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気楽に生きたい外資コンサルのブログ

幼児化する日本人に便乗するデザインってどうなの

デザイン デザイン-UI/UX
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日本全体の幼児化

こんにちは、NAEです。

こんな記事を読みました。

techon.nikkeibp.co.jp

気になったのはこの部分。

実は「日本全体の幼児化」ということなのではないかと僕は見ています。受け手が幼児化しているから、提供者側も幼児化したものを出さざるを得ないのか、提供者側が幼児化してしまったので、必然的に受け手も幼児化してしまったのか。どちらかは分かりませんが。

たしかに昨今のいろいろなニュースを見ているとなんだか幼さを感じます。と同時に、それに便乗するような施策を打つ企業側にも違和感を感じます。

ニュースから見る日本人の幼さ

特に最近幼さを感じたのは「要らない物リスト」が話題になったとき。

togetter.com

被災地の方々は必要物資の不足に困っているわけです。したがって送って喜ばれるのは必要物資そのものや物資調達に貢献するものであるはず。にも関わらず、送る側の気持ちひとつで折り鶴を送って、しかもいらんと言われて激怒している。送る側の気持ちを考えろと。

これはひどい話です。人を思いやれるのは心に余裕があってこそできることのはず。普段と異なる不自由な生活を強いられている側にどこまで心の余裕があるのか、想像してみればすぐにわかると思います。子供が千羽鶴を贈りたいと言っても、そこを諌めてより被災地へ貢献できる選択肢へ導くのが大人なのではとも思います。また拒否されたら反射的に批判を始めるのもどうかと。

このニュースだけでなく、よく考えもせずにいろいろとやらかす系のニュースには枚挙に暇がありません。バカッターしかり、バイトテロしかり。まわりの状況や人の思いを理解し、慮り、よりよい道を選ぶための思考力と自律性が欠ける人が増えているのかも、と思います。

一言で言うと、やっぱり幼児化してるんじゃね、と。

それに便乗するデザイン

一方で、最近「買いたいときにいつでも買える」を実現する施策が企業で流行しています。

たとえばTwitterに購入ボタンがつくとか、ファッションショーでモデルが着ている服をその場で買えるとか。もっと有名どころだとAppleの商品ページではずっと右上に購入ボタンがついてきますし、Amazonにはワンクリックで買うボタンがありますね。

これらはいずれも、買うという行動に移るハードルを可能な限り低くするものです。単純に売上向上が見込めるので企業としてはこぞって飛びつきたい施策ですね。いわゆるグロースハックと呼ばれるものの一部だと思います。

でも、ぼくこれ個人的には好きません。お客さんが便利に買い物ができるようにという善意に基づいているとも取れはするのですが、どうも衝動買いを促進する施策というニオイがプンプンするんです。この買い物は本当に価値があるのか、買う側に考えさせずに売ってしまえと。それってなんだか幼い買い手をバカにしているように感じるんですよね。

やってくる世界

そもそもこのトレンドは売り手側が買い手側に寄り添うべきという考え方に基いています。買い手側はやりたいことはすぐやりたいし欲しいものはすぐにでも欲しい。しかも商品やサービスそのものの機能性や魅力そのものが差別化要素になることは少なくなってきている。したがって適時適切に商品やサービスを提供できることこそに価値があるというロジックです。

さて、これがが極限までいくとどうなるか。

AIやロボティクスが流行し始めた最近の流れからすると、とどのつまりブリキのラビリンスで藤子・F・不二雄が想像した世界に近くなっていくのでは、と思います。思ったことをその場で実現してくれる労働用ロボットが広く普及し、人はそもそも何も考えず働かなくても済む世界。

その後何が起こるかは劇場版を見ていただくとして・・・

まとめ

やっぱり最後に大事なのは人であり、幼児化=考える力や感じる力の低下は重大な課題であると思うわけです。

買い手の変化に適応することで売上向上に貢献するデザインもいいとは思うんですけど、そっちに振りすぎて大事なもの損なってしまうっていうのはどうなのよ?

今回は以上です。

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