるんだ、心から」
  • 特権(Privilege):組織に属することで得られる特別感や利益。「戦略コンサルですが」「家賃全額補助うまい」
  • 人材(People):同じ組織で働く人の魅力。「彼と一緒に仕事がしたい」「あの人についていきたい」

これらの意味的報酬の視点を利用し、いかに組織を束ね、モチベーションを高め、パフォーマンスを上げ、経営に活かすのか。

そういった方法論がつぶさに紹介されているのが「モチベーションエンジニアリング経営」です。

モチベーション≒やりがい

この意味的報酬の4Pですが、実は「やりがい」の定義を補完する考え方と捉えることができます。

「やりがいのある仕事」の4つの要素

  • 得意である
  • 好きである
  • 意義がある
  • 報酬がある

「得意である」「好きである」は意味的報酬の「仕事」、「意義がある」が「理念」にあたりますね。

それに「人材」「特権」という組織の視点を組み入れたのが意味的報酬の4Pというわけです。

ちなみに「報酬がある」は経済的報酬にあたります。そのため、経済的報酬と意味的報酬の両輪で捉えれば「やりがい」は観点はカバーできそう。

フリーランスの方こそ「モチベーションエンジニアリング」は最適

さて、「モチベーションエンジニアリング経営」は企業や組織の観点で書かれた本です。

しかし、底に流れる考え方はフリーランスの方々にこそ読んでもらいたいものばかり。

組織の話、企業の話だからって毛嫌いしないで、ぜひ一度読んでみてほしい。

フリーランスは個人事業主であり、自分株式会社です。会社には理念があり、仕事があり、人材がいて特権もあります。モチベーションエンジニアリングの考え方は、フリーランスにも適用可能です。

たとえば、

  • 理念:フリーランスになった決意や理念、信じて惚れ込んでいますか?
  • 仕事:フリーランスとしてやっている仕事、好きですか?楽しんでいますか?
  • 特権:フリーランスだからこそ、組織に所属していないからこそ得られるメリットは満喫していますか?
  • 人材:一緒に仕事をしている人、取引先、アドバイスをくれる人、魅力的ですか?

といった質問を自分に投げかけることで、今の自分のモチベーションの源泉は何か、自分を突き動かすものは何かを再認識できるのではないでしょうか。


フリーランスの方の話を拝見する中でよく見かける組織に縛られないからこそ求められる厳しい自律

「モチベーションエンジニアリング経営」は自分株式会社の従業員である「自分」のモチベーションを高め、維持し、高いパフォーマンスを発揮するための一助になると思います。

まとめ:組織論は自己管理手法の宝庫

というわけで、「モチベーションエンジニアリング経営」を再読したら、働き方や時間を超えて超有用だったというお話でした。

組織をやる気だけで動かすのは至難のワザ。どうしても「仕組み」がないとうまく機能しません。

そのため、組織に関する方法論は私情がはさまりにくい。それだけ、自己管理のためのヒントがたくさん詰まっているのではないでしょうか。

今回は以上です。


最後になりましたが、著者の小笹さんの来歴や仕事観はこちらのインタビュー記事が詳しいです。

「賭けない人生は0勝0敗」

「自責的にとらえられる人は飛躍的に成長する」

など、心に響くフレーズがたくさん飛び出しています。ぜひご一読ください。

www.rich.co.jp

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